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ロッテシェーキ飲みたい。

小学3年生か4年生の時かなー。
山形市内唯一のデパート「大沼デパート」の隣にロッテリアがあった。
週末、市内に連れてってもらうのが楽しみで、その時のお楽しみがロッテシェーキだった。
確か200円だったと思う。当時アイスが50円で買えた時代。
ハンバーガーは200円、ビッグマックは400円だった気がする。
ファーストフードはちょっとした贅沢だった。

いつくらいからだったかなー。マックのセットが400円で食べれるようになったのは。
確か1994年くらいだった気がする。
サンキューセット(390円)というのが出て、
「ファーストフード=安いと」いうイメージになった。
吉野家も380円とかだった(当時の話は「吉野家の経済学」読むと面白いですよ)。
今ダブルチーズバーガーは400円になっている。

最近、値上げの波が押し寄せていますね。
妻曰く、西友ですらイメージしていた合計金額よりも高くなっているみたい。
電気代は1年前と比べて同じワット数同じでも3割くらい高くなっているし、コンビニコーヒーの値段は勝手に上がっている。LINEも6月から料金が変わるけど実質的な値上げになるようです(https://www.linebiz.com/jp/news/20221031/)。

最近変わってないのってガソリンの価格くらいじゃないかな。
消費者物価指数は5%も上がっているみたい。
もう原材料費が上がったから値上げしますって感じじゃないんですね。
従業員の給料を上げたいから値上げしますって言えばいいのに。言えないよね・・・。

ロッテシェーキを楽しみにしていた1980年。
この時1ドル226円だった。人口は1.07億人
2023年現在、1ドル130円。人口1.25億人。

僕らは生まれてからずっと人口増とデフレ経済を経験してきました。
デフレでも経済が成長できたのは買う人が多くいたから。
これからは人が減る。そして今、人生で初めてインフレを経験している真っ最中。
初めてづくしの世の中ですから、未来を不安に感じてしまうのはしょうがないことです。
でもね、本当に未来って暗いんでしょうか?


釣りに例えてみると、
今までは餌とか仕掛けとかあんまり考えないでも、竿を垂らせば魚が釣れた。
これからは、そんなに簡単には魚は釣れないし、魚自体も少なくなっている。
だからね、釣るために一生懸命考えたり工夫する。
そして釣れたら大事に食べる。
欲しいものがすぐに手に入らない時代ってこういうこと。
1980年の時がそうだった。


モノの値段が上がると、お金もそうだけどモノ自体も大切にするようになるよね。電気をこまめに消したり、洋服を大事にしたり、食べ物を粗末にしなくなる。
それが自然にエコにもつながっていく。
そう考えると、僕らは地球を汚しまくってきたわけで、今、地球が元の状態に戻そうと必死の抵抗をしているのではないかって思う。


考えれば当たり前なんですけど、今までがそうじゃなかったからすごくストレスに感じるんですよね。
でもそんなの最初だけで、やっていけば気にならなくなる。
僕は朝お風呂入るついでに毎日風呂掃除しています。最初は苦痛だったけどルーチンになっちゃいましたね。最近は掃除道具や洗剤なんかこだわったりして。これ、人間のいいところだと思います。


デフレのおかげで贅沢しすぎたのかもしれません。
簡単に手に入らないからわかることがある。
ロッテシェーキを楽しみにする時代も悪くないと思うんだけどね。


最後までお読みいただきありがとうございました。
娘が「ダブルチーズバーガー食べたい!」って言った時、
「全部たべれるの?」って聞いたら「・・・」。
そんなに食べたかったわけじゃないよね、ダブチ。

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