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メタ認知の本から教わった、学習が捗る「つなぐ」「寝かせる」「アウトプットする」

どのようにしたら自分や他人の学習効率を高めることができるか?

そんな思いで「メタ認知で〈学ぶ力〉を高める」という本を読みました。

認知についての認知である、メタ認知の観点で学習効率を高めるためのトピックが多数書かれています。目次を読むだけでも学びが多いです。

印象的だった点を私の言葉で分類すると

・つなぐ
・寝かせる
・アウトプットする

です。それぞれ取り上げます。


■ つなぐ

● 知識はネットワークの形で蓄えられている (P89)

新たな知識は、既に知っていることとつながりをもたせて学習すると良い、というお話。記憶の仕組みとしても、意味のつながりのネットワークを形成しているそうです。

自分で考えたことや自分で選んだことは覚えやすい(精緻化2) (P92)

自分に「つなぐ」その1。「精緻化」の一つだそうです。書籍の内容を自分の言葉でまとめるのも、これの一種だと思います。

先生から教わった語呂合わせよりも、自分で工夫してつくった語呂合わせのほうが忘れにくい、という人もいます

なんだか分かる気がします。

「この学習は自分に役立つ」ととらえることが意欲を高める (P124)

自分に「つなぐ」その2。意味を感じないものは学習意欲は高まりませんね。教えるときも学ぶときも、どいう場面でどうい役に立つのかをイメージできるように、具体的な情報が必要なのだと思います。

「自分にはできる」と考えると,やる気が出る (P125)

自分に「つなぐ」その3。大きすぎて届かない目標よりも、自分にできる小さめな目標で成功体験を重ねるのが大切というお話。


■ 寝かせる

睡眠をとることが頭の働きをよくする (P74)

記憶したあとに睡眠をとった場合と取らなかったと場合とでは、睡眠をとったほうが覚えている率が高かった、という実験結果があるそうです。やっぱり睡眠は大事だと思います。

睡眠中にも学習は進む (P75)

睡眠中のレム期において、新しいことと既に知っていることの関連付けがされて、記憶の定着が起こる、というお話。寝ましょう。


■ アウトプットする

テストは記憶の定着を促す(P103)
以前もどこかで「人は、思い出すときに覚える」と聞いたことがあります。
思い出そうとすることが、記憶の定着に役立つそうです。覚える、読むといったインプットだけでなく、思い出すというアウトプットの重要ということですね。

アイデアをどんどん外化することが発想を促す (P121)

人に話をすると、新たな気づきがあるような経験はないでしょうか?私はよくあります。書くことでも良いそうです。

他者に教える(説明する)ことは理解を促進する (P142)

こちらも本当によく実感します。ブログを書いたり教えたりすると、分かっていたことだと思っていたことが、分かっていないと分かったり、言語化出来るほど深く理解できていないことが分かったりします。その溝に気がついたり、どうやって表現したらよいかと考えることが、理解を深めるのだと思います。

おわりに

今回分類したもの以外にも、身近で具体的なとトピックがたくさんありました。気になった方は、まずは目次だけでもご覧いただければと思います。


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