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語学学校の本質は英語学習以外にある!?ワーホリの方にも勧めたい語学学校にいくメリット

こんにちは、あきです。今回はワーホリでも授業料の高い語学学校に通う価値はあります。というお話です。


これからワーキングホリデーVISAでオーストラリアへ渡航しようと決めたとき、渡航方法や準備に関して調べていると、真っ先にお勧めされるのがまずこの語学学校への入学です。

たとえオーストラリアにくる目的がお金稼ぎだとしても少しの間は語学学校に行くべき。とみんなが口を揃えて言います。
まるで語学学校に行く事が留学の必須事項にように。
実際、学生VISAを取得する際は語学学校の入学は必須で在学期間がそのままVISAの有効期間になるのですが、ワーキングホリデーVISAに関しては語学学校の入学は必須ではありません。

留学エージェントなどは仕事上、語学学校に新規生徒を紹介することで紹介料を学校からもらうことで成立するビジネスなのでそういった側面もあります。


ですが、エージェントではない私から言わせてもらっても語学学校に通う価値はあります。


なぜなら語学学校は英語を習得すること以上に大きな恩恵を得ることができるからです。
その恩恵とは以下の3点です。

• 人間関係を作れる
• 情報収集ができる
• 精神的支えになる


これらはオーストラリアで生活する上で英語習得よりはるかに大事なことです。

本稿では語学学校の本質とそこで得られる恩恵についてお話していこうと思います。

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1. 語学学校の実態


まず結論から言うと語学学校に通っても英語の語彙や表現はそこまで広がりません。

むしろ蓄積学習という観点で捉えるなら、日本語で説明された英語の参考書を使ったり日本人の英語教師に教えてもらったほうが語彙力や英語力は確実に伸びます。
さらに言うと日本国内の方が我々日本人にとって大変優秀な教材や機構が揃っています。

オーストラリアの大体の語学学校は一般英語クラス(General class)と進学クラス(Academic class)と二種類に分かれており、ワーキングホリデーのみなさんは一般英語クラスに入学する事になります。


この一般英語クラスには階級があり、学校によって4段階から6段階くらいのレベルに分けられています。初回のオリエンテーションの時に入校テストがあり、そのテスト結果から適性のクラスに振り分けられます。
授業内容としては一番下のクラスならabcのアルファベットから、一番上のクラスでも高校生レベルの英文法や英単語を授業で取り扱います。


要するに私たち日本人が中学高校で習う範囲の事までしか教えてくれないのです。
日本と違う点はそれを全て英語で教えられるという事です。


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オーストラリアの語学学校の先生は当たり前ですが、9割がオーストラリア人で英語しか喋れません。
日本語が喋れる先生などもたまにいますが、それでも授業中は日本人以外の生徒もいるので英語で会話するのが普通です。
なので英語を使って英語を学ぶ場所、というよりは既に知っている英語知識を実践的に試す場所と捉えるのが正しいです。


中学高校としっかり勉強をしてきた方ならおそらく新しく学ぶ英語文法の知識は本当に少ししかありません。
前知識ある事を英語で考える事で英語を使う事に慣れることできる。というのが語学学校の本質です。


英語は使わないと上手くなれません。


知識はあっても使えないと意味をなさないので、どんどん英会話して実践しましょう。
語学学校ではテストの為の勉強するより、たくさんの人と英会話を楽しむ事に重きを置くことを心がけてください。


2. 語学学校で得られる恩恵

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上記のことから語学学校で英語力が急激に伸びたりするということは実は稀で、大抵の人は英語を使うことに慣れてきたくらいで卒業の日を迎えます

