《教訓》 一貫性があるように見せがちな成功者

こんにちは！
この記事では、「過去の自分・現在の自分」に響いた言葉をご紹介します。

【〇〇の方へ】
最後までやり通すことできない貴方へ
《本日の言葉》
✅ 一貫性があるかのように見せがちである

１. 一貫した言動を持つ成功者（のイメージ）

あなたの言動は夢に向かって一貫性がありますか？

多くの成功者は、一貫して何を追求することで成果を収めてきたように見えます。そして、成功できないものは一貫したものがなくブレブレであると指摘を受けることも少なくありません。

２. 状況に応じて目標や方針は変わるもの

しかし、本当に成功者と呼ばれる人間は一貫した言動を行ってきてるのでしょうか？

例えば、顧客第一を掲げている経営者は創業当時から本当にそれを貫けているのでしょうか？売上を上げるため、利益を上げるため、やや強引な売り方をした拡大してる企業は少なくありません。

また、顧客第一という割には金額設定が比較的に高かったり、契約後のアフタフォローが甘かったり。また、コールセンター業務をITに移管して人件費を節約したり。

当然、会社の方針次第でありますで法に触れない限りは自由といってもいいでしょう。利益や信頼を集めることができるかは置いておいて。

ここで私が疑問を抱くのは、「創業当社から」という一貫性をアピールする表現です。紆余曲折を経て現在の方針を固めているのであれば理解できます。状況に応じて目標や方針は異なっていいからです。

しかし、「一貫性＝成功の秘訣」と言ったイメージの訴求には疑問を抱きます。

３. 成功者 ≠ 一貫した言動

会社のような大きな規模だけではありません。

子供の時からずっと〇〇を夢見たきた。
〇〇と出会って以来、△△だけを考えていた。

個人的な成功者も同じように、長い間同じことを強く思い、一貫した気持ちでここまできたかのように言います。

これが事実かどうかはその人によりけりです。実際にそうであるかもしれないので完全否定はできません。

ただし、成功者になるためには一貫した思いや言動が必要と言ったことは決してないと強く伝えたいです。

４. 一貫性を重視することでの障害

偉大な起業家や有名人を憧れて、夢や目標を抱く若者が多くいます。その中で、一度決めたことは決して曲げてはならないと強く思い込んでしまう人が多いです。

そのため、一度の挫折や実現可能性を失うと立ち直りが遅くなります。また、最初から挑戦もせずに諦めてしまうかもしれません。

幼い頃からあるスポーツに明け暮れプロ選手になることだけを夢見て育った人がいたとします。怪我が原因でプロの夢が断たれた瞬間、彼はどうなりますか？多くの人間は自分にはこの道（やってきたスポーツ）しかないと、コーチなどの職に進みます。

しかし実際は、人より器用で絵が上手だったり、トークが上手で営業に向いていたりと隠れた才能を見せることもあります。その道で十分成功することはできるのです。

 ５.  過去の出来事を誇張して真実を隠す

多くの成功者は、一貫した言動を美化して世間に広めます。

・強く思えば実現する
・一貫した気持ちがなければ成功できない
・「〇〇のためなら他のものは捨てられる」くらいの気持ちで

それらは事実な場合もあるかもしれませんが、その道を外れた場合に大きな障害をもたらすことも知っておくべきです。

尊敬してる人や憧れる人が言う事は、全て正しく聞こえてしまいます。たとえ、他人が同じことを言っても耳を傾けないのに彼らの声を素直に信じます。その根拠は探りません。経験から語っているのだからと。

しかし、その経験から語っていることすら、真実かもわかりません。人は過去の出来事を無意識に誇張することがあります。あたかも自分の推測が正しかったかのように言いふらすこと多いです。

映画を見ながら犯人がわかった時に偉そうにわかっていた自慢をするのと変わりません。また、経済の動きや株の動きも同様です。

後出しなら誰でもなんとでも言えます。当然、専門家のなかでブログなどに過去の日付とともに立証できる本当に予想的中もあります。しかし、それもなく、権威のある人が過去の出来事を予測していたような口ぶりは信用できません。もちろん、一貫性のあった言動をしてきたと言うこともです。

表向きの事実の都合の良い部分を抜き取って、うまい口車に乗せられる事は少なくありません。

６. あなたの強みを発揮すれば良い

今回の記事で伝えたかった事は、途中で目標や夢が変わってもいいと言う事です。

一貫性が現実にこなせている人は確かにすごいですが、それが成功の必須項目ではありません。あなたの好奇心によって芽生えた複数の事柄から化学反応を起こすこともあり得ます。

また、過去の出来事は誇張されやすいと頭に入れておきましょう。

これは、騙すとかではなく無意識に誰もが過去の出来事を良くも悪くも誇張して興味を引きがちであることがあると言うことです。人を信じる時は、未来の展望を聞いた時がいいです。

自信をなくす必要はありません。人それぞれの強みがあります。一貫性が強みな人もいれば、いろんなものに関心を抱いて心変わりが早いことが強みの人もします。

《本日の言葉》
✅ 一貫性があるかのように見せがちである

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