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初登院。初バッジ。初投票。

11月10日、衆議院議員として初登院して参りました。国の将来を決めるこの大事な場に送り出して頂いた皆さまに、改めて心から感謝申し上げます。

朝8時15分ころ、国会議事堂前の駅から紅葉の美しい茱萸坂(ぐみざか)を歩いて下っていくと、国会正面には既にメディアの方を中心に大きな人だかり。独特の賑わいと高揚感が漂ってきます。地元のテレビ局等の取材に答えつつ、議事堂の階段を上ってエントランスへ。まずは初登院ということで、議事堂の表示板の自分の名前のボタンを押して記念撮影。当選証書と引き換えに、議員バッジを受け取りました。同じ愛媛県選出の井原巧(愛媛3区)、長谷川淳二(愛媛4区)両代議士とばったり遭遇し、3人で再び記念撮影。取材に、地元の皆さまへの感謝とさっそく始まる国政への決意を申し上げました。

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バッジを付けてはじめての会議は、9時40分からの自民党の国会対策委員会。やや緊張の面持ちの1、2年生議員を前に先輩方から本日のスケジュールや議会の基本ルールなどの簡単なガイダンス。高木委員長からは「国会には新人研修はない。だから新人のうちはできるだけこの部屋に遊びにくるように」との温かい激励のメッセージを頂きました。

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会議の合間の時間を縫って地元の愛媛県、松山市の東京事務所へのご挨拶や、新事務所を訪ねてきてくださる方への応対、重要政策についてのレクチャーなどが続く慌ただしい一日。ベテランスタッフの経験と機転にも助けられ、なんとか日程をこなしていきます。

自民党の両院議員総会を経て、13時からはいよいよ本会議。重厚なドレープカーテンをくぐり議場内に入ると、大きな本会議場。自分の座席を探すと、なんと最前列の議長の真正面の「特等席」。こちらから議長の細かい表情やしぐさの一つ一つまでばっちり見えるということは、同じく檀上からも見えているのでしょう、気が抜けません。ちょうど座席が与野党の境界にあたる席でもあるため、左隣は京都一区選出の自民党の勝目康代議士、右隣は立憲民主党の宮崎1区選出の渡辺創代議士という並びです。二人とも当選同期で世代も近く、選挙中の苦労話や家族の様子など、親しくお話させて頂きました。

国会議員としてのはじめての一票は、衆議院議長の選出。正副議長については事前に与野党で話し合いが済んでいるため、細田博之議長、海江田万里副議長がほぼ満場一致で選ばれました。続いて「前例にのっとり~」という前口上のあと、麻生太郎代議士が議長・副議長就任のお祝いのご挨拶。そして「ぎちょううう~」(最低7秒は続けないといけないらしいです)という大きな声で議事進行係の山田賢司代議士が一部の議事を議長判断で進める動議。最後は、衆議院銀第101代内閣総理大臣として岸田文雄総理を選出し、約2時間の本会議が終了となりました。

投票は一人ひとりが檀上にあがり一票を投じるため、全465人が投じて集計するだけでも毎回数十分という時間がかかります。また、国会には法律や規則には書かれていない独特の慣例や伝統もたくさんあります。効率性やスピードを求める時代にあって、こうした議会運営の実務は新鮮に映ります。と同時に、こうした細かな作法に込められた先人たちの思い、国権の最高機関としての国会の役割の大きさ、そこで議論を深め、票を投ずる国会議員の責任への自覚を継承していこうとする議会人としての矜持に触れた一日でもありました。

応援してくださる皆さまの付託に応えられるよう、一日一日全力で取り組んで参ります。これからも宜しくお願いします!

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