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TOUR21 DESPERATE 2021/11/13(土)【静岡県】静岡市民文化会館・中ホール

DIRENGREY
TOUR21 DESPERATE
2021/11/13(土)【静岡県】静岡市民文化会館・中ホール

想像を超えるSET LISTにてCLUB CITTA’で幕を開けた約2年振りとなる待望の全国TOUR。早いもので本日の静岡が最後の公演となる。過去曲との調和。公演毎に進化していく新曲。以前と変わらない煽り。制約の中でも熱いLIVEが実現可能なことを証明してくれた。待ち侘びたあの空間をあの熱量を最後までこの身体に刻み込む。

本日会場は静岡市民文化会館・中ホール。17時頃会場到着。「a knot」専用チケット窓口に並び受付で電子チケットにスタンプが押され紙チケットを受け取る。入場。座席は本日8列上手。ホール公演につき席は間引き。スペースは十分。18時2分頃BGMの音量が上がり席から立ち上がる。暗転。

新SEと映像が流れメンバーが順にステージに現れる。最後に京が登場。期待通りのジャージ姿。本TOUR TITLEが映し出される中【輪郭】の前奏が流れ出す。本TOURのこの演出は秀逸だった。「MINERVA」が美しく会場に響く中御立ち台に上がると背を向け大きく両手を広げる。神々しい姿。続けて『静岡--‼︎』と煽り【人間を被る】。2番サビは御立ち台の前で歌唱。サビに込められた想いに胸が熱くなる。2番サビ後に再び『静岡--‼︎』と煽る。不穏な前奏が流れ【鴉】。

ジャージ姿でのこのSET LISTは初。衣装が変わると動きが変わり表現も変わる。同じSET LISTでもまた違う見え方になる。

鳴り止まない拍手。京が御立ち台に向かうとその拍手は一段と大きくなる。小休憩後に【Devote My Life】で攻撃開始。1番サビで凄まじい形相で上手センター下手と順に客側を指差し『お前も--‼︎』『お前も--‼︎』『お前もか--‼︎』と煽る。2番サビは御立ち台に足を掛けセンターを指差し『お前--‼︎』『お前だよ--‼︎‼︎』と煽る。続けて【CLEVER SLEAZOID】と定番の流れ。「声も--」の前に『お前等の心の声聞かせてくれ--‼︎』と煽る。そのまま期待通りに【落ちた事のある空】。「どうにでもなれ--」は『どうにでもなれ‼︎この狂った世界‼︎』と強く言葉で放つ。「この時代に--」は御立ち台の前に来て客側を指差し『この時代に生まれた‼︎お前等‼︎』と叫び『生きてるか----‼︎‼︎』と恒例となった煽り。これはこのまま来年以降も続けて欲しい。LIVEで楽曲に生命が吹き込まれるような感覚。これがDIRENGREYのLIVE。この位置で【てふてふ】。前奏に合わせ京がジャージをはだけさせ肩を出す。その後も妖艶に動く京。表現の振れ幅が凄まじい。

小休憩後に【「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨】。「君に」で客側を指差し「幸あれ」で十字を切る。最後は御立ち台の上で「Cold...Rain...」と妖しく呟く。続けて【赫】。前奏でマイクコードを縄に見立て輪を作るとその輪の中に勢いよく左腕を通し何かを掴み空に返す。間奏で再びマイクコードで輪を作り客側を覗き込む仕草をすると勢いよく左腕を通し何かを掴み今度はそれを砕き捨てる。仙台同様の演出。最後は御立ち台の上で首を絞め呻き声を上げ崩れ落ちる。御立ち台にしゃがみ込んだまま【朧】の前奏が流れ出す。感情は昂り続け1番サビでは行き場のない怒りと悲しみを解き放つかのように歌唱。「思い出す--」では左手で何度も顳顬を強く叩く。「それは生きた--」では御立ち台にマイクを置いたまま御立ち台を両手で掴み激しく揺らす。感情は再び爆発し「明日へ」の後は虚な表情で立ち尽くす。最後御立ち台に這いつくばると「畳に--」は歌唱せずそのまま曲は終わる。

