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スポーツに伴う『股関節の痛み』の原因…⁇

こんにちは♪
秋元です(*^^*)

★この記事は全文無料で読めます★
(読む目安時間:5〜10分程度+動画有り)

サッカーでも野球でもテニスでも…あらゆる競技で重要視される『股関節』ですが、

≫時々ズキッと痛くなる…
≫整形では「骨には異常は無い」って…

というような、原因がよく分からない痛みというのを訴える子供が増えているように思います。

股関節に限った話ではありませんが、どうして痛みが起こりやすくなってしまったのか⁇また、どう対処していけば良いのか⁇…といった辺りを、今回は深掘りしていきますd( ̄  ̄)


1.股関節の痛みの原因って⁇

さっそく気になるポイントです。

まず、大体の方はネットで調べると思うので、【 股関節 痛み 原因 】でググってみました。

2〜3分ざっと見渡してみると、大まかな『原因』と云われているもので…

◆筋肉の硬さや骨格の歪み
◆関節の変形
◆何かしらの病的疾患

この3つがキーワードになることがほとんどでした。

子供がスポーツで股関節の痛みを訴えていたら、やはりまずはネットで検索されると思うので、ここの認識は概ね間違っていないと思います。



さて、本題ですが…

筋肉の硬さや歪み、関節の変形などに伴う炎症により痛みを有するのであれば、筋肉が硬ければずっと痛いし、骨格が歪んでいる限り痛みも延々と続く形になります。
(関節の変形は子供にはあまり関係がないのでスルーパスで🙏🏻)


でも、多くの場合は痛みに波があることがほとんどですよね⁇


…ここ、めちゃくちゃ重要なことなんですが、

・痛い時と痛くない時がある
・場所や状況によっても痛みが変わる

など、痛みが強まったり弱まったり(なんなら消失したり)するパターンは、股関節(患部)に主要な問題があることは少ないです。

つまり、痛みの原因は股関節ではないということ。

「痛み」と聞くと、どうしても「=炎症」と思われがちです。

断言しますが、それは間違いなく間違いです。
(日本語がおかしい😂笑)

もちろん、炎症により痛みを発することもありますが、今回の例でいうと『痛かったり痛くなかったり』するので、その都度炎症が強まったり弱まったりすることは普通に考えてあり得ません。

痛みに関する概念を説くと色々と長くなるので端折りますが…笑


では、なぜ股関節が痛くなってしまうのか…⁇


実際の臨床での経験を踏まえて、2つのパターンをご紹介します。


2.股関節の痛みの原因2パターン

先程『痛みの原因は股関節ではない』とお伝えしましたが、原因となり得るものは色々あります。

まず、人によって痛みの原因は違うということは念頭に置いてください。

そこが理解できていないと、誰彼構わず『痛みの原因は○○』という特定の内容に偏ってしまい、視野が狭くなるので。

…まぁ、それはさて置き。

臨床でも割と多いパターンを2つご紹介します。


2-1.パターン①【背中の伸展力】

股関節なのに背中⁇…と思われる方も多いと思います。

よく聞く『猫背』をイメージすると分かりやすいかもしれませんが、背中が曲がっていると股関節の動きが取りづらくなります。

写真では分かりやすく矢印を添えていますが、猫背になると相対的に骨盤が後傾(腰を丸くしたような体勢)します。

そのため、股関節を動かすのに必要な可動域を確保するのが難しくなり、結果として痛みに変わるパターンです。

このような状態になっていると、よく『股関節の柔軟性が足りない』として、グイグイと開脚のようなストレッチをやらせがちですが、背中の伸展力が乏しい状態で何時間ストレッチしたとしても、効果はあまり見込めません。

股関節の可動域のためにも、ストレッチの有効性を出しやすくするためにも、背中の伸展力は欠かせない要素ですね‼︎


2-2.パターン②【体幹バランス力】

よく『体幹を鍛えることが大事』だとして、腹筋運動やプランク、バランスボードで片足立ちなどをさせる指導者がいますが、ちゃんと競技や目的に合わせて取り組ませている方は残念ながらごく少数です。

多くの場合、『体幹(感覚)を鍛える』のではなく、『“体幹トレーニング”をできるようになる』ような取り組み方になってしまっているのが現状です。

中でも股関節付近のお尻の筋肉はとても強いので、踏み込む時やバランスを取る際に重要な役割を担っています。

もし、そこの筋肉がうまく使えていなかったとしたら…スポーツをする上で、何かしらの症状やトラブルが起こるのは容易に想像できると思います。

こうした不具合によっても、股関節の痛みを訴えるケースは多いんですね。


3.具体的な解決策の一例

とはいえ、個別に合わせて原因を探るとなると、実際に相対しないとなかなか難しいです。

マニュアル的なストレッチなどで解決…とまではいかなくても、ある程度共通する注意点というものはあります。

以下の動画は1年くらい前に自撮りしたものですが、股関節の開脚ストレッチについて解説したものです。

※動画は9分59秒です。

柔軟性と聞くと、柔らかければ柔らかいほどパフォーマンスが上がる…と思われがちですが、その種目の必要を満たせているかどうか⁇というのが重要なポイントです。

過剰に柔らかくても、実はそれがネックになるケースもあるんですね。
(…まぁ、そういった子は最近あまり見かけませんが😓)

動画を参考にしながら、股関節の開脚ストレッチをしていただけたら嬉しいです♪


4.まとめ

スポーツをしている学生で、股関節を痛める子は結構多いです。

◆病院では骨には異常が無いと言われた
◆経過観察で安静を指示された
◆そのうち痛みが引くだろうと思った

…など、さまざまな状態・状況の方がいるかと思いますが、ちゃんとしたケアを後回しにするといずれ大変な症状まで発展することもありますので、可能な限り早めの対応が望ましいと思います。


では、また次回の配信もお楽しみ♪

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