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失敗作を作れ

「週末何してたの?」

「Netflixみてた」

「うわっ腐女子だ。腐女子じゃん」

「腐女子ってのはそういうことじゃないよ..まあ腐ってるのは同じだけど..」

という会話を昨日したばかりです。皆さんご機嫌いかがですか?

見ていたのは映画「セットアップ ウソつきは恋のはじまり」。タイトルからおわかりのとおり、軽いラブコメディの、Netflixオリジナル映画です。なんとなく再生し始めるとずっと見ちゃうんですよね...

主人公は、ニューヨークでスポーツ・ジャーナリストのアシスタントをしているハーパーと、投資家のアシスタントをしているチャーリーの若い二人。二人のボスは仕事命で、24時間気が休まる暇がない。しかしもしもボスが恋をすれば、自由な時間ができるはず。あまりの激務に耐えかねた2人のアシスタントは、互いのボスをくっつけるべく様々な作戦を練るが…?

というあらすじ。『プラダを着た悪魔』的に、ラテを用意し、ご飯を用意し、ボスの息子の自由研究を作り、元妻へのプレゼントを用意するアシスタントたち。「ジャーナリストになる」「投資家になる」という夢のために、それはそれは献身的にボスに尽くしています。こういうのを見ると社畜って世界共通なんだなと思います。

見ても見なくても人生には何の影響もない軽い作品ですが、作中のセリフの一つがすごく刺さりました。

ジャーナリストになるという夢がありながら、「仕事が忙しい」を言い訳にまだ一つも原稿をかきあげていないハーパー。そんな彼女に、友人が言います。

「原稿書いたの?」

「書いてない。こんな状態で書いたら、最悪の失敗作ができちゃう」

「失敗作でいいんだよ。みんな最初は失敗作から始めるものなんだから。わかったらさっさと史上最悪の失敗作を書きな!」

その言葉に励まされて、ハーパーは原稿に向かうんです。

たしかに何かをやろうと思うときには、「いいものにならない」「やってもだめに決まってる」という自分を責める声がどこかから聞こえてきて、手が止まってしまうもの。

でもそんなの、みんなおんなじ。名作を連発する巨匠だって、最初は失敗作から始めたんです。まずは完成させるのが大事。そう思うと、ちょっとやってみようかなって気分になりますよね。

そんないいメッセージをもらえた、気軽に見れる良作でした。暇で死にそうな方はぜひ

https://www.netflix.com/Kids/title/80184100


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