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肩凝りと営業

約2か月間の在宅勤務で目、肩、腰の疲れがピークになり、緊急事態宣言明け初となるマッサージ屋さんに行ってきた。

足つぼを含めたボディケアマッサージで指圧して頂き凝りがほぐれた。首が凝っていたせいか頭が重かったが、それは解消され気分もリフレッシュできた。

他のお客さんも在宅勤務による疲れが溜まっていたようで来店する方が増えているとのこと。

コロナショックは精神的ダメージだけではなく、身体的ダメージも与えてしまったようだ。

今後も仕事に最適化されていない自宅の椅子で在宅勤務となると凝りが蓄積しそうなのでまた近々行こうと思う。
と、ぼんやりと考えながらお会計を済ませたところ店員さんから次のように言われた。

店員さん:今日マッサージして身体が柔らかくなったと思うんですが、2週間くらいしたらまた元に戻りやすくなりますので、よかったら2週間前後で次の予約をしておきませんか? 1か月以内にご来店されると次20%割引になりますがいかがでしょうか?

私:あ、また疲れたなー凝りがひどいなと思ったら来ますね。とりあえず予約は大丈夫です

と、このようなやりとりをした。
純粋に営業感が伝わってきて、2週間後には行く気にはなれなかった。

普段BtoB営業を仕事でやっている身として、お客さんの立場、気持ちを想像してどう言ってほしいか考えてみた。以下、自分が店員さんだったらどうするかシミュレーション。

店員さん:大原さん、首肩の凝りがすごく気になり出すのってマッサージ受けてどのくらいですか?

私:うーん、少し気になり出すのは2週間で重く感じ出すのは3週間後以降ですかね。

店員さん:そうでしたか。凝りが溜まってきますよね。2週間後とかぐっすり眠れてますか?

私:あまり眠れてないですね。お酒飲んで寝てます。

店員さん:笑笑 お酒お好きなんですね。目覚めはどうですか?

私:あまりよくないですね。

店員さん:そうでしたか。では今からお伝えするセルフケアをお風呂上がりに定期的にやって頂くと身体がほぐれて眠りやすくなるかもしれません。

と、このようにマッサージ前かマッサージ中になぜ今日きたのか、疲れ状態はどうかや日頃の身体のケアについてヒアリングして、マッサージ後にセルフケアを説明する(実際はセルフケアは教え頂いたが、ヒアリングはあまりされず)

この後に私なら、
大原さんはマッサージ後2週間から3週間後くらいにお身体の凝りがだんだんひどくなってくるとおっしゃってましたので、是非今日お伝えしたセルフケアをなさってみて下さいね。
あと、もし可能ならばでいいのですが、同じお値段(60分6,000円)で1か月後以降とかにいらっしゃるより、30分✖️2回(約3,000円)でご来店の間隔を短くしていらっしゃれば凝りにくくなるかもしれません。
もしお早めに来て頂ければ割引もありますのでご検討くださいね。それではまた楽しいお話聞かせてください。

と早めの来店確率を上げられるよう話すかなと考えた。

さて、皆さんだったらいかがだろうか?
もっと早めに来店してもらうにはどんな伝え方がいいだろうか?

どんな商売でも「お客さんってどんな人柄なのかな?どんな背景や経緯があって来店したのかな?また来て頂くためにはそのお客さんにはどんな伝え方すればいいのかな?営業っぽくなっていないかな?」などを考えていかないといけない。物やサービスを購入する立場になって考えることが必要だ。

こうしたことを自分が何かを売る側に立ったとき自然にできるようになることが理想だろう。

売るんじゃなくて、また「会いたくなり、話したくなる」をどうつくり出すかが大事なんだと改めて思った。

言うは易し、行うは難しだが、私自身日々精進なり。

#在宅勤務 #肩凝り #営業 #コロナ

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