リス園から学ぶ UX / ユーザー体験
はじめに
ここ最近、家族で動物園とリス園にそれぞれ遊びに行ったことを4歳の娘と振り返って「なるほどな」と共感した、ユーザー体験の重要性について書いてみたいと思います。
動物園とリス園
動物園
先週、とある動物園に家族で遊びに行ってきました。その動物園は沢山の種類の動物を見ることが出来ます。それだけではなくて、園内には複数のレストランや子供も思いっきり遊べる遊具の揃った広い公園もあって、家族で1日楽しませてもらいました。
リス園
一方、今週はリス園に遊びに行ってきました。先週遊びに行った動物園よりも遠い場所にある園でした。リス以外にもウサギなどいますが、動物は数種類といったところでしょうか。とてもこじんまりとした園です。動物園と違って、レストランや遊具はありません。
娘に聞いた「今度行くなら、動物園とリス園どっちに行きたい?」
答えは「リス園に行きたい!!」でした。
よく「どっちも!」と答える娘が、即答でリス園を選んだ理由が気になって、娘にインタビューしたことを簡単にまとめてみました。
動物園の振り返り
プラスポイント
推しのペンギン、ミーアキャット、キリンが見れたこと
バードショーが楽しかった
公園で遊んだのが楽しかった
マイナスポイント
いろんなことして疲れちゃった
動物が隠れて見れなかった
見るだけだった
リス園の振り返り
プラスポイント
推しのリスを見れたこと
リスに直接餌をあげる体験ができたこと
リスに集中できたこと
マイナスポイント
園までの道のりが遠かった
入園の列に並ぶ時間が長かったこと
なぜ、娘はリス園の方が行きたいと思ったのか
結論として、リスに直接餌をあげるという体験ができたことと、リスだけに自分のリソースを集中できたこで、ヘトヘトではなく楽しいまま退園したことだったようです。
沢山の動物が見れる方がお得じゃない?
大人1人あたりの入園料
動物園:700円
リス園:500円
大人の入場料だけで比較すると、単純に見れる動物の種類から計算してもリス園は割高と大人は考えてしまうわけで、動物園の方が沢山の動物が見れることをアピールしてみたところ、うちの娘からすると「テレビの方がよく見えるよー」との答えが返ってきました。
リスに触れた感覚や餌をあげた時の楽しさは、リス園にしかない特別なもので、娘にとっては価値があったようです。
Webサービスに置き換えて考えてみる
動物園とリス園に例えて、それぞれの立場を変えて考えてみると、学びがありそうですが、今回は動物園側の立場だけまとめて終わりたいと思います。
動物園のような大規模なサービスを提供していたとしたら
差別化したユーザー体験や遊び心はあるか
ユーザーの好きなものや領域に集中できるような見せ方が出来ているか
そもそも認知してもらったり、誘導するような仕組みがあるか
個人的に今回の学びは1、2の部分で人が無意識のうちに、そのサービスに惹かれてリピーターになっていく要素だと実感しましたので、専門領域に特化したページや好きな物に集中できる見せ方を意識したり、他にはないユーザー体験とはなんだろう?と自分自身遊び心を忘れず、サービス開発できると良さそうと思いました。
まとめ
UX / ユーザー体験の価値について今まであまり意識してこなかったので、人がどんなことにワクワクを感じるのか、行動や心理の分野も学んでみたいと、お気持ち表明したところで、終わりにしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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