黒羽 晃成

震災のあったまち、福島で暮らしています。 写真撮影業、うみべのまち(YouTube)運営、たまに本音まじりの文章を書きます。 好きな映画は黒澤明監督作品「どですかでん」←おすすめです

黒羽 晃成

震災のあったまち、福島で暮らしています。 写真撮影業、うみべのまち(YouTube)運営、たまに本音まじりの文章を書きます。 好きな映画は黒澤明監督作品「どですかでん」←おすすめです

    マガジン

    • 誰かと繋がっている写真のこと。

      写真を撮る時に思うこと。 きっと誰かと繋がっている。

    • うみべのまち

      東日本大震災で起きた原発による被害が今も続く福島で暮らすぼくが、地元を愛する人々のまなざしをアップしています。 いいねやチャンネル登録、そしてコメントいただければとっても喜びます。

    • いつでも見ていたい景色

      天気がよくてもよくなくても 自信があってもなくても 大丈夫 僕たちは未来に残したい日々を送っている

    最近の記事

    デジタルのぬくもり

    山々が秋色に染まり、自然の流れを感じながら陽だまりで猫と戯れ、我が子と遊び、日々を過ごしながらデジタル化された世界にも半身浸かっている違和感をずっと抱いている。 その感覚がたまらなく不快かといえば、そうでもなく、でもやっぱりデジタルが世界を変え続けていることに、どこかどぎまぎしてしまうのです。 そんな僕はアナログのフィルムカメラで撮った写真には温度も湿度も情感もたっぷりと含まれているよう感じがして、好き。 その流れからデジタルのカメラで写真を撮る毎につくづく思うのは、圧倒的

      • 再生

        再生回数400回記念【NOトランペット】ドキュメンタリー作品

        「NOトランペット」は東日本大震災で甚大な被害を受けたまち福島で暮らす人たちが、希望を捨てずに生きる日々を記録したドキュメンタリー映像作品。 〜内容〜 福島県二本松市で暮らすプロトランペッターのNobyさん。 小学校の鼓笛隊ではじめてトランペットを吹いてから現在に至るまでずっとトランペットと共に歩んできました。 そんなNobyさんが新型ウィルスの影響で過去にないほどの期間トランペットの仕事がなくなったと知り、どういう状況でどのような思いを感じているのか聞いてきました。

        • 写真家になるということ。

          福島県で写真を撮りながら、妻と娘ふたりと猫いっぴきと暮らしています。 きっとどこにでもある家庭で、でも部屋に照明や三脚などの撮影機材が溢れているのです。 そう、職業は出張カメラマン。 人生の節々のイベントに呼んでいただいて撮影をしています。 そんな僕もみなさんと一緒で脳が一つなんですが、訳あってもう一つ必要になりました。 そんな話を少し長くなりそうですがぜひお付き合いください。 カメラあるある、最初戸惑う。 僕の本格的な写真人生のスタート地点は今から9年ほど前。 結婚後、

          • プロの価値について。

            カメラマンやフォトグラファーの方々は日々「良い写真」を求めています。 僕は結婚、そして子供の誕生をきっかけにカメラを購入して写真ライフをスタートしました。そして紆余曲折ありましたが、現在は出張カメラマン業をしながら相変わらず自分の家族の写真を日々撮影しております。 そんな僕が撮影後によく言われることがあります。 「プロのカメラマンさんが撮る写真はやっぱり違いますね」 「自分はプロっぽい写真が撮れなくて・・・」 こういうお声を耳にするたびに感じることがいくつかあります

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            今日も、撮りこぼす日常と。

            僕は写真をはじめるまで、世界はただそこに広がっていて注目するポイントや特別な視点はあまり持っていなかったように思う。 でもそんな自分が朝起きると、空の様子、雲の形がどうとかしばらく気になるし、通りを歩くおばあさんの服の色とか、子供たちの笑う表情、木々の色づきなど様々な日常のなかに心がときめくことに毎回驚く。しばらく驚いて、ほっとする。 ときめきが10回あったとして、実際に撮るの2回あるかないかぐらい。 だから撮らないことの方が多くて、ちょっともったいない感あります。 別に

            表現したいものが見つからないあなたへ

            こんなことありませんか? 誰とも会いたくも話したくもない。 そしてどこにも行きたくない。 それは自分が自分じゃない証拠だと思うのです。 いや、言い換えると人間としての欲求や表現する気力を失っているというべきか。 この状態は僕も経験があります。 幸いなことに時間や季節が過ぎるとなんとなく回復することができてたり誰かが助けてくれたりします。 不思議なことに常に人間は誰かとどこかで繋がっている。 ふらっと家のまわりを散歩してみる時、見慣れない花を見つけたり、空を飛行機雲が綺麗

            「みんなで旅する写真旅行」の開催に向けて若干恥ずかしい僕の昔話。

              時は遡ること、今から10数年前の東京で映画制作をしていた専門学生の僕。 夢の映画監督になろうと、全力で走り回っていました。 そんな時、同級生が一冊の写真集をプレゼントしてくれました。 それは絶景の自然写真集ではなく、ストリートスナップの写真集でもなく、どこにでもいるような子どもとわんこと夫婦の日常が詰まったダカフェ日記という写真集。 当時の自分は、この写真集のように、愛する人と家庭を持つこと。 子どもやわんこと暮らすこと。 そんな未来を考える暇はなくてせっせと映画をつく

