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オンラインでシステム思考のワークショップやります

コーチの大村カズとふみさんが声を掛けてくれて、オンラインでのワークショップを定期的に開催しています。

これがシステム思考の導入編。そもそもシステムって何?とか、システム思考って何?なんでそれ必要なの?みたいなことをゆっくり学んで、少しだけループ図を使った演習を行います。

5月14日(木) きほんの「き」の導入編

導入編でツールや言語に慣れた人向けなのが、こっち側。「実践」とは名付けたものの、どこまで実践につながるかは、学び方次第だったりします。とはいえ、より深くシステム的に見ることに主眼を置いた導入編よりも、次のステップを考えられる時間を長く取れる予定です。

このへん読んでみて、関心あればどうぞお申込みください。

システム思考であつかうシステムとは、ITや制度よりももっと広い概念、相互に影響を与え合うつながり(相互依存性=interdependence)です。

私たちの暮らす社会において、原因と結果は必ずしも近くにあるとは限りません。私たちの行動から、物理的、時間的に離れた場所で起きる結果に対して、私たちの普段の思考はうまく機能せず、結果として「誰も望んでいない」現実を生み出してしまうこともあります。たとえば、マラリアの流行を防ごうと殺虫剤を使ったら、別の伝染病が流行ってしまう。道路の渋滞を緩和しようと工事をしたのに、気づくと道路は前よりもたくさんの車でひどく渋滞してしまっている。売上予算を達成するためにプロモーションを行っているうち、四半期ごとに同じ問題が繰り返されるようになってしまう、など。

そんな私たちの身の回りにあふれる「相互に影響を与え合うつながり」による課題をどうすれば解決できるのでしょうか?システム思考は、私たちが現実に体験する複雑なできごとを「つながり」を掘り下げることで、単純に問題に対処するよりももっと深いレベルから、私たちが本当に望む結果をつくりだしていくための洞察力を高めてくれる思考法です。「氷山モデル」や「ループ図」、「システム原型」といったツールを学んで、システム思考者への第一歩を踏み出してみましょう。

5月28日(木) きほんの「き」の実践編

システム思考は、私たちが現実に体験する複雑なできごとの「つながり」を掘り下げることで、単純に問題に対処するよりももっと深いレベルから、私たちが本当に望む結果をつくりだしていくための洞察力を高めてくれる思考法です。「氷山モデル」や「ループ図」、「システム原型」といったツールを学んで、システム思考者への第一歩を踏み出してみましょう。

今回のシステム思考の実践編では、システム原型「成長の限界」を使って身の回りのできごとを取り上げながら、持続する変化を生み出すアプローチを考えます。立ち上げた当初は意気揚々に見えたプロジェクトが気づくととん挫していたり、何度も取り組んでみたダイエットがどうしても一時的な成果に終わってしまったり、そんな誰もが経験するパターンの背景にあるシステム構造や私たちの思考の習慣に気付き、望む成果を実現するためのヒントを見つけましょう。

ワークの後半では、システムの変化を考えるためのフレームワーク「変化のマンダラ」を紹介します。ピーター・センゲが近年よく紹介しているフレームで、複雑に入り組んだシステムの変化に取り組むためには、私たち個人の能力向上以外に、実践の場や協働のコミュニティ、そして成果をコミュニケーションするためのリサーチが必要です。私たち一人ひとりが望む変化に向けて一歩踏み出すための計画を立てるときに仕えるフレームです。

どちらもあと少しだけお席があるので、気が向いたらどうぞ。

座学ばかりではなく、オンラインホワイトボードを使ってのグループワークなど中心なので、一回やってみて学ぶ派の人にはとてもおススメです。

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