見出し画像

信じたものに力は宿る

直感でワクワクしたり、いいなと思ったらすぐに行動をしてしまう。この写真は、昨年の大晦日、東海道新幹線の車内から撮影したものです。大阪の堺市へジルベスターコンサート(大晦日の深夜から、元旦の未明まで行われるクラシックコンサート)へ向かっていました。

長年いた場所、人間関係から離れるのは、体力と気力が必要です。心身共に疲労困憊し、家で休んでいればよかったかな。自分の行動力に、後悔しそうになりながら流れる景色を眺めていました。

空を見るのが大好きで何時間でも見ていられます。ふと、「虹でも見たいなぁ」と思っていたら。ほんの少し虹が現れました。ビックリして、カメラのシャッターを押していると、どんどん虹が大きく、はっきり見えました。

感動して涙が溢れます。

もしあの時、大阪に行くと決めなかったら、この新幹線に乗らなかったら、こちら側の席に座っていなかったら、車内で勉強をする力があったら、窓の外を見ていなかったら、心の中に虹がなかったら出会えなかった奇跡。

虹はすべての出来事が、完璧で必要だったと教えてくれました。

大阪に着いてからは、会場の近くに宿を取っていたので間際まで休んでいました。

なぜ東京の端っこに住んでいる私が、大晦日に大阪へジルベスターコンサートへ行ったか。

理由は、出演者のピアニストの反田恭平さんの演奏を聴きたかったらです。

サプライズでミニコンサートが開催され、運良く近くの席で反田さんの音楽を浴びることができました。

閉じていた心が開かれて、ハートから身体全体が熱くなって、音が様々なツボを押しながら進み、全身のエネルギーが循環する。

ホテルに戻った時には、元気になりすぎて睡眠を必要としない程でした。

仕事人間で家に寝に帰るだけの生活を長年していた私は、音楽の情報も疎くなっていましたし、クラシックには詳しくありません。

誰が演奏しているか、どんな人なのかも知らずに、何気なく付けたテレビから流れたピアノの音色に涙が溢れてとまりませんでした。その人がずっと誰だか知りたくて。初めて行ったクラシックコンサートで直接音に触れて、ずっと探していたピアニストが誰だかわかったのです。

何の知識も先入観もなくても、1人の人をここまで変えて、行動させてしまう音の力。

演奏されている反田恭平さんのクラシック音楽への愛と、揺るがぬ信頼が力となって聴く人の心へ届くのだと思います。

人それぞれ好みはあるかと思いますが、私の言葉や写真を良いと思って下さる方なら、きっと共感して下さるのではないかと思います。

今も反田さんのピアノを聴きながら、noteを書いています。

今夜、4/1日(水)19時から反田恭平さんの演奏がサントリーホールより配信されます。

宜しければ、一度でも私の言葉や写真に良いなと思って下さったなら、きっと心に届くと思います。

聴いてくれる人がいることは、アーティストの方のパワーにもなります。

反田恭平さんのnoteに想いが綴られています。

別々の場所からではありますが、同じ地球で、同じ日本で、同じ時代を、生きるあなたと、一緒に感動したいです。

https://eplus.jp/sf/detail/3270450001




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?