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ハーモニカ【苦手と憧れ】始めます

苦手なものと、どう向き合いますか? そこに憧れはありますか?

今日は報告……というか宣言。
ちゃっかり毎日更新にもカウントしつつ、逃げ道を塞いでいく。

タイトルにもある通り、ハーモニカを始めることにした。

以前、Gardnerの多重知能理論を紹介し、8つの知能に対して僕は音楽的知能を除いてそれなりにバランス型だと書いた。

昔から音楽は苦手で、歌に関しては相当の苦手意識を抱いている。

そんな僕が今回、ハーモニカに挑戦することを決めたのはなぜなのか。
苦手なものとの向き合い方について、考えていきたい。

なぜハーモニカを始めるのか

きっかけは、最近ギターを買った音楽好きの友人に誘われたことだ。
ギターにセットでハーモニカがついており、意外とハマったらしい。彼も楽器の練習相手が欲しいらしく、僕に「楽器をやってみないか」と提案してくれた。

楽器の候補をいくつか考え、結局