ワーキングホリデーVISAは政府の取り決め上、最大でも4ヶ月程度しか学校には通えないことになっています。

なのでほとんどの方は1ヶ月から3ヶ月の期間を学校で過ごすことになるのですが、その間だけで英語が見違えて伸びるほど英語習得は簡単ではありません。


もちろん本人の勉強法や努力次第では短期間でも目覚ましい成長を遂げることもあります。

しかし、どうしても期間が限られるので、本気で英語を学びたいなら学生VISAでがっつり進学コースなどに入学することをお勧めします。


ワーキングホリデーVISAの特権はその自由度です。


英語習得に固執せずオーストラリア生活を通して自分のやりたいことを満喫することが有意義な使い方です。


それを踏まえた上でワーキングホリデーVISAの方が語学学校に通う意味は
英語習得以外の部分にあると私は思います。

短期の語学学校の生活で受けられる恩恵は以下の3つです。

• 色んな友達を作れる
• 情報収集ができる
• 精神的支えになる


一つずつ順番に見ていきます。


 1. 色んな友達を作れる

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留学生活を楽しくさせてくれるのはやはりそこで付き合う友達です。

語学学校には台湾、韓国、タイ、ベトナムなどのアジア諸国。コロンビア、ブラジル、チリなどの南米各国。様々な国籍の生徒がいます。

私はオーストラリアに来るまであまり海外に興味がなかったのですが、やはり友達ができると興味は自然と湧いてくる物です。
韓国人や台湾人などは日本の文化や流行りにもすごい詳しい人も多く、めちゃめちゃ日本の話題で盛り上がれたりもします。
逆にその際、自分が韓国や台湾のことを知らなさすぎて、勉強したりもしました。

特にアジア人は日本と近い場所に母国があるので帰国後に旅行に行ったり、また友達が日本に遊びに来たりすることも現実的にありえます。
また仕事などで今後様々な国籍の人達と知り合い、仲を深めていく際も語学学校で培える英語での国際交流の仕方はあなたの助けになるでしょう。


 2. 情報収集ができる

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オーストラリアに渡航して間もない頃は住んでる都市の事情や仕事の探し方など、様々な面で情報を集める必要があるでしょう。
語学学校に入学すると自分と同じ境遇の日本人、外国人と出会えます。


やはり一番最初に仲良くなるのは同じクラスの生徒です。平日はほぼ毎日学校に通う事になるので、彼らと日々顔を合わす中で自然と中は深まっていきます。

またそこでできた友達から得られる情報はワーキングホリデーのみなさんに取って有益な物ばかりです。

特に家探しや仕事探しに関してはオーストラリアは人づての紹介がかなり有効です。
ネットで探しても見つけられない優良物件なども友達伝いで情報を得られれば、その友達と入れ替わりだったり、一緒に住むこともできることもあります。

仕事に関しても同じで自分より早く卒業して行った友達と連絡を取っていると、仕事の情報も舞い込んできたりすることも十分にありえます。



 3. 精神的支えになる

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仮にあなたが学校にも通わず渡航してすぐに仕事を探そうとした場合、1日でも早く仕事が見つけるために仕事探しに奔走するでしょう。
しかし、オーストラリアに渡航してすぐには有益な情報は集まりません。

新しい環境、言語の壁、日本と違う文化や価値観など、

これらに適応するには一定の期間も必要です。

時間の経過や減っていく予算に焦り、仕事を見つけるという目的に
次第に追い詰められて行きます。


語学学校に通っているならば、その期間は「学生」という称号を得られます。

その間は毎日学校に行くという目的ができるので、心に無駄な負担をかけずにじっくり情報を集めながら自分の就きたい職を探す事ができます



おわりに

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いかがだったでしょうか?

語学学校は英語を学ぶのではなく英語を使う事に慣れる場所です。
そしてオーストラリアでの生活基盤を整える場所です。

• 色んな友達を作れる
• 情報収集ができる
• 精神的支えになる

これらの恩恵は生活になれるまでの期間はどれもとても重要なことです。

ワーキングホリデーVISAの特権はその自由度です。

勉強、お金稼ぎ、旅行、日本では出来ない経験をすることなど、なんでも出来てしまうのがこのVISAです。

しかし、その点を踏まえた上でもワーキングホリデーVISAで語学学校に通うことは価値のある事です。


語学学校の授業料は決して安くはありませんが、
それでも最初の1ヶ月くらいは通ってみる事をお勧めします。


今回の記事は以前に書いた記事のリライトした内容でした。
リライト元の記事を下記にリンクしておきます。
3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。


では また別の記事で


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