第17回 エアブラシ環境揃えると高いけど実際どうなの?
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第17回 エアブラシ環境揃えると高いけど実際どうなの?

Akidou

今回は「エアブラシ欲しいなぁ」って思ってるけど、実際お金かかるし使う場所も作らないといけないし、どうしようかなぁ・・・と悩んでいる方に読んでもらいたい記事です(めちゃ限定的w)

とても長文なので、ゆっくり分割して読んでいただければ幸いです。

たぶん、ぱっと買ってぱっと使う人は少ないと思う(知らんけど)ので、しっかり考えて買った方が良いと思います^^


ちなみに僕がエアブラシ環境を整えたのは、だいたい9年くらい前です。

なので、使ってるうちに気付いた事などを踏まえてお話していくので、ぜひ参考にしていただければと思います。


(ここ関係ない話)
それにしても、noteのエディタが新しくなったということでさっそく試していますが、以前よりも良くなってると思います。
とくに見出しが増えたのは助かる。


購入前にまず買うものと予算を考えてみよう

一応、「3,4万ぐらいなら買う気になったら払えるよ!」と思えることを前提に話を進めます。

実際、何カ月も生活費を削ってやっとの思いで手に入れるぐらいなら、いっそキット代にしちゃって筆塗りや簡易フィニッシュで完成させる方がいいと僕は思います。

僕もモデラーの端くれなので、「それでも手に入れたい!」という気持ちも理解出来ますが、正直、買ってからも塗料や溶剤など何かと使う為にお金がかかります。

キットが買えないと本末転倒なので、まずは自分の環境を整えてから購入を考えましょう^^

ということで、話を進めます。


まずは買うもの

エアブラシ環境を最低限整えるには、以下のものが必要です。

  • コンプレッサー

  • エアブラシ(ハンドピース)

  • エアブラシとコンプレッサーを繋ぐホース

  • エアブラシスタンド

  • 塗装ブース(自作でも可)

簡単に説明していきます。

コンプレッサー

まず「コンプレッサー」とは、空気を圧縮して送り出す機械です。
エアブラシ環境にお金がかかる一番の原因はこいつですね。
だいたい1万円~買えますが、最近だと充電式のコンパクトエアブラシなるものがYouTubeとかで紹介されています。

↑こういうの

個人的には、ちゃんとしたコンプレッサーとエアブラシを買った方が今後の事も考えるといいような気もしますが、8,000円前後で塗装ブース以外が揃うのは確かに魅力的です。

月に1体つくるかどうかぐらいのモデラーさんなら、充電式でも十分だと思いますが、作例のようなカッコイイガンプラをいっぱい作りたいという方は、コンプレッサーとエアブラシを整える方が将来的に良いと思います。

コンプレッサーも1度買えば(一概に全部とは言えませんが・・・)何年も使えるものがほとんどです。

ちなみに、僕が使ってる「L5コンプレッサー」はエア圧が少し弱いですが9年間一度も故障していません^^


エアブラシ(ハンドピース)

次に「エアブラシ本体(ハンドピース)」ですが、これも約7000円~から購入できます。

コンプレッサーにセットでついている場合もあるので、いっそのことセット買いするのも最初はありだと思います。


ハンドピースには、「シングルアクション」と「ダブルアクション」の2タイプに大きく分かれていて、「シングルアクション」はエアと塗料が1つのアクションで一緒に噴き出すタイプ、「ダブルアクション」はエアと塗料が別々のアクションで噴き出すタイプです。

これに関してはどちらがいいとかはありません。要は自分が使いやすい方が良いと思います。

↑これはTAMIYA製の0.2mm口径ダブルアクションタイプ


「シングルアクション」は操作は簡単ですが、細かい調整が出来ない為、細く噴いたりするのは難しいです(ちょっと違いますが「缶スプレー」と似たアクションです)
「ダブルアクション」はエアと塗料を分けて操作するので、細く噴いたり塗料を少しだけ噴いたりすることが出来ますが、操作は難しいです。

