「八重山ライブラリー」

八重山の消えゆく記憶を記録するプロジェクト「八重山ライブラリー」の新聞連載が始まりました。　2018年から写真家の私、映像ディレクターの広田麻子さん、映像ディレクター、プロデゥーサーの浦郷庸子さんの３人でスタートしたプロジェクトです。島人をインタビューし、映像をYouTubeに公開しています。

八重山ライブラリー

昨年、石垣島、湘南国際ドキュメンタリー映画祭にて「The Words 記憶の記録　竹富島」が大賞を受賞した際に、八重山毎日新聞社の記者、黒島さんが私たちの活動を記事にしてくれました。　その時に、インターネットにつながっていない地元のお年寄りもインタビューの内容を読めるような連載ができると良いですね。と声をかけてくれました。　その前から新聞連載の話はあったのですが新聞社内で色々な調整が必要だったため、実現されるまでに一年以上の時間がかかってしまいました。

最初に連載のお話があった際に用意していた1回目記事の語り手の島人が、少し前にお亡くなりになりました。　お線香を立てに伺った時、連載のスタートが間に合わなくてごめんね、と悔しい思いが心の中を過ぎりました。　今後、ご家族の方と話し合いながら、彼のインタビュー記事も掲載できるようにしたいと考えています。

今日は、記事内で紹介した松竹美智恵さんの娘さんと電話でお話ししました。「まだまだ話すことがあるよ」と美智恵さんが嬉しそうに話していたそうです。

嬉しいな。　美智恵さんに会いたいな。