しっかり勉強したいならオウンルーム?がっつり稼ぎたいならシェアルーム??あなたは何を基準に住む場所を選んでますか?
こんにちは、今回は留学中の生活の基盤とも言える家選びのお話をしていこうと思います。
まだ渡航前のみなさんも今渡航中のみなさんにとっても大事なお話です。
オーストラリアでの住む家の形態はいくつかあるのですが、
本稿では「シェアハウス」の家選びに絞って話を進めていきます。
まず先に結論から言わせていただくと、オーストラリアのシェアハウスは日本国内での引っ越しと比べるとものすごく簡単でお手軽です。
スーツケース一つの移動で楽々できますし、初期費用に関しても約一ヶ月分の家賃ほどで済みます。
なので、とりあえず住んでみて、自分に合わなかったらまた引っ越し。なんてことも可能です。
この手軽さこそがシェアハウスの魅力でもあります。
今回はそんなシェアハウスだからこそできる住まいの賢い探し方と家選びの際の考え方についてお話していこうと思います。
1. 留学中に住む家の実態
ワーキングホリデー、もしくは一年以内の学生VISAという条件でお話をすると
オーストラリアにいる間に住むことになる家は
ホームステイ、学生寮、シェアハウス
の3つが基本となります。
初めてオーストラリアに渡航する際、学生VISAでくるほとんどの方は日本国内の留学エージェントを利用して渡航の準備を手伝ってもらいます。
ワーキングホリデーで渡航する方も渡航前に留学エージェントを利用する方は多数いるかと思います。
その際にエージェントは語学学校の入学と一緒にオーストラリアで住む家の手配も行ってくれます。
留学エージェントが紹介する家はその語学学校と提携しているホームステイファミリーの家か、語学学校、またはその付属の大学等が所有している学生寮になります。
そしてワーキングホリデーのおおよその方は語学学校が終わったあと、もしくは一ヶ月目以降から次の家を探し始めます。
学生VISAの大半の方も学生寮やホームステイは家賃が割高な為、ほとんどの方は途中からシェアハウスに移ることになります。
またオーペアと言って、家の掃除や家事、子供の世話等をする代わりに家賃が必要ないホームステイという形もありますが、募集している家の数が時期や地域によってばらつきがあるので今回は触れません。
あくまで私の主観ですが、ワーキングホリデーでオーストラリアに渡航してくる日本人のほどんどがこのシェアハウスで生活しています。
形態としては基本的にリビング、ダイニング、キッチンやトイレやシャワールームが共有で住人にはそれぞれ個室か、もしくは2人以上の相部屋で与えられます。
個室の部屋をオウンルーム、相部屋をシェアルームと呼び、
個室の方が相部屋よりも値段の相場が高いのが基本的です。
ちなみに日本の様に完全に一人だけで部屋を借りるということもできなくもないですが、現地の不動産と契約の手続きや値段の相場も相まってワーキングホリデーでそういった部屋を借りることはあまり現実的ではありません。
なのでオーストラリアでの生活はこのような他人との共同生活がベースになります。
2. 家探しの方法、手段
一般的にはクラシファイド(classifieds)と呼ばれる現地の情報サイトから探します。
おすすめは日豪プレスというサイトです。
日本語のサイトでオーストラリアの主要都市ごとにそれぞれ情報が分けられており、家探しだけでなく仕事やコニュミティ、イベントなどの情報もここに集められます。
投稿している人も日本人がほどんどなので家の内見時も日本語でできることもあり、やりとりがスムーズに行くと思います。
ある程度英語がわかる方ならGumtreeというサイトもオススメです。
こちらはEnglish onlyのサイトですが、オーストラリア人や国籍の違う人達が利用しているので英語環境を簡単に見つけることができます。
また検索サイトで「クラシファイド(classifieds)、留学先の都市名」を入力するとほかにも色々なサイトがヒットするので是非このワードは覚えておいてください。
3. 家探しの際に考えるべきこと
さてここからがいよいよ本題となります。
現在留学準備中の方もシェアハウスに今住んでいる方も一緒に考えて欲しいのですが、
引越しをするタイミングとはどんな時ですか?