僕はダブルアクションを使ってますが、結局使い続けると扱えるようになってくるので、「初心者ならシングル」とかはあまり気にしなくていいと思います。練習あるのみです(笑)

↑これはGSIクレオス製の0.4mm口径シングルアクションタイプ


あとは「口径」という言葉をよく目にしますが、だいたい「0.2mm」「0.3mm」「0.5mm」と3種類ぐらいあります。

詳しく書くと長くなるのでざっくり説明しますが、「0.2mm」は細く噴けるけど広くは苦手、「0.3mm」はある程度細くも噴けるし広くも噴ける、「0.5mm」は広く噴けるけど細く噴くのは苦手、という感じです。

ぶっちゃけ「0.3mm」1択でいいと思います(笑)

「0.3mm」で技術力をつけて、それでもこれ以上細く噴くことに限界を感じたり、パーツが大きいメガサイズのガンダムを塗装するのが大変だ、という時に2本目として「0.2mm」や「0.5mm」を検討する感じでいいと思います。

↑これはGSIクレオス製の0.5mm口径トリガータイプ。トリガータイプも実はあります。


エアブラシとコンプレッサーを繋ぐホース

これも無くてはならないものです。

だいたいのコンプレッサーには1本セットでついているので、個別で用意する必要はないかも知れませんが、1本だいたい1,500円前後で買えると思います。

↑これはGSIクレオス製の1/8(S)ストレートタイプ

注意点は「エアブラシ」と「コンプレッサー」の接続部分の径のサイズです。

僕が知ってる限り「1/8(S)」と「PS(細)」の2種類がありますが、ここが違うと接続できないので確認だけはしておきましょう。
ただ、それぞれの変換ジョイントもあるので、よほどのことが無ければ「どうにもならない」事態に陥ることはありません。

出費を減らす為にも確認だけはしておきましょう。


エアブラシスタンド

これは「必要になったらでいいや!」って思う方もいるかも知れませんが、絶対にいります!(笑)

なぜなら、塗装中、絶対にハンドピースを手放す瞬間が訪れるからです。

塗装前にホコリを払う、マスキングテープをしっかりと止める、持ち手の向きを変える、などなど、塗装する直前にさりげなく行うことも、ハンドピース片手では難しくなりますし、下手をすると塗料がこぼれて大変なことにもなります。

どんなタイプでもいいので、ハンドピースをまっすぐに置ける場所を1つ用意しておきましょう。


これもコンプレッサーなどにセットでついている場合があるので、あればそれを使っていいと思います。
ついていなければ個別で買う必要がありますが、だいたい500円前後で買えると思います。

ちなみにオススメは磁石がついているスタンドです。

金属のトレイなどにしっかりと貼り付いてくれるので、倒すことなく安定しておくことが出来ます。


塗装ブース

最後に塗装ブースですが、これが一番頭を悩ませるアイテムです。

まず、塗装ブースを買わない場合どうするかと言うと、閉めきった室内では確実に体を悪くしますし、部屋にあるものに細かい粒子が積もったりします。
例えば、ベランダや窓の前で塗装が出来るのなら、塗装の際はベランダや窓を開け、外に向けて塗装をすると不可能ではありません。

ただ、洗濯物や網戸などに塗料の細かな粒子が付着する可能性は高いので、あまりオススメは出来ない状態です。


塗装ブースは、部屋の周囲に飛び散らないだけでなく、ニオイなどもある程度外に排出してくれるし、フィルターで粒子をある程度付着させてくれる働きも持っています。
出来ることなら塗装ブースを完備して行うのが望ましいです。

塗装ブースを自作で作るという人も多く、衣類を入れるプラケースに穴を開けて換気扇をつけてる人もいれば、段ボールに換気扇をつけて使っている人もいます。

僕も最初は段ボールに穴を開けて、ホームセンターで買ってきた換気扇をつけた簡易ブースで塗装していました^^
ただ、排出用のホースをつけていなかったので、換気扇の幅だけベランダを開けないとダメで、冬場の寒さに耐えられなかったので、結局塗装ブースを買いました。
今はほんの何センチだけしか開けなくて済んでいます。

