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Note 時事コラム 2016

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世の中の情勢を見つめながら、そこに潜む問題を取り上げていきます。
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#教育

消える命と無言のメッセージ

消える命と無言のメッセージ

5月12日、東京都大田区で中学1年生の男子生徒が自宅の14階建てマンションの自宅のベランダから飛び降死亡する事件があった。

詳細はまだ不明だが、警察は自殺として見て捜査を進めている。

実はこのところ、中学生が自ら命を絶つ事件が続いている。

5月9日には東京都品川区で女子生徒2人が駅のホームから飛び降りて自殺。

そして、つい先日の5月30日には市立秋田西中の3年の女子生徒が川に飛び込んで死亡

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Webサービスを使ってコラムを効率的に書く方法

Webサービスを使ってコラムを効率的に書く方法

コラムなどの長めの文章を書くのはけっこう骨が折れます。

思いつきで書けるエッセイとは違って、下準備もいろいろとしなければならないので、時間も相当かかってしまいます。

そこで、最近、より効率的にコラムを書く方法はないのかと考え、無料で使えるWebサービスを活用するようになりました。

使っている主なWebサービスは、TwitterやChormeブラウザの拡張機能、Google Keep、Ever

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プログラミング教育の必修化は必要か?

プログラミング教育の必修化は必要か?

文部科学省は今月19日、小学校でのプログラミング教育の必修化を検討することを発表した。

2020年度(平成32年)からの新学習指導要領に教える内容を盛り込む方向で議論するという。

プログラミング教育の取り組みは、すでに2013(平成25)年から始まっており、現在、小学校では課外活動として、パソコン画面上のキャラクターを動かすといったプログラミング体験が行われている。

中学校では「技術・家庭」

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孤立する性的マイノリティ 教師たちはなぜ性の問題を避けるのか

孤立する性的マイノリティ 教師たちはなぜ性の問題を避けるのか

前回の記事では、LGBTの発症率が20人に1人の割合にも関わらず、学校での取り組みがなかなか進まず、それが「いじめ」や「不登校」、「自殺」の問題につながっていることを述べた。

今回はそうした問題を踏まえ、日本の「性の歴史」にスポットを当てながら、教職員たちがなぜ「性」の問題を避けようとするのかを明らかにしてみたい。

性的少数者の問題を考えるのに、なぜ日本の「性の歴史」が必要なのか?

それは私

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孤立する性的マイノリティ 今 学校で何が起こっているのか

孤立する性的マイノリティ 今 学校で何が起こっているのか

文部科学省が性的少数者の子たちへの理解を高めようと積極的な取り組みを始めている。

今月4月1日には、性的少数者の中に「同性愛」や「両性愛」を含むことを明記し、小中高校の教職員向けの手引を公表した。

手引きは昨年の4月に出された「文科省が性的少数者の子ども全般に配慮を求める通知」に続くもので、性同一性障害への対応や過去の支援事例、学校から寄せられた疑問にQ&A形式などが記載されているという。

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子供は2人以上産むべき  校長は何を語るべきだったか

子供は2人以上産むべき  校長は何を語るべきだったか

大阪市立茨田北(まったきた)中学校の全校集会で「子供は2人以上産むべき」という趣旨の発言した寺井寿男校長(61)が再任要請を断って辞任した。

問題となった発言の後には、メディアにも取り上げられ、大きな波紋を呼ぶ事態に。

市教委事務局には「価値観の押しつけ」「正論だ」といった賛否両論の電話も殺到したという。

校長は「子どもを2人以上」のあとに「これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります

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