私は3年のオーストラリア生活の中で5回引越しをしているのですが、そのタイミングは今でも全て思い出すことができます。
なぜ思い出せるかというと、自分の中でのターニングポイントに毎回引っ越してきたからです。
つまり言い換えると私は3年のオーストラリア生活で5回の分岐点があったということです。
熱い意志ほど冷めるのも早い。という言葉があります。
人は何かに感銘を受けたり、ものすごい過ちを犯した時、このままじゃだめだ。もっと成長しないといけない。本当に変わらないといけない。そう強く思う瞬間は度々あると思います。
ですが、その熱い想いを自らの気持ちだけで維持するのは難しいのです。
例えば、明日から私は変わる!と宣言したとしても
次の日からいつもと変わらない日常を3日も過ごせばその意志はいつの間にかなくなっていることがほとんどです。
本当になにかを変えたかったり、自分自身が成長したいと思うなら
「住む環境を変えること。」「時間の使い方を変えること。」「付き合う人間を変えること。」です。
この三つの要素でしか人間は本当の意味では変われないと私は思っています。
そしてその3つの条件を容易に満たせるのが「引越し」です。
オーストラリアではこの引越しが手軽で簡単、かつ低コストで可能です。
だいたいの方が実際に引っ越しを決めるタイミングというのは
お金の問題やホームステイ先での契約期間の問題で引越しをせざるを得ない時や、
今の家の交通の利便性や人間関係等に問題が発生した時だったりするのですが、
その際に決意新たに今までやってこなかったことに挑戦してみてください。
自身が思っていたより長く、その意志が継続できたりします。
引っ越しとは自分を変える最高のきっかけ作りです。
4. 目的をしっかり持っているといい家にも巡り会いやすくなる。
すこし話が脱線してしまいましたが、引っ越す際にみなさんが一番気にするポイントは
新しく住む家の環境だとおもいます。
部屋の間取り、共有スペースの清潔さに使い勝手の良さ、同居人の共有スペースの使用時間や帰宅時間に家の周りの施設、そして家賃の相場。
内見を一度したくらいじゃ不透明な部分もたくさんあって実際住んでみないとわからないこともたくさんあります。
ですが、やはり一番は人間関係です。
そのシェアハウスに住む人間がその家の住み心地に直結すると私は考えています。
引越しを考える際は自分の留学の目的を見つめ直してみてください。
オーストラリアで生活している人々の目的はさまざまです。英語の勉強、お金稼ぎ、進学、就職、などなど。
シェアハウスに家に住む人は大抵たくさんの目的がありますが、
私の経験上、居心地のいいと感じた家は大抵住人全員の目的が自分自身と似ていました。
目的が似ていると生活リズムも似てくるので、お互いが気を使い合えますし、なにより仲良くなりやすいのが利点です。
私は学生の時、通っている大学の近くのシェアハウスに暮らしていたのですが、そこには同じ学校の生徒が住んでいて、学部は違えど同じ大学生同士なので生活リズムも似ていて気づけば中の良い友達が同じシェアハウス内にたくさんできました。
また就職後は職場の側のヨーロピアンハウスに引っ越したのですが、私と同じデザイナー系の職についている同居人が3人もいて、すぐに意気投合できました。
引っ越す際は自分の留学目的をしっかり見つめ直してみましょう。
その目的に適した場所をなるべく選ぶように心がけていれば、居心地のいい家に出会う確率も上がります。
理想は気の許せる友達の家の部屋に空きができたタイミングと、自分の引越しのタイミングが揃った時。
そのタイミングが重なった際は躊躇なく即入居を決めましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると
•家はクラシファイド(classifieds)で探すこと。
•引っ越す際は新しいことを始めてみること。
•留学の目的を明確にしてから、家を探すこと。
です。
そして何より、オーストラリアは引越しがお手軽にできるということです。
合わなかったら、また次を探せばいい。くらいの感覚でトライ&エラーを繰り返せば良いんです。
そうしていくうちにあなたにとって居心地いい家がきっと見つかるはずです。
せっかくの海外生活。日本ではできない経験を楽しむ気持ちで、新しい家を探してみるのも良いのではないでしょうか?
では また別の記事で
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