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少しの違いが生命に関わる

いや、完全に自分のミスなんだけども、睡眠導入剤がどうしても見当たらない。
自分の眠りに関して1番重要で、これがないと眠れないという強迫観念まである薬だ。
10月の終わりに病院に行って処方してもらったばかりで、捨てた覚えもなく、つい5日前までは確かに枕元にあったのに見つからない。

おそらくだが、気の緩みから布団やベッドと棚の隙間とかに落ちたのではなかろうかと推測している。
でも、もう何回もその辺りは探ったのだ。

更になんとなくなんとなくなんだが、10月終わりから11月のはじめはちょっと忙しい日々が続いており、そんな時はだいたい失せ物が出やすくなるのだ。
本当に、後から振り返ったらなぜここが見えなかったのか不思議なくらい、いつも見ているところに失せ物は突然現れる。
正直自分にとっては神かくしとしか思えない。あるのにないのだ。

前に薬を紛失した時に、病院にお願いしたらアホほど看護師さんに叱られたのがフラッシュバックして、なんとかなろうと放置してしまった。

だけど甘い考えは3日ほどで潰えた。眠りが浅いくらいは大丈夫と思ってたけど、ふらついて真っ直ぐ歩けない。
4日目ともなると、眼精疲労の影響が常時顔色の悪さに出るようになった。
最終的には金曜日の夜、悪寒と頭痛のために冷や汗がしこたま流れ、眠れるけど10分刻み、それも息ができなくて苦しくて起きるようになった。

こうなると、脳内出血と関連づけたり動悸が継続するので心筋梗塞かもしれぬと思い込んだり、いずれにせよ既に普通の生活が送れない状況になった。
立ち上がれない、座るのも5分くらいでギブアップなのだから。
おまけに息苦しくて、満足に水も飲み込めない。

河童が悪さをして、村人から懲罰を受けているような乾涸びた自分が部屋の高みから見ている。
しかし身体が動かないのだから、どうしようもないのだ。


勝手な断薬はよくないと知っていて、この状況なのだから、フラッシュバックがどれほど酷かったかが分かっていただけるとありがたい。

まあ、自分のミスが最大の原因なのだが。

他にも原因はあったかもしれないが、明らかに変数は常備薬なので、夫に頼んで再処方してもらった。

一時は死の危険も見えていた症状が薬を飲んだらケロリンパである。
よく眠れて満足感が深い。
仕事も1日しか休まずに済んだ。

幾つもの死の危険が身近に迫っていること、死は簡単に忍び寄ること、死の淵を見て引き返せてよかったと思うこと、引き返せなかったらこんな駄文も書くことはなかっただろうことで、どうしても心が溢れて書かずにおれなかった。

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