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坂本龍馬の魅力10選!

江戸幕府を終わらせた男、坂本龍馬。
歴史的な活躍ももちろんですが、
彼から連想されるどこか明るいイメージに、
惹かれる人も多い人物ではないでしょうか?

坂本龍馬は、単なる歴史上の人物ではなく、
現代のビジネスパーソンにとって、
とてもいいロールモデル
と言えるでしょう。

彼の生き方や考え方から学ぶべきことは多く、
日々の仕事に活かすことで、
より大きな成果を上げることができるはずです。

今回はのテーマは、
【坂本龍馬の魅力10選!】

龍馬の魅力を実際の史実に基づきながら、
ご紹介できればとおもいます。


坂本龍馬という人

坂本龍馬は江戸時代が終わりに差し掛かる、
1835年に現在の高知県で生まれました。

【才谷屋】
というお金持ちの分家に生まれた龍馬。
5人兄弟の末っ子で、幼少期は泣き虫であったと伝えられています。
14歳になるころには剣術ははじめ、剣術の腕をどんどん上げていきました。

19歳になった龍馬は剣術をさらに極めるため、
江戸に出向きます。
ちょうどその年にペリーが黒船を率いて来航。
日本に開国を迫ってきた年でした。

黒船来航

当時土佐藩に属していた龍馬も、海岸を守りにいきました。

その一年後、
土佐に戻った龍馬は、画家の河田小龍に会い、
海外のことをおしえてもらったことをきっかけに、
海外へ興味を持ち始めます。

河田小龍

28歳になるころには
「自由に行動したい」
と考えた龍馬は土佐藩を出ていきます。

再度江戸にもどった龍馬はアメリカに渡航経験のある、
勝海舟
と出会い、弟子入り。
船の動かし方など彼から様々なことを学びました。

勝海舟

31歳になると、日本初の商社である、
「亀山社中」※後の海援隊
を長崎に創設。

この会社を通じて世界の様々な国と仲良く商売することを夢見ていました。

また、龍馬は同時に日本を強い国に変える必要があると考えていました。

それは幕府ではなく、朝廷が政治の中心を担う新しい国を作ること。

そのことを実現するために、
当時仲の悪かった、
薩摩藩と長州藩に手を結んでもらい、
幕府を終わらせようとしたのです。

江戸幕府を終わらせようとする龍馬は、
危険思想を持っている人物
として命を狙われるようになります。

その代表的な事件として、かの有名な、
「寺田屋事件」
がおこります。
この時、龍馬は大けがを負いますが、
この事件で龍馬を助けた、
お龍さん(楢崎龍)
と後に結婚。

