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必須事項は信頼!?ローカルジョブ獲得の鍵は英語力ではありません。

こんにちは、あきです。今回はローカルジョブ獲得に必要なのは英語力ではない。というお話です。

ローカルジョブとはオーストラリア政府管轄下の基、経営されている職場のことです。
多くのワーホリ日本人が経験することにはなるCash job(給料手渡しの仕事のこと。オーストラリアでは違法です。)と比べると給料は平均倍以上、待遇も優良で、まさにオーストラリアの働き方を体験できます。

オーストラリア人が経営する街中のカフェやレストランなどがそれに当たり、多くのワーホリの皆さんの理想とするのがこのローカルジョブだと思います。


利用するお客さん然り、そこで働くスタッフも大半が英語ネイティブだったりするので、英語力に自信の無い人にとっては縁遠い仕事と思うかもしれません。

ローカルジョブに就きたいから英語をもっと勉強する。という方も一定数いますが、実はこの考えは少しずれています。


なぜならローカルジョブ獲得に繋がるポイントは英語力の高さでは無いからです


もちろんある程度の英語力はあるに越したことはないのですが、雇って貰えさえすれば仕事の中で英語力はぐんぐん伸びます。

ではローカルジョブ獲得の為に必要なことは何なのか。それは


「人脈つくり」「情報収集力」です。


この2点を突き詰めれば、たとえ英語力に自信がなくてもオーストラリアでローカルジョブに就くことは可能なのです。

本稿ではローカルジョブ獲得に大切なことと、仕事獲得に繋がる具体的な方法論をお話ししていこうと思います。


1. ローカルジョブに就けない理由


オーストラリアにワーキングホリデーで渡航してくる人の大半は生活費を稼ぐためや出稼ぎの為に何かしらの仕事に就くことになるでしょう。

しかし大半の人は日本人が経営するジャパニーズレストランかアジア人経営のお店を選んでいるのが現実です。
基本的にオーストラリアでは違法とされる給料手渡しの体型のため、時給もオーストラリアの最低賃金を下回ります。働いているスタッフもほとんどが日本人なので英語力もほぼ必要なく、日本で働いているのと大差なかったりします。

誰しもこんな職に就きたくてオーストラリア に来たのでは無いはずです。なのにどうして大半の日本人はジャパレスで働いてしまうのでしょうか?

答えは簡単でほとんどの人がローカルジョブの獲得する方法を知らないからです。

• レジメ配っても反応が無い
• 英語での電話や面接が無理
• 見つけ方自体がわからない


大半がこれら3つのいずれかでつまづき、思考停止で日本語のサポートありきで探せる職に落ち着いてしまいます。

そして色々職探しのために行動するも最終的に行き着く先は日本人経営のレストランになります。



2. ローカルジョブを勝ち取るには


ではどうすれば、ローカルジョブを獲得できるのでしょうか?

答えは単純でオーストラリア でどれだけ良い人脈を作れるかです。

これさえできれば極論、英語力なんて全くなくてもローカルジョブを獲得することは可能です。


そもそもですが、どれだけ英語力に磨きをかけてもワーキングホリデーや学生VISAで渡航する日本人がネイティブと対等な英語力を1年以内に会得するのはほぼ不可能です。
ローカルジョブはオーストラリア人や英語ネイティブも競争相手になるので英語力で競い合ってもまず勝ち目はありません。

なので私たちが勝ち筋を見いだせるのは英語力以外の点です。


それは「英語以外の特化的スキル」、もしくは「信頼」です。


私はオーストラリアで就職するまでの2年間の間にいくつかのローカルジョブを経験したのですが、そのほとんどがデザインスキルを使う業種でした。

英語力0の状態で渡航して4ヶ月目にしてローカルジョブを獲得したのですが、その時の私の英語力は同僚と比べるとひどく拙いものでした。
ですが、その職場で働いていた友人が私のデザインのスキルを見込んでこの職を紹介してくれたのです。

もちろん私の英語力なんて期待なんてされていません。
私は「デザインスキル」と「そこで働いていた友人の信頼」でローカルジョブを勝ち取ったのです。


私の場合はデザインスキルがありましたが、仮にあなた英語以外の特化性を持ち合わせていなくても、「信頼」され獲得できればローカルジョブに採用されることは十分にあり得ます。


あなたが英語力に自信が無いとしてもローカルジョブ獲得に繋げるための「信頼」を得るために行うべきことは以下の3つです。

• レジメを作り込む
• 日本人ネットワークを広げる
• 豪歴の長い日本人の力を借りる

英語力がある程度備わっていたり、特化性スキルがあるとさらに選択肢は増えるのですが、ここではその両方とも持ち合わせていない人が取るべき行動の紹介をします。

順番に見て行きます。


 1. レジメを作り込む


まず最初にすべきはレジメを作ることです。レジメとは履歴書のことですが、オーストラリアでは日本のようにテンプレートがありません。レイアウトも書く情報も全て自分で考えて作成します。

