aki_kyoto

ワインと詩とクラシック音楽が好き。 「感性を磨く」が日々のモットー。

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最近の記事

ワインと言葉 

ピノ・ノワール ザ・赤ワインで 女王様のカベルネソーヴィニヨンに対して 繊細で 可憐で 可愛い女子  例えるなら 親戚の結婚式に着ていくドレスか着物を 決めるために ブティックで 色々試着をしている女子大学生 母親や祖母に連れられて 楽しく喋りながら 美しい洋服を纏い 鏡に映る姿は 恥ずかしながらも 高揚として  ちょっと大人になった自分を 味わっている まだ社会の荒波に出る前の 学生で 純粋で あどけなくて 恋愛もアルバイトも 学校の勉強も 山あり谷ありで

    • 珈琲から

      感性を磨きたい と 常々思っているのと、 脳の恒常性打破、のため 何か今までと違うことを 毎日少しでも取り入れるのを意識している 今日は、普段と違う珈琲屋さんに行ってみた 豆を買って、自宅で挽く。 第一印象は、「香ばしい」 ロースト感が非常に強い 何だか 子どもの頃の「パンパン菓子」を思い出した 今や売っているところ 見なくなったなぁ パンパン菓子 お米が、あっという間にお菓子に変わっていく様も 友達と ばりばり食べるのも(食べ始めたら止まらない) 食

      • 俳句_松尾芭蕉02

        白げしに はねもぐ蝶の 形見哉 芭蕉 白げしの花にまじって日を暮らした蝶が、いざ飛び去ろうとして 惜別の情に耐えず、せめてもの形見として、その羽をもいでいくことだ。 名古屋から熱田に出るとき、杜国の許に残した留別吟。 別れた後の片身をそがれるような寂しさを「羽もぐ」と深切に言い切ったのである。もろく散りやすい白げしにたとえられた杜国の傷心の様もしのばれる。 季語は「けしの花」で夏。 句、解説文ともに 引用元:松尾芭蕉全集 p.95

        • 俳句_ 松尾芭蕉

          椹や  花なき蝶の 世すて酒 松尾芭蕉 ------- 季語は「桑の実」で夏。 蝶がひっそりと桑の実にとまって、その果汁を吸っている。 このように桑に縁を求めるところをみると、それは花に恵まれぬ蝶の、世を捨て侘しくすする世捨て酒でもあろうか。 「桑門(よすてびと)」という言葉にあやかって「桑酒(よすてざけ)」という造語をしたところが自慢の作意。 栩栩然と舞う胡蝶に変身したという白昼夜を見たのは、至楽の人 荘周、 桑の実にすがる蝶に世捨て人の境涯を見たのは、反俗の詩人 芭蕉

        ワインと言葉 

          甘美な夜: ヴィターリ シャコンヌト短調

          石畳のヨーロッパ 雨の日 ワンピースを着た女性。 二年前に別れた恋人と再会し ワインを飲んだ後 一夜を共にした。 彼にはもう新しい家庭がいた。 別れの際に一瞬、コンマ何秒か程、 心が揺れたが 意外と平気だった。 それは、その人にもう新しい家庭があることから来る 理由付けではなく、 彼に対する感情が、これからの恋愛に向けたものではないと 納得できたから。 恋人であったときとように 昨日久しぶりに過ごした夜は とても楽しかった。 甘美な夜だった。 付き合っていた

          甘美な夜: ヴィターリ シャコンヌト短調

          昨夜 蛍を見に行った 一昨日書いた ハイドンの「夕」パターンだった 蛍が儚いなんて 誰が決めた 私が勝手に思ってただけだ 人は常に 自分が見たいように ものを見ている ゆらゆら 飛ぶ 蛍に 亡くなった人の魂が帰ってくるとか 輪廻転生とか 象徴を重ねて 過去の様々な和歌だったり文学作品だったりに 影響され、イメージを深く持ち過ぎている ストーリーを深く導入し過ぎている 本当は 蛍には 切ない 儚い なんか 一つもなくて ただ 夏の夜を 綺麗な水辺で

          浄化

          一つ前の記事で書いたコンサート感想の続き モーツァルト 交響曲第17番 ト長調  モーツァルトが16歳くらいの時に作った曲なんだって! 瑞々しくて 若さに溢れている  童心に帰ったかのように 聴いてって解説の方が仰っていたのが 素敵だった☺️ 童心ほど時代は遡らないけど 私は  20代の頃の恋愛を 思い出してしまった 当時の恋人は バロックバイオリン弾きだった 若かった私は 彼の奏でるバイオリンの音が 彼の振る指揮のオケの音が 世界で一番大好きだと 信じてやま

          ハイドン 交響曲第8番 ト長調 Hob.I:8 「夕」

          先程 アンサンブル・クレイオさんのコンサート 第6回定演を聴きに行きました。 素晴らしくてImagination をとても感化させる音楽でした。 思わず何か書かずにはいられてなくて 帰りの電車で スマホに書き殴ってたメモ 日記代わりに そのまま残してみる ハイドン 交響曲第八番 ト長調 「夕」 こんなに明るい長調で 何で 夕方なんだろう? 何でテンペスト(嵐)なんだろうって不思議だった そもそも夕方って 何だ 何で長調なんだと思うかって 私が勝手に 夕方は寂

          ハイドン 交響曲第8番 ト長調 Hob.I:8 「夕」

          「子どもについて」

          赤ん坊を抱いたひとりの女が言った。 どうぞ子どもたちの話をして下さい。 それで彼は言った。 あなたがたの子どもたちは あなたがたのものではない。 彼らは生命そのもの あこがれの息子や娘である。 彼らはあなたがたを通して生まれてくるけれども あなたがたから生じたものではない。 彼らはあなたがたと共にあるけれども あなたがたの所有物ではない。 あなたがたは彼らに愛情を与えうるが あなたがたの考えを与えることはできない。 なぜなら彼らは自分自身の考えを持っ

          「子どもについて」

          クラシック音楽と私。

          こんばんは、akiです。 昨日初めてnoteを書いてみた。 思えば、唐突過ぎたなぁと反省していて、 なぜそんなことをしてるのか、記録しておく。 昔からクラシック音楽を聴くのが大好きなんだけど、 音楽と私の関係はちょっと独特。 ステージの上で音を奏でる演者でもなく レコードマニアでもオーディオマニアでもなく ソナタ形式とか主題とかの楽典知識を議論する訳でもなく (決して消去法ではない。どれも好きなのだが!) なぜか、音楽からインスピレーションを受けて言葉を紡ぐことが好

          クラシック音楽と私。

          古城の昼さがり~ハイドン:フルート四重奏曲 ト長調 Op.5, No.2~

          クラシック音楽を聴いて、 思い浮かんだ情景、を自由に書いています(*^^)v (楽器や作曲家、楽式論的なことはあえて一切無し。 純粋に創造性を楽しみたいと思っています) 今日の一曲は ハイドン:フルート四重奏曲 ト長調 Op.5, No.2 (引用させていただいた音楽サイト:クラシック音楽へのおさそい 様 造詣が無尽蔵で、多種多様な、秘蔵の演奏を載せておられる素晴らしいサイトです) まるで ヨーロッパのお城。 見渡す限りの 広いお庭。 寝転がったら心地良さそうな芝生に

          古城の昼さがり~ハイドン:フルート四重奏曲 ト長調 Op.5, No.2~