            映画「ドライブマイカー」は音がものすごい良かった。

            村上春樹原作の映画です。 「寝ても覚めても」の濱口竜介監督作品。 映画『ドライブマイカー』 日本よりも海外での評価が高いと知り、なんとなく小説っぽい台詞が続く感じかなと想像していざ。 鑑賞しながら印象的だったのは素晴らしい映像とあと、物語性を感じさせる『音』でした。 高音質とか、立体的とかの音質の話ではなく、駐車場や道路の環境音、登場する人物の会話の音、鳴り止まない拍手。そして赤い車のエンジン音。 そういうようないわゆる、演出としての音についてです。 具体的には 記憶に

            ヒトの責任とは? 見え方の違いがもたらす生きるヒント

            いつものようにほったらかしにしてしまっているkindleのライブラリから気になったとある本を読む。 伊藤亜紗 著 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』 この本は視覚に障害を持つ人と晴眼者(視覚に障害のない者)との交流から生まれた両者の違いを、明快かつ、本質的に教えてくれる本でした。 そして、この本の冒頭に生物オタクである著者の人となりを紹介している部分に登場する『ゾウの時間ネズミの時間』という本の一節を紹介しているところで、ものすごい共感してしまったのでぜひ紹介し

            現在地点と次の目的地

            読んでくださっている方へ、こんばんは。 最近仕事をセーブしている影響でカメラに触れる時間がほぼありません。 相変わらず2児の子どもたちは自宅で思いっきり飛び跳ねて遊んでいます。 33歳の僕は遠い道のりを経て、今はなんだか「書く」ことが自分にとって最適な表現のような気がしていて、でもまだ現段階では近いような遠いような不思議な感覚がしています。 遠い道のりというのは僕が小学生時代、図工で描いた絵がミラノに出展され新聞に載ってしまったことで、将来の未来予想図が突然画家に書き変わ

            凍えるような寒さのおかげで、キリッと目が覚めて玄関を開けたら。

            こんばんは 昨日の福島の朝は凍てつく寒さで 太陽はすでに登っているのに 肺に入ってくる冷気で全身が急激に目覚めてよくよく目を凝らしてみると 田んぼの上が雪の絨毯で真っ白に 雪に混じってダイヤモンドでも降ってきたのかと思うほどにきらきらしていた カメラ片手に滑らないよう雪の道を歩く 目的の場所は目と鼻の先 でも慎重に行こう 眩しい朝日にカメラを向ければ 綺麗なフレアが盛大に入ってくる そんなことを感じている合間に 先を越されました 小鳥たちの足あとは 砂浜のようにも見え

            そうかと、なんだかすとんとした話。

            noteを始めてなるほどなーと思ったのが、本文の後にタイトルの順番になるところ。 先に本文が入力順序になっていて、そこが最初はちょっとだけ疑問だったんです。 でもこの仕様は納得。 本文が終わって、しっかりと内容を把握してからタイトルをつける。 だからタイトル先行型の人には少し違和感があるかもしれませんが、とても理にかなっているなと思いました。 そして後もう一つ。 それは僕が勝手に影響を受けている写真で活動されている、鈴木心さんの著書『写真がうまくなっちゃう7つのこと』に

            撮影の前にいつもすること。

            結構あるあるだと思うのですが 皆さんも何も考えずに過ごしている時の方が色々なことを感じ取れたりしませんか? リラックスしている時に耳へと自然に入ってくる音楽からインスピレーションが生まれたり 街角のコインランドリーから香ってくる洗剤の匂いにふと癒されたりとか 僕は写真もそんなふうに感じながら撮れるといいなと思っています。 なので厳密な仕事での撮影だと少し難しいのですが、普段は細かいカメラの操作とかよりも自分が何に惹かれて どんな状況だとワクワクするかを感じたり思い

            写真を撮りながら思うこと。

            現在、僕は出張カメラマンの仕事をしています。 そして、2児の父親として、信頼する妻とパートナーとして福島県の坂の多い町で生きています。 そんな僕が、写真を撮りながら思うこと。 【 1  】 有名な写真家のアラーキー(荒木経惟)さんは写真家って何?と聞かれてこう話されているそうです。 三途の川だね。川みたいなもんだよ。彼岸と此岸があって、その両側を行ったり来たりする。 生から死へ、死から生の写真にもどってくる。 だから写真家は絶対に狂わない。 自殺しない。 【 2 】

            デジタルの良さ

            フイルム写真を普段撮らない僕は どうしてかと考えました。 だって、フイルムっぽく仕上げて撮るのが常なので、それならばはじめからフイルムで撮れば良いじゃん。 それにはいくつかの理由があったのです。 その理由を語る前に、デジタルカメラの良さを3つ挙げるとすると… ①初心者でも撮れる ②撮ったデータはその場で確認できる ③フイルム代を気にせずいっぱい撮れる こんな感じです。 フイルムカメラの良さは普段使っていないので挙げようがないのですが、きっと僕にはデジタルカメラの方が向

            日常とあやしさ

            2019年こんにちは 30歳になって自分の身の周りのことについてたまに考えたりします。 家を建てたいな、とか、どこかに行きたいな、とか。 思うだけでほとんど達成できないのです。 結局ここ10年で僕は昔からなにも変わらなくて、変わったのは家族が増えてくれたことくらいです。 妻に感謝! そんな僕は日々家族との日常をカメラで記録しています。 僕は、もともとはカメラを持って撮ることが好きで、それは、写真なのか動画なのかは全く問わず、ファインダーを覗いたりモニターに