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香港でタクシーを使うべからず

1ヶ月半海外旅行に行っていた。NY→SF→LA→香港の旅。すごく楽しかった。んだけど、人間、「最高ー!」「楽しいー!」「ハッピー!」なときにはインターネットを離れてしまうのだ。だからnoteにもさっぱり投稿していない。

・Twitter→気づいたこと、思いついたことなんでも書く

・Instagram→映えるキラキラメモリーを掲載

という使い分けをしていた。

人間をブログに向かわせるのは、圧倒的にネガティブなモチベーションのほうが高いのではないだろうか。そんでまあ、帰国して、いまこうやってキーボードに向かってるわけよ。

旅はずっと楽しかった。特にアメリカはずっと楽しかった。LAでコーヒー屋さんに行ったら、バリスタさんに「どうよ調子」(東ではHow are you,西では How are you doingと言われる。後者はわりと具体的に答える質問)と挨拶されたので、「良いです」と答えたら「俺はクソ眠い。クソ眠すぎてやってられない」とフランクに話してくれたのでアメリカっていいなと思った。アメリカはいい。ぶつかったらsorryと言ってくれるし、次の人のためにドアを開けておく西欧式の礼儀がわたしはすごく大好きだ。

ネガティブに陥ったのは、最終地点の香港だ。これから恨み節が続くよ、ごめんね。落ち着いたらポジティブなブログも書きます。

香港はずっと憧れの土地だったので、初めて訪れる今回はすごくワクワクしていた。日本から最も近いイギリスだった香港。美味しい食べ物とイギリス✗中国のミックスされたカルチャーがわたしを待ち受けているんだと思っていた。

その1. 白人優位主義

ちょい安めの料理店に行ったところ店内がガラガラなので「二人なんだけど四人席に座ってもいいか」と聞いたら二人席しかダメだと言われ、後から入ってきた予約なしの一人の白人男性が「どこにでも座ってください」と言われて広い席に座りました。相変わらず店内はガラガラなのに。。。ちなみに高級店に行ったら普通に優遇してくれるので、ホンマに金次第です。

その2. タクシーの運転手の態度が最悪

意外にも、香港はものすごい現金社会である。アメックスすら使えない。タクシーもキャッシュオンリーだ。その辺を走っているタクシーの運転手は基本的に愛想が最悪なのだが、世界的高級ホテルチェーン「ハ◯◯ット」のタクシー乗り場で客待ちをしているタクシーはもっと悪かった。乗ろうと近づいたら、2台連続で「お前は乗せたくない」と拒否された。理由はわからない。

しょうがないので、ホテル従業員の中国人に「タクシーが乗せてくれないから貴方から言ってくれないか」とお願いして、彼女が中国語で喋るとしぶしぶ乗せてくれた。LAでフレンドリーなドライバーばかりとおしゃべりしていた直後だったので、香港のタクシー体験が最悪なのはすごくショックだった。

ただし、その辺の道を走っているタクシーの人は怖いが、Uberの人は親切である。だからUberばっかり使っていた。料金も大して変わらない。Uberの人に「香港のタクシーは最悪だから使いたくない」と話すと、「タクシー運転手はすごく待遇が悪いからだと思う」と言っていた。

たしかに、まともな自家用車を買えるくらいならUberやってるのだ。また現地通の人によると、「Uberの人々は基本余裕のある人ばかりで純粋に車自慢が多い」という。たしかにLAのUberはポンコツ車が多かったが、香港のUberはテスラプリウスBMWベンツで高級車ばっかだった。

重要:中国の人は悪くない

とかなんとか文句ばっかり言ったけど、中国の人が怖いんじゃない。香港でも楽しく優しい人はたくさんいた。はんこをつくってくれたおじさん、sonarでパンをおまけしてくれた女の子。

でもほんの少しの心無い人の行動が、一つの大きなエリア全体の印象を悪くしてしまうことがあるんだ。言葉が通じない人が疎ましいのはわかる。でも人間扱いをしないのは間違っている。わたしもこれから、周りの人に嫌な思いをさせていないか、「ナイス」でいられるか、自問していこうと思う。

香港に行ったらUberを使ってください。

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