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四柱推命の鑑定結果の用語説明集

ジプシーおやじのブログをお読み頂き誠にありがとございます。
皆さまの人生が少しでも良き方へと向かうことを常に願っております。


十干について

人間は生まれつき多くの点が異なります。それは私たちの生年月日に反映されている十干の構成が違うためです。四柱推命の組み合わせでは、年柱、
月柱、日柱、時柱の中から一番重要なものが、日柱の天干で、これを「日主」と言います。それはその人のパーソナリティー(命運)の分析において中心的な存在となるからです。

  1. 甲(陽木)タイプ:甲は、天に伸びようとする真っ直ぐな樹木に例えられます。この木は上へと真っ直ぐと伸びようとするので、目的達成に強い意志があり責任感が強い方が多いです。しかし、その性質は、規律を守り、妥協をすることが苦手で融通が利かない面があります。その為、変化を求められる時にはストレスを感じて精神的な弱さを見せることがあります。

  2. 乙(陰木)タイプ:乙は、草花に例えられるように、穏やかで繊細な性質があります。森の中で大地が乾かないように調整する役目があり、人間に例えるならトップと部下の調整役をする中間管理職を任される方が多いです。しかし、ときとして周囲のバランスを重視する為、自らの目標が曖昧になってしまうことが多々あります。

  3. 丙(陽火)タイプ:丙は、太陽や炎に例えられるように明るく活発な性質の方が多く、基本的に正直で思いやりの強い方が多いようです。ただ、その率直で活発さはときとして、自分勝手な振る舞いになってしまう時もあるので、周囲とのバランスを保つことが強く求められます。

  4. 丁(陰火)タイプ:丁は、丙とは対照的で、穏やかなロウソクの火のように感傷的で暖かな印象の方が多いです。カウンセラー役にピッタリで他者の感情に敏感です。そのために、他者の感情に敏感なために神経がする減ってしまいがちで、不安感に悩む人が多いです。

  5. 戊(陽土)タイプ:戊は、里山を守る大きな山に例えられます。現実的で圧倒的な安定感を持っている方が多いです。その分、他者の感情にはやや鈍感なときがあり、相手にプレッシャーを与えてしまうことがあるかもしれません。

  6. 己(陰土)タイプ:己は、畑や庭の土に例えられます。親切な方が多く他者を下から支え平和的で調和を保つことに才がある方が多いです。典型的な有名人がオバマ元大統領です。ただし、その性質からスピードを求められると弱さがある方が多いです。

  7. 庚(陽金)タイプ:庚は、ナイフや武器に例えられるように、決断力やリーダーシップが強い方が多いです。ただ、悪い面がその性質に武器を持っているので、破壊的な側面があることに注意が必要です。

  8. 辛(陰金)タイプ:辛は、アクセサリーなどの繊細なものに例えられます。そのためか性別を問わず美しい方が多くスタイリッシュな感じがします。ただ、神経質な側面があり、そのことで苦しむ方が多いです。

  9. 壬(陽水)タイプ:壬は、海や川に例えられます。力強いエネルギーを持っている印象の方が多く、ときとして衝動的な側面もあるかもしれません。その強いエネルギーが自身の役割と合ったときの行動力は抜群です。

  10. 癸(陰水)タイプ:癸は、壬とは対照的で、優しく穏やかな印象の方が多く、庭の花を育てる水の働きです。女性では医療や福祉などの人を支える職業に就く人が多いです。この性質から、他人の想いに寄り添い過ぎて、疲れ過ぎてしまうところがあるので注意が必要です。

命式表の見方

年柱:祖父母、年少期
月柱:父母、青年期
日柱:自身や配偶者、中年期
時柱:子孫、晩年期

六神について

古代中国の思想「陰陽五行思想」では、私たちの人生において、5つのカテゴリーで分類されるとされています。主な解釈の仕方は、日主とその他の五行との組み合わせから読み解くことになります。

財星:自分自身の五行が剋するものです。財星は、富や経済、男性を占うときは女性をあらわします。
印星:自分自身の五行を生じるものです。印星は、自分自身を助けようとするもの全般ですが特に知識や経験をあらわします。
官殺:自分自身の五行を剋するものです。官殺は、支配やルール、地位などをあらわします。女性を占うときは男性の存在をあらわします。
食傷:自分自身の五行から生み出されるものです。創造性や技術、表現などです。
比劫:自分自身の五行と同じものです。自立の時、仲間や友人、ときとしてライバル関係などをあらわします。

用神と忌神の扱い方

陰陽五行思想では、なにかの星やタイプに優劣があるわけではなく、すべてにおいてバランスを最も重要視されています。何かが多過ぎれば減らそうとし、少な過ぎれば補おうとするのです。

自身の日主を支えるものが多い場合を「身強」と言います。その場合は、強すぎる日主を減らそうとしたり、抑制しようとするものが用神となります。逆に、強い日主をさらに強めようとするものが忌神となります。

自身の日主を支えるものが少ない場合を「身弱」と言います。その場合は、弱すぎる日主を助けようとするものが用神となり、無理に働かせようとするものを忌神となります。これらの解釈には流派によって違いが大きいので、あくまでも一つの目安としてください。


四柱推命は鑑定士によって解釈は様々ですが、大まかに共通している点をまとめてみましたので、参考になさってください。わからないことがあったら遠慮なく聞きに来てください。



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