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平成の時代に進化した時間貸し駐車場の歴史についてまとめてみた

このnoteを開いていただきありがとうございます。
駐車場予約アプリ「akippa」広報の石川です。

4月1日、ついに新元号「令和」が発表されましたね。

弊社営業担当の斉藤が、号外をもらってきていました。
せっかくなので官房長官と同じポーズで記念撮影。

「令和」ブーム冷めやらぬ一方で、「平成」と名乗れるのも残り10日ほど。
今回は、平成の時代に進化した日本の時間貸し駐車場の歴史を振り返りたいと思います。

【目次】
・平成の幕開け 〜パーキングメーター〜
・平成の革命児 〜コインパーキング〜
・平成の挑戦者 〜駐車場シェアリング〜

◆平成の幕開け 〜パーキングメーター〜◆

たまに路上で見かけるこの機械。
そう、パーキングメーターです。
「パーキング1.0」の時代を牽引したパーキングメーターは、高度経済成長期の1971年(昭和46年)に登場して以来、平成初期は時間貸し駐車場の主役を務めていました。もちろん今も現役!

時は高度経済成長期。
生活が豊かになるにつれ、車の数が増えました。それに伴い路上駐車も増え、都市部を中心に交通渋滞が発生しました。
そこで、路上への駐車時間を制限することを目的にパーキングメーターが導入されました。

このような背景で設置されているので、「時間制限駐車区間」ではより多くの人が公平に利用できるよう、駐車できる時間は最大60分に制限されています。
利用ルールは道路交通法で定められていて、長時間止めたい用事があっても、制限時間を超えて駐車すると違法駐車になってしまうのでご注意を。(利用時間外に長時間駐車可能なケースもあります)

ちなみに、もともとは1935年(昭和10年)にアメリカで誕生した仕組みだそう。御年84歳

◆平成の革命児 〜コインパーキング〜◆

街中でよく見かけるコインパーキング。通称「コインパ」。
akippa東京オフィスのある神田にもたーくさんあります!

昔からあるように思うコインパーキングですが、実は日本生まれ、平成生まれなのです。1991年(平成3年)、サッカーのハメス・ロドリゲス選手やゴルフの石川遼選手と同い年で、映画「ボヘミアン・ラプソディ」で今年話題沸騰のフレディー・マーキュリーさんが亡くなった年でもあります。akippa広報の森村も同い年だそうで運命を感じると言ってました。

1980年代後半から都心部の違法駐車を減らすことを目的に、道路交通法、保管場所法が改正されました。罰則が強化され、ドライバーは駐車場探しに困ります。
そんな中発明されたのが「コインパーキング」という仕組み。
それまでの主流は有人の駐車場。管理人さんが必要でコストがかさむため普及が難しかった当時、無人で対応できるコインパーキングは画期的なサービスということで急速に普及したそうです。革命児ですね。「パーキング2.0」時代の到来です!

日本発と聞いて最初は意外でしたが、理由を聞けば納得。
精算機が雨風に晒されているのは、国や地域によっては金庫が落ちているのと等しいんだそうです。慣れ親しんでいる自動販売機も日本特有ということを忘れてしまいがちですが、治安の良い国だからこそできるサービスですね。

そんなコインパーキングも、近年さまざまな進化を遂げています。

完全キャッシュレスのコインパーキング

なんと、コインが使えないコインパーキング
クレジットカード、交通系ICカード、ApplePayのみ対応しているそうです。

災害支援型のコインパーキング

災害発生時、支援拠点にできるよう非常用電源や簡易トイレ、Wi-Fiなどの設備が整っているそうです。地元にこのような駐車場があったら安心ですね。

パーク&チャージ

パークアンドライドならぬパークアンドチャージ。
電気自動車(EV)の充電スポットを備えた駐車場だそうです。これからの時代、EVの普及につれて増えるのでしょうか。

カーシェアスポット

最近特に増えているカーシェア。
akippa東京オフィスの目の前にも、カーシェアの車が停まっています。

◆平成の挑戦者 〜駐車場シェアリング〜◆

平成生まれの”なくてはならぬ”駐車場といえば、駐車場シェアリング
「パーキング3.0」の時代です。
2012年(平成24年)、お笑い芸人スギちゃんのセリフ「ワイルドだろぉ」が新語・流行語大賞に選ばれた年に軒先パーキングさんが始められたのが日本初と言われています。
akippaは恥ずかしながら軒先さんを知らずにサービスを開始しましたが、時すでに2014年。2年も後輩でした。

コインパーキングの数が増え、外出時はコインパーキングを使うのが当たり前になったからこそできたサービスがakippaです(駐車場は現地に行かないと空いているかどうかわからなくて困る、という困りごとを解決するために作られたサービスです!)

革命児・コインパーキングに挑戦する駐車場シェアリングサービス。
歴史はまだ短いですが、進化をお伝えします。

駐車場を「予約」する

ホテルや新幹線、飛行機は基本的に予約するのに対し、近年まで駐車場は予約する概念がありませんでした。しかし、今やドライバーの1%超の人は駐車場を「予約」して使っています。
予約しておくことで、スポーツのイベントなど混雑が予想される時でも確実に駐車できるので、時間を有効に使えます!

空き地も駐車場に

遊休資産を有効活用する、という点も駐車場シェアリングサービスの特徴。
akippaでは個人宅、未契約の月極駐車場からスタートしましたが、現在では空き地、オフィスビル、商業施設の駐車場などさまざまな場所を一時貸し駐車場として利用できるよう貸し出しています。

よくニュースでも耳にする「空き地・空き家問題」。
土地を持っているだけで、固定資産税やら何やらでお金はかかってしまうもの。
そんな使っていない土地を、そのまま駐車場として貸し出すことができるので、何もしなくても皆ハッピーになれます。

奈良県生駒市さまの未利用地も駐車場として利用しています。

洗車してもらえる駐車場


こちらはakippaも提携しているシード社「Smart Parking」のサービスです。駐車している間に綺麗に洗車してもらえます。究極の時短!

画像はシードさま提供。いつもありがとうございます。
詳細はこちらから▼
https://smart-parking.jp/wp-content/uploads/Smart-Car-WashPR.pdf

IoT家電ならぬ「IoT駐車場」

akippaがアート社と共同開発した「シェアゲート」という端末がついた日本初のIoT対応ゲート式駐車場が、昨年2018年(平成30年)5月に誕生しました。
予約をすると暗証番号が発行され、ゲートの精算機横にある端末にその番号を入力するだけでゲートが開閉できます。駐車券や精算の手間が省け、かなり短時間でゲートを通過することができます
現在では、軒先パーキングさんも類似サービスを提供されています。

4D PARKING

平成最後の2019年(平成31年)4月1日、akippaがついに宇宙で初めて無限に車を停めることができる駐車場「4D PARKING」を開発しました・・!

はい。エイプリルフールの嘘です。

駐車場シェアリングは、インターネット、スマートフォンの普及がなければできなかったサービス。まさに、インターネット時代・平成の産物です。

余談ですが、私が子供の頃、インターネットはありませんでした。
初めて家にきたMacはとても大きな機械で、電話回線でピ〜〜ヒュルルル〜〜といって頑張って繋がる回線でインベーダーやっていたのが懐かしいです。

「令和」の新時代、一体どんな駐車場サービスが出てくるのでしょうか?楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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