【森の家13】〜選択と行動と、そして現実がやってくる〜
長い夏が終わり、短い秋がやってきて、庭のケヤキが色づいたと思ったら、そのまま冬がやってきた。向かいの山々の尾根がうっすらと雪化粧した朝、私は古い屋根から出た廃材をドラム缶で燃やして暖をとった。犬の急病で止まっていた【森の家】の作業は、再開とともに前よりも慌ただしく進みつつある。
前話【森の家12】〜田舎で暮らすことの困難について〜 でも書いた通り、古家の改修は難題続きで時間がかかる上に、部分的に解体して作り直すす知恵と労力、それにお金だってかなりかかる。はっきり言って、全部一気にぶっ壊して一から新築した方が、ずっと早く、楽に、安く、しかも快適な家を建てることができただろう。
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