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小説 毒づきドクコ

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自分で物語を書いてみたくて初心者が書くショート小説。 毒づきドクコは世の中をバッサリと切りつつ悪い男たちに楽しく復讐していくエンターショーを巻き起こす女。 公園で出会ったリコ… もっと読む
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毒づきドクコのエンターショー最終章

毒づきドクコのエンターショー最終章

煌びやかな光がドクコとリコ包み、ジャズのようなリズムが流れ出す。

『It's show time!!』

ドクコが叫ぶとどこからか小さな小人たちが現れて、円を描き、踊り出し、そしてリコを連れ出し、赤い木の椅子に座らせた。

そしてドクコがリコにウインクすると、ミュージカルのように歌い始める

      (伴奏)

『あたしは人に裏切られて誰も信用できなくなった。昔は素直でいい子。人はみんな、仲

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毒づきドクコのエンターショー8

毒づきドクコのエンターショー8

『グレーっぽいドアでいいの?リコ』とドクコの声が空間に響く。

リコは少し迷った。
『グレーっぽいか緑にするか。。どーしようかな。。』

ドクコはリコの迷っている姿や表情を見逃さない。

『あんたはいつもそーやっていざというときに迷うの?』

『え?』

『なんやかんやでいつもどこかウジウジしてるのよね、あんたって』

リコは図星すぎてうつむいた。

『だって。。。』

さらにうつむくリコ。

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毒づきドクコのエンターショー3

毒づきドクコのエンターショー3

『うぁぁぁぁぁぁー💦助けてー』とリコは水の中をくぐり抜けていく間ずっと叫んでいた。
『あなた、うるさい!お黙りなさい!』と言うとドクコは次の光の空間へと颯爽と移動していく。

『さぁ、着いたわ』
ふらふらのリコは目の前に広がる世界に思わず、

『え?ここは何!?』

目の前にたくさんのドアがあり
開けたり閉めたりバタン、バタンと音が鳴っている。

『ここ?ここはね、あなたのヒストリードアの部屋よ

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毒づきドクコのエンターショー9

毒づきドクコのエンターショー9

『もういい!あたしのことなんて理解できないんでしょ!!』

泣きながら去っていく女の子。
そうこれは過去のリコ。

グレーのドアを選んだリコたちは
いきなり泣きながら走っていく25歳のリコを見た。

グレーのドア。
それはリコが一番しんどい過去だった……

『ドクコさん、私、帰りたい……』

リコが塞ぎ込んでしまった。

『さっきまでの勢いはどこにいったのよ!生まれ変わるんじゃなかったの?』

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毒づきドクコのエンターショー7

毒づきドクコのエンターショー7

どぉーーーーん💨💨💨

『痛ーーーぁぁぁーい!!』
と、リコは叫ぶ。

『あんたが移動中に変に不安になるからバランスを崩してしまったじゃないのよー!!』

『不安?なんで私の不安でバランスを崩すんですか?』

『それは、あんたが私を。。
まっ!いいわ!で、次は?』

パタン、トタン、ドタン。。

リコは上を見上げた。
『あれ?また戻ってきた。。』

『そうよ!次はどのドアに行く?
いくつかあ

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毒づきドクコのエンターショー6

毒づきドクコのエンターショー6

『リコちゃん!今日はやすくんの家に集合だよー。ゲームしようね。』
『なっちゃん、わかった!また後でねー!』

そこには小学校4年生のリコがいた。
『懐かしい〜♫』リコは昔の自分を見て感動をしていた。

『シッ!あんたを感動させるために来たわけじゃないのよ!まったくー』とドクコはリコに小言。

『す、すみません。。つい。。』と
リコはしょぼんとしながら幼き自分を見つめる。

『リコちゃん、今日遊びに

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毒づきドクコのエンターショー5

毒づきドクコのエンターショー5

『リコ!いつまでしがみついてるのよ!もう着いてるわよ、離れなさい!!』ドクコはリコを突き放した。
『あ!ごめんなさい。。つい考え事をしちゃって』
『まったくー!しっかりしなさい!これだから男に振り回されるのよ!』

リコとドクコは、リコの恋愛観を探るべく、たくさんドアがある場所からこの世界にきた。

ここはリコの小学校。
選んだ水色のドアはリコの小学校の恋愛観だった。
小さい頃、彼女はどんな恋をし

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毒づきドクコのエンターショー4

毒づきドクコのエンターショー4

『さぁーてと!リコ、どこからいく?』
と、ドクコはルンルン気分で色んなドアを見渡した。

『え?行くってどこに?』

『あなたの恋愛遍歴の旅に決まってるじゃないの!!』

『恋愛遍歴の旅?』

『もぉ!飲み込みの悪い子ね!
あなたの恋愛はどこから形成されているのかルーツを辿るのよ。元から男に騙されるような子だったの?違うでしょ⁉️どこかでそうなったきっかけがあるってこと!』

ドクコは飲み込みの悪

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毒づきドクコのエンターショー2

毒づきドクコのエンターショー2

『ところであなた、名前は?』とドクコは彼女に聞いた。

『私は、リコです。』
『リコ、よろしくね!私はドクコよ』
リコは恐る恐る顔を上げて、ドクコ見つめた。
『何だろ。。この人。。服装も変だし。。』できればこの人と早く離れたいと思った。
しかし、ドクコは離れる気は更々なく、ぐいぐい食い付いてくる。

『で、その男をどうしたいの?煮る?焼く?』
『そ、そんな物騒な!』とリコは目をまんまるにした。

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毒づきドクコのエンターショー1

毒づきドクコのエンターショー1

『ふんふーん、ふふふーん♪』

ピンクや黄色の派手な服装に萎びれたシルクハットを身につけた女が鼻歌を歌っている。

奇抜な衣装にすれ違う人たちは、
『なんだあれ?』『派手な女』『ピエロみたい笑』など口々にチラ見しながらくすくすと笑う人も。

そう、このド派手な女がドクコ。
高いヒールを履き、謎の自信満々なオーラ、
独特な雰囲気を醸し出しながら颯爽と歩いていく。

通りすがりの人たちは、みんな、頭が

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