自作だと何千円かで出費が抑えられるので、塗装ブースまでは高くて買えないという方は、ネットで色々作り方を紹介していると思うので、それらを参考に作ってみてもいいと思います。

↑これはTAMIYA製のペインティングブースII ツインファン


ここまでの概算

では、以上のものを揃えるとなるとどれくらい出費が必要になるのか。

ざっと概算を出すと・・・

コンプレッサー⇒20,000円
ハンドピース⇒10,000円
ホース⇒1,500円
スタンド⇒500円
塗装ブース⇒15,000円

合計48,500円

つまり5万円出すと一式すべて揃えることも不可能ではありません。


ここからさらに、エアブラシはコンプレッサーとセットのもの、塗装ブースは自作で用意した場合・・・

コンプレッサー+ハンドピース+ホース+スタンド⇒30,000円
塗装ブース⇒段ボール(0円)、小型換気扇(3,000円)、ガムテープ(100円)、排出用ホース(2,000円)

合計35,100円

およそ3万5千円まで抑えられました。


これがさらに充電式エアブラシとなると・・・

充電式エアブラシ⇒9,000円
塗装ブース⇒自作(上記と同じ)

合計14,100円

1万円台まで抑えることが出来ます。

エアブラシ環境を整えるなら、だいたい上記3パターンぐらいで考えて、ご自身の予算と照らし合わせるといいかなと思います^^


エアブラシ環境を整える方がいいの?

ぶっちゃけ、プラモデルを楽しむのにエアブラシは必須ではありません。

最近だと簡易フィニッシュで仕上げるのも人気だし、ファレホなどを使ってアニメ風に塗る作風も人気です。

要するに、「自分のこだわり」を追求するとどのクオリティで仕上げているのか?を考えた時に、グラデーション仕上げだったり綺麗な塗装で仕上げたい場合は、エアブラシが必須になってきます。


では「今買う方がいいのか?」となると、前述した予算の関係もありますが、それを度外視すると「早ければ早いほどいい」と思います。

例えば楽器関連でよく言われることで、初心者は安いギターを買いがちですが、あまり品質の良くないギターだといい音が出ず、自分のコードを押さえる指が悪いのかギターそのものが良くないのかが分かりません

そのまま続けても、上手く弾けている気にならない上に、演奏も上達しないのでいつまでたっても上手くなった気になりません。

しかし、品質の良いそこそこ高いギターを最初に買うと、ちゃんと抑えた時の音がいいので、耳と指がその音に合わせにいくようになり、結果的に上達していくという感じです。


エアブラシの技術も似たようなものだと僕は思います。
使いだしてからがスタートで、最初は下手かも知れませんが、何度も何度も塗装をするうちにだんだんと扱いが上手になっていきます。
安いセットを買うのもいいですが、上手く噴けない理由がどこにあるのかが分からくなる品質のものであれば、いっそ高いセットを買ってしまう方がいいと思います。

必ずしも安いものがダメということではないですが、せっかくエアブラシを始めようという気持ちが持てたのなら、3年後ぐらいの自分が「これ買って良かったなぁ」と思えるであろう一式を購入したほうがいいんじゃないかな?と、僕は思います。


今は本やネットで色々情報も探せるので、慌てて妥協したりせず、しっかり選んで買えるまで大いに悩みましょう!その悩んでいる間に予算を貯めれば一石二鳥です(笑)

いいエアブラシ環境が整うといいですね^^


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Akidou
プラモデルを製作している30代出戻りモデラーです。ブログも運営してますが、ここでは思ったことを自由に書けるような場所にしようと思っています。関東在住ですが出身地は大阪です。 ブログ:https://akidou-gread-modeling.com/