風になりたい #私の勝負曲
ノートの記事の募集に #私の勝負曲 というのがあって、私も書きたいなー。と思ったので書いてみる。
The boomの名曲、風になりたい。
私はごく普通の日本人として30歳まで生きてきた。特にノリがよいわけじゃなかったし、ダンスなんてしたこともない。でも、ブームのこの曲のサンバのリズムが、すごく、すごく、心に響いた。開放感があって、どこか遠くに飛んで行きたくなるようなこのリズムと、音の響き。
心のどこかで憧れていた冒険的な日常を送ること。住み慣れた日本と全然違うカオスな世界で衝撃を受ける日々を過ごしてみたい。
というわけで臨んだ青年海外協力隊の一次選考。
この曲をMDで聴きながら歩いた試験会場、横浜みなとみらいにあるJICAの施設までの道の感じは今もすごく印象に残っている。初夏の週末の朝早い時間、空は青くて、これから益々青くなる感じで、風は少し生暖かくて。私は緊張しつつも、これから何か新しいことが始まる予感がしてすごくわくわくしながら歩いた。
この曲が私のわくわくを倍にしてくれたんだよな。
あれからだいぶ時が過ぎて、私は無事合格して青年海外協力隊員として派遣された南米の細長いこの国で暮らして計11年になる。
協力隊を受験する時、ちょっと考えた。「30歳過ぎて、これから今までと違う環境で、別の価値観の中で暮らすのは面倒だぞ」って。「新しい価値観を持ったらもう日本で穏やかな普通の暮らしはできないかも」って。
結果、まあその通りなんだけど、新しい友達がたくさんできた。絶景もたくさん見たし、色んな美味しいものを食べた。想像しなかった仕事をし、みんなに喜んでもらえる趣味もできた。
なので、良しとしようじゃないか。
そして、まだまだ行ってみたいところ、やってみたいことがたくさんある。
時にエネルギーが切れかかったらまたこの曲を聴いて、わくわく感を取り戻してがんばっていこう。
#海外生活 #私の勝負曲 #青年海外協力隊 #THEBOOM
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？