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季節のうつりかわりを花が教えてくれる

2月の下旬にかわいらしいチューリップを連れて帰ってからずっと生活の中に花がある。

赤いチューリップ、淡いむらさきのチューリップと薄ピンクのスイートピー、ピンクのチューリップ、淡いむらさきのカーネーションと白いトルコキキョウ。

そして今はサーモンピンクのスプレーカーネーションとイエローのガーベラ。

今のところ、どの花も2週間は一緒に過ごしている。今部屋にあるガーベラはもう少し短い期間しかもたないかもしれない。


毎朝水をかえるときに花や葉、茎の様子をみて、枯れた葉や咲きそうにない蕾を取り除いたり水を吸いやすいように根本を切ったり。花がしおれはじめてからの様子も花の種類によってぜんぜん違うから見ていて飽きない。

それにめんどくさがりな私がマメに気にかけて世話していること自体もちょっとおもしろい。小学校の夏休みの朝顔の観察のようで、でも昔よりもずっと真剣に世話している。生き物との生活。

いろいろな花を買うようになっていろいろ知りたくなってきたから、お花屋さんで扱う花が中心に掲載されている『花図鑑』を買った。図鑑を買うなんてひさしぶり。買った花について調べたり、ただ写真を眺めてボーッとしたりして楽しんでいる。


家で花を育てはじめてから、外の植物にも目がいくようになった。

家からいちばん近くのスーパーまで徒歩5分なのだけれど、

ツツジ、ドウダンツツジ、バラ、モッコウバラ、桜、椿、桃、紫陽花、パンジー、菜の花、たんぽぽ、チューリップ、ラベンダー、金木犀、最近気づいたのは交差点の建物の横で甘い香りを放つジャスミンの木。他にも名前を知らない大きな花や歩道のすみの小さな花がいくつか。

今ちょうど見頃で元気に咲いているもの、すでに花の時期がおわっているもの、これから咲くものなどいろいろあるし、この時期の木々の葉っぱはどれも鮮やかな明るいつやつやのみどり色。それもきれいだ。

たった5分の道のりだけど、色とりどりに咲き乱れる植物の生命力に元気をもらっていて、変化の少ない自粛生活がこの季節でよかったなぁとも思う。植物に季節のうつりかわりを教えてもらっている。


GWがすぎて少しだけ気がゆるみそうだし、そろそろ家族や友達にに会いたいし、ジムで思いっきり登りたいし、好きな服で遠くにおでかけしたい。

でもちゃんと落ち着くまであと少し、家のなかで自分にできることをすこしずつやっていこうと思う。

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