なのでとにかくどうやったら自分の履歴書が目に止まるのか、どのようなデザインにすれば他の公募者より目立つことができるのか。それをまず第一に考えて作成してください。

ネットにテンプレートはたくさんあるのですが、絶対にテンプレートに記入事項を記載して終わらせてはいけません。
採用側はどうゆう経緯であれ、あなたに履歴書の提出を求めてくるのが一般的です。
その時に渡す履歴書があなたの第一印象を決め、採用に大きく関わってくると言っても過言ではありません。

レジメ作りはたとえパソコンの操作に不慣れでも時間をかけて入念に作りましょう。

こちらの記事に履歴書の作り方について書いているので、ぜひ参考にしてみてください。


 2. 日本人ネットワークを広げる


稀に日本人との交流を意図的に避ける日本人がいますが、これは仕事探しにおいて本当にナンセンスなのでやめましょう。

仕事探しは情報戦です。正確かつ信頼の置ける情報をどれだけたくさん仕入れられるかは仕事の採用率にも大きく影響します。
仮にもあなたが英語力にあまり自信がないのであれば、情報はなおさら日本語で得た方が賢明です。

ワーキングホリデーで自分より先にオーストラリア に来ている日本人達はあなたにとって有益な情報を持っている可能性が高いです。
また仕事に関しても自分と近い境遇だったり、似たような英語レベルでもローカルジョブに就いている日本人は必ずいます。このような日本人と出会った際は必ず仲良くなっておくことをお勧めします。


ただ注意点として、露骨に情報だけ知ろうとすると煙たがられます。

まずは友達になって信頼関係を築いて行きましょう。
このような日本人のネットワークを日頃から形成しておくと、思わぬところから仕事獲得に繋がる有益情報が舞い込んで来たりするものです。


日本人との付き合い方についての私の考えはこちらの記事から


 3. 豪歴の長い日本人の力を借りる


上記で述べたように日本人ネットワークを広げていくと稀に永住権を持っていたり、オーストラリアで社会人をしている日本人に巡り会えることもあったりします。

こうゆう人はオーストラリアで様々な経験を乗り越えて来たエキスパートですので、ローカルジョブ獲得に繋がる情報やコネクションを持っていたりします。

もちろん、まずその人との信頼関係を築いていくことが最優先ですが、あなたの属性や人格が気に入ってもらえたりすると、ワーホリではまず就けない専門職などを紹介してくれることもあります。

私の場合は日本人ではなかったのですが、普段から地元のデザイン職に就いている人達が集まるコミニュティやイベントに積極的に参加して友達を作り、その繋がりからいくつものデザインの案件を頂いていたりしていました。

オーストラリアでは特に感じるのですが、信頼関係を築くことはものすごく大事です。

日本人以上にビジネスと友達の線引きが緩いので、仲良くしている友達からの仕事への勧誘や紹介は当たり前のようにあります。

狙った人と仲良くなる方法論に関してはこちらの記事にて



おわりに


いかがだったでしょうか?


ローカルジョブ獲得において最も大事なのは「英語力」ではなく、「確かな情報網」と「信頼構築」です。


純粋に英語力が高かったり、英語以外に何かしらの特化スキルがあればさらにローカルジョブの獲得は簡単になるでしょう。

情報収集や信頼構築をするとすぐに仕事獲得に繋がっていくわけではないのですが、これらを普段から心がけて日々を過ごしていると、何処かのタイミングで必ずチャンスは舞い込んでくるはずです。


もちろん生活費の確保や金銭面の関係でそんな悠長にしていられない方もいるでしょう。
そうゆう方はひとまずジャパニーズレストランで働くことも選択肢に入れてください。


しかし、それで収入源を確保して落ち着いてしまってはいけません。

働きながらでも上記で述べた行動は可能なはずです。

• レジメを作り込む
• 日本人ネットワークを広げる
• 豪歴の長い日本人の力を借りる


あなたが本気でローカルジョブを勝ち取りたいのであれば、これら3つを仕事しながらでも続けてください。


ローカルジョブを獲得できれば、英語力は間違いなく伸びますし、お金も短期間で大量に稼ぐこともできます。

他にもローカルジョブを経験するとオーストラリアの働き方や日本との文化の違いなど、たくさんの経験値を得られます。

兎にも角にもいいとこづくしですので、ぜひワーホリ中の皆さんはローカルジョブ獲得を志して欲しいと思います。

今回の記事の途中で紹介した各項目の深堀りをした記事は下にまとめておきます。
各記事それぞれ3500字程度の内容ですので、6分ほどで読めます。
よろしければ合わせてお読みください。

では また別の記事で


レジメの作り方

日本人との付き合い方

狙った人と仲良くなる方法


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