同じLIVEは存在しない。

両手で顔を覆うと呻き声が聞こえ始める。悲痛な呻きは続き【HYDRA -666-】へと繋がる。凄まじき展開。「奴の胸には--」は歌唱せず御立ち台の上で両手を重ね天を見上げる。全力で首を落としにいく。続けて【Rubbish Heap】。「吠えて--」前の間奏で御立ち台に上がると『お前等の首残ってんぞ‼︎くそったれ共‼︎』と煽り会場の熱が上がる。終盤御立ち台の前で「知ってる」で叫び声を求める。「止まらない--」はマイクを離して歌唱。「その愛で--」は『その愛で‼︎拭ってくれ‼︎』と強く言葉で放つ。そして【T.D.F.F.】で攻め立てる。この楽曲の爆発力は凄まじい。間奏で御立ち台に上がると『静岡--‼︎』『静岡--‼︎』『いけるか--‼︎』と煽る。声が出せるようになるのが待ち遠しい。本編最後に『お前等生きてんのか--‼︎』と煽り【詩踏み】。間奏で御立ち台に上がると胸を何度も強くマイクで叩く。

メンバーが一旦捌ける。本編終了後の拍手はそのままアンコールを求める手拍子に変わる。

メンバー登場。京は本編衣装のまま。アンコール1曲目。京が左手を高く掲げマイクで胸を何度も叩きそして頷く。【THE FINAL】。誰しもが手を掲げ同じ時を刻む。最後「咲かせよう」は本日もまた限界まで伸ばしきる。その最初の1音で一気に圧倒的な世界観に引き摺り込む【VINUSHKA】。御立ち台に上がり人差し指を立て左手を天高く掲げると「此処が真実だ」と力強く叫ぶ。最初の「業と歩む--」前で『かかってこ--い‼︎‼︎』と煽る。間奏で両手を広げると拍手が起こる。何度も首を横に振り強く拍手を求める。「価値を見出せず--」では高音は出ていない。絞り出す声が胸を打つ。続けて【朔-saku-】で攻め立てる。京が御立ち台に上がる。『生きてるか--‼︎』『生きてるか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『お前等生きてんのか--‼︎』『生きてんのか--‼︎』『男----‼︎‼︎』『女----‼︎‼︎』『生きてるよな----‼︎』『いけるか--‼︎』『LASTいけるか--‼︎』『俺等と1つになれるか--‼︎』『俺等と1つになれんのか--‼︎‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『LAST------------‼︎‼︎‼︎‼︎』【Sustain the untruth】。『お前等の汚ねぇ声響かせてくれ‼︎』。京が上手→下手と移動。最後センターに戻ると御立ち台に上がり2階を指差し『響いてるか--‼︎』と煽る。最後「淫らな--」は『淫らな‼︎生きてるお前等に‼︎』と強く言葉で放つ。最後御立ち台に上がると『静岡--‼︎‼︎』と煽る。

京は御立ち台の上で拍手をして『バイバイ』と口にし早めに捌けていく。

公演終了のアナウンスが流れる。ただ照明はつかない。鳴り止まない拍手。期待が募る。まだ終わらせたくはない。

メンバーが再び登場する。期待通りのダブルアンコール。京が再び煽り出す。『いけるのか--』『いけるんですか--』『し--ずおか--』『し--ぞ--か--』『いけるか--‼︎』『静岡--‼︎』『いけるか--‼︎』『静岡--‼︎』『いけるか--‼︎』『いけるか--‼︎‼︎』『いけるか----‼︎‼︎』『かかってこ----い‼︎‼︎』『首持ってこ----い‼︎‼︎』【THE FATAL BELIEVER】。最高だ。

京は御立ち台の上で拍手をして長めに指差し。京のリズムに合わせて手拍子。笑みをこぼす。最後再び大きく『バイバイ』と口にし捌けていく。

公演終了

TOURが終わる寂しさ。この感覚すら懐かしい。
ただ様々な要因が重なり当初の想像以上に参戦は出来た。
待ち望んでいた全国TOUR。LIVEがあることが当たり前ではなくなった時代だからこそLIVEへの想いはより強くなる。
TOURを通し改めて強く感じる。LIVEは生き甲斐だ。

来年結成25周年。最後告知こそなかったが期待せざるを得ないメッセージが届く。来年は今年以上に全力で臨みたい。

次の予定がある。これ程幸せなことはない。
まずは来年新木場。


SET LIST

SE.新SE
01.輪郭
02.人間を被る
03.鴉

04.Devote My Life
05.CLEVER SLEAZOID
06.落ちた事のある空
07.てふてふ

08.「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨
09.赫
10.朧

11.HYDRA -666-
12.Rubbish Heap
13.T.D.F.F.
14.詩踏み

ENCORE
15.THE FINAL
16.VINUSHKA
17.朔-saku-
18.Sustain the untruth

DOUBLE ENCORE
19.THE FATAL BELIEVER 


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