おりょうさん

日本で初めての新婚旅行といわれている旅にも出かけました。

龍馬は江戸幕府がなくなった後の案として、
「船中八策」※後の名称
を徳川家に提案します。

徳川家もこの案を受け入れ、
1867年10月に、徳川家は大政奉還を行い、江戸幕府は終わりを告げました。

大政奉還の1か月後、
龍馬は自身の誕生日である11月15日に、
京都の近江屋にて中岡慎太郎とともに何者かに襲われ亡くなりました。

中岡慎太郎

土佐藩を脱藩して5年。
ようやく世界での活躍が目の前に。
夢半ばでおきた暗殺事件でした。

魅力①:変化を恐れず挑戦する姿勢

龍馬は、土佐藩という閉鎖的な環境から抜け出し、
江戸や長崎で様々な人々と交流しました。
当時、藩を出るということ
【脱藩】
は重罪でした。

しかし、龍馬はあえて重罪のリスクを取りました。
そのリスクをとったとしても、脱藩をするということは、
自分の「可能性」を開く選択でした。

そして、脱藩のリスクと引き換えに
海外の文化に触れ、
知見を広げ、
勝海舟のもとで最新の海軍の技術を習得します。

この経験は日本の未来を切り開くため、
新しいことに挑戦する基礎となりました。

亀山社中の設立や海援隊の結成は、その代表的な例です。

長崎にある亀山社中の跡地
亀山社中記念館

ビジネスにおいても、
変化を恐れず新しいことに挑戦することは、
成長の原動力となります。

魅力②:広い視野と柔軟な発想

龍馬は、藩のしがらみにとらわれず、
広い視野で時代を見つめ、
柔軟な発想で新しいアイデアを生み出しました。

あの有名な、
薩長同盟
を成立させたのも、
龍馬の柔軟な発想と交渉力があったからです。

薩長同盟にかかった二人

当時、薩摩と長州は利害が一致するものの、
それまでの経緯から根深い不信感が横たわっていました。

龍馬は、この両者を理屈ではなく、
「取引き」
という形でまず接点を持たせます。

具体的には、
薩摩から亀山社中を経由して、長州に武器の調達を行いました。

こうして実績を積み重ねることで、
少しづつ両者の溝を埋めていきました。

これは、龍馬が目的を達成するために、
柔軟に広い視野からアプローチした結果です。

多様な価値観を受け入れ、
柔軟な発想で問題解決に当たることは、
現代ビジネスにおいても不可欠です。

魅力③:人脈を築く力

龍馬は様々な人々と交流し、
信頼関係を築くことで、

薩摩藩の西郷隆盛
長州藩の桂小五郎

など、多くの志士と連携し、
倒幕運動を推進しました。

さらには、一介の脱藩浪士でありながら、
松平春嶽
のような大名にも面会をします。

松平春嶽

これは現代の感覚で言うと、
フリーターが県知事と情報交換を行うようなものです。

ビジネスにおいても、
良好な人間関係を築くことは
成功への近道です。

魅力④:目標達成のための行動力

龍馬は目標に向かって、
常に具体的な行動を起こし続けました。
「船中八策」
は彼の行動力の象徴です。

龍馬の素晴らしいところは
アイディアで終わらないところです。

船中八策
薩長同盟
大政奉還
これらは同じことを考える人はいましたし、
龍馬自身がその案を自分のものとした部分もあります。

しかし、
それらの人は自身の立場や環境から、
実行に移すことができませんでした。

龍馬は、それらを諦めず、
行動をもって実現に繋げた点が彼を唯一無二の存在としました。

現在のビジネスシーンでも
アイディアはあるけど実行できないケースがたくさんあります。

多くは立場や環境のせいにして
諦めることが多いのではないでしょうか。

とにかくまずは実際に実現に向けて行動する。

龍馬はそれを我々に教えてくれています。

魅力⑤:困難を乗り越える力

龍馬は土佐藩からの追放や、
寺田屋での捕縛未遂など、
数々の困難に直面しながらも、
決して諦めずに目標に向かって突き進みました。

それを支えたのは、
彼の「明るさ」でした。

龍馬はどんな状況でも明るく楽観的でありました。
小さな欠点や、
問題にとらわれず、
目標に向かって明るく突き進む。

これは現代のビジネスにおいても重要なことです。

魅力⑥:コミュニケーション能力

龍馬は異なる立場の人々との間で、
円滑なコミュニケーションを図ることが得意でした。

その代表的な例が【海援隊】です。

【海援隊】は様々な藩の人材が集まり、
彼のリーダーシップのもと、
密接な連携が取られました。

魅力⑦:リーダーシップ

龍馬は周囲の人々を巻き込み、
大きな目標に向かって導きました。

「海援隊」を率いて、
物資の調達や情報収集を行い、
倒幕運動を支えました。

その中で龍馬が常に隊士たちに伝えていたことがあります。
それは、

「価値観の違いを認めよ」

ということです。

海援隊の中で幕府よりの隊士がいて、
このことに不快感をもった他の隊士が処罰を龍馬に伝えたところ、
龍馬が言った言葉があります。
それは、

「たった一人の意見も変えられないなら国を変えることは無理だ」

龍馬はその言葉で幕府よりの隊士を守りました。
海援隊はこういうリーダーがいたからこそ、
幕末の混乱期に重要な役割を果たせたと言えます。


海援隊の集合写真
最下段右から4番目が龍馬だとか。

魅力⑧:危機感とスピード感

龍馬は、前述のとおり明るく楽観的でしたが、
その反面、
危機感も常に持ち合わせていました。

寺田屋での幕府方の襲撃を受けた際、
紀州藩との「いろは丸」の海難事故における一連の交渉も、
常に相手方より先手を打ち、
迅速な判断を行いました。

現代もビジネスの世界は不確定な不安定な状況です。
うまくいっている時こそ
油断せず
危機感を持ち
常に頭の中で危機に際しての
シミュレーションを行うことが必要です。

魅力⑨:誠実さ

龍馬はどんな時でも、
誠実に周囲の人々と接しました。

龍馬は、
亀山社中や海援隊を設立し、運営していく中で、
多額の借金をしていました。

当時の討幕運動をする浪士たちは、
一様に借金まみれでしたが、
ほとんどの浪士はこれを踏み倒しています。

しかし龍馬は、
借金した相手に常に手紙を送り、
自分の現状を知らせながら、
返済していました。

こうした金銭感覚は、
龍馬の信頼のバックボーンになりました。

誠実さとは
「具体的な行動」
で示すものです。

これは我々も肝に銘じておきたいものです。

魅力⑩:夢を持ち続ける力

龍馬は常に新しい夢を持ち、
それを実現するために努力し続けました。

「日本を今一度せんたくいたし」

という彼の言葉は、彼の大きな夢を示しています。

ビジネスパーソンが龍馬から学べること

龍馬の生き方から学ぶべきことは、
単に歴史的な教訓にとどまりません。

彼の

行動力
柔軟性
リーダーシップ


そして人との繋がりを大切にする姿勢は、
現代のビジネスにおいても非常に重要です。

  • 不確実な時代を生き抜くための柔軟性

  • 多様な人々と協力し、大きな目標を達成する力

  • 変化を恐れず、新しいことに挑戦する勇気

  • 困難な状況でも諦めずに前へ進む力

  • 長期的な視点で物事を考える力

これらの教訓を胸に、
ビジネスの世界で活躍していきましょう。

魅力が詰まった人物
坂本龍馬

編集:青羽ひかり

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