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やめられないとまらない!ニッポンのキング・オブ・お菓子

前回は、日本のおみやげお菓子は、そのだけではなく、雑談ネタとしてもおいしく、特に「きのこの山とたけのこの里さぁどっち?」の議論は、時間も仕事も忘れるくらい(反省)、盛り上がりますよ〜☆と、お話しました。(きのこの山の、コスパ最強の食べ方はこちら↓)

今回はタイトル名の「キング」にもふさわしく、西アフリカの王族・政治家・スポーツ選手などのセレブリティ愛してやまないスイーツふたつ、ご紹介します。


本題に入る前に、西アフリカの位置について、簡単にご紹介します。
まず、アフリカ大陸は、54ヶ国(2020年時点の国連加盟国)があり、以下の図のとおり、北(北部)西(西部)中部東(東部)南(南部)にわけられています。

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それぞれの地域を代表する国は、こんな感じです。

北アフリカ:モロッコ、チュニジア、エジプト、アルジェリアなど
西アフリカ:ナイジェリア、ガーナ、ギニア、コートジボワールなど
中部アフリカ:中央アフリカ、カメルーン、ガボン、赤道ギニアなど
東アフリカ:ケニア、エチオピア、ソマリア、ザンビアなど
南アフリカ:南アフリカ(共和国)、モーリシャス、アンゴラ、セーシェルなど


西アフリカは、アフリカ大陸の西、サハラ砂漠よりも南に位置しており(※)、地図でいうと、こぶのように、「アフリカ大陸の、もこっと出ている部分」を指します。

サハラ砂漠より南に位置している国々を、サブサハラといいます。
ざっくり言うと、北アフリカと東アフリカのソマリア以外の46ヶ国を総称して、丁寧に言うと、アルジェリア、ジブチ、エジプト、リビア、モロッコ、スーダン、チュニジア、ソマリア以外のアフリカの国々が当てはまります。
(サブサハラの定義は、地理的なものや言語的なものなどがあるため、国際機関により異なります。)

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言語は、おもにフランス語圏英語圏にわかれます。
いずれにしても、アフリカ各国の人たちは「ピジン英語」と呼ばれる、現地語と混ざった英語を話すことから、聞き取るのにちょっと苦労します。

私はアフリカ英語を理解できるという(おそらく)かなりレアな特技を持っているのですが、そのためにアフリカとのご縁も多く、彼らがビジネスや国際イベント、プライベートで来日するときは、「お付き」のごとく、帯同させていただいています。


アフリカと私との関係についての背景を少しご説明したところで、猫にまたたびのごとく、彼らをにする日本のスイーツふたつを、ご紹介します。



やめられないとまらない!"カスタード"

ひとつめは、


プリン ♡


です。

メーカーやお店にこだわりはなく、効きプリンよろしく、色んなプリンの食べくらべをするのが、彼らの日本滞在中の ☆お楽しみ☆ なんです。

どうやら、濃厚でコクのあるカスタード甘くてほろ苦いカラメルのコンビネーション具合が、ツボらしいです。


西アフリカの超大国、ナイジェリアにも “Pudding” と呼ばれるデザートはあるのですが、これらはココナッツプリンチョコレートプリンを指すので、カスタードプリンではありません。

また、"Pudding" イコール デザートとは限りません

たとえば、moimoi(モイモイ↓)という、ふわっとした食感で(唐辛子が入っているので)ピリッと辛い、エビや魚入り蒸しパンのような食べもの。
これも、ナイジェリアのお料理カテゴリとしては、"Pudding"に入ります。

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カスタードは、他のデザートに和えたり、クレープの中に入れるソースのような位置づけなので、そのカスタードをデザートとして丸ごと食べる、日本の「プリン」というお菓子の存在自体が、彼らにとって嬉しいサプライズなのです。

そのため、老若男女問わず
「akkie、日本に行ったら、カスタード食べたいから、よろしく☆」

と、いつもリクエストをされます。
ちなみに、彼らは「プリン」や「プディング」ではなく、「カスタード」と呼びます。


プリンは保存期間が長くないですし、冷やしておかないと不安なので、常備はしません。

そのため私は、彼らに帯同するとき、コンビニやスーパーを見つけるたびに、まるで「パシリ」のごとく、プリン売り場めがけて小走りに走り、彼らの効きプリンのために、色んな種類のプリンを、片っ端から買いに行くことになるのです。(汗)


やめられないとまらない!シガール

白い恋人」や「ロイズのチョコレート」など、北海道のお菓子は、不動の人気です。
特にアジア圏の人たちからは、毎回ご指名が入るくらいです。

いまでは、東京の場合は、羽田空港都内の直営店JR東京駅などで手に入りますが、前は北海道でないと手に入らず、北海道に出張にいく友人知人がいたら、お願いして買ってきてもらっていました。


ヨックモックのシガールも、アジア圏では確実な人気をモノにしています。

でも、(以前、記事で少し触れましたが)西アフリカセレブリティからの、圧倒的なシガール人気は、筋金入り

そう。
彼らが、愛してやまない、ふたつめのスイーツは


シガール ♡


です。


西アフリカのリベリア出身である、元プロサッカー選手が来日したときに、やはり「お付き」として帯同させていただきました。
そのとき、ヨックモックシガールをプレゼントしたところ、とてもお気に召していただけました。

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かっぱえびせんのように、やめられないとまらないらしく、ひと箱をすぐに完食。
なんども、「おかわり!」リクエストを受けて、結局、大人買いをすることになりました。


彼とシガールとの運命的な出会いについては、また後日、お話できれば、と思います。


私のnoteでなんども、同じようなセリフを言っていますが、また言わせてください!


口コミ恐るべし。


シガールの魅力は、リベリアからあっという間に、国を越えて、ナイジェリア、ガーナ、コートジボワールなどの西アフリカのセレブリティに広まりました。
彼らの中では、プリンヨックモックのシガールニッポンのキング・オブ・スイーツなのです。


私も、まだまだ日本のおみやげお菓子を、探求中


もし、あなたのご経験で、

「こんなお菓子が人気だったよ~・」
「意外にこれ、ウケたよ~☆」
「日本では大人気だけど、海外ではウケが良くなかったなぁ・」

など、ありましたら、ぜひコメント欄から教えてください。


いかがでしたか?


海外の人のための、日本のおみやげお菓子は、このように、見た目楽しんでもらえます。

それでは、海外から買ってきたおみやげお菓子は、どうでしょう?


次回は、私が買ってきた海外のおみやげお菓子で、やらかしてしまった、ふたつの騒動について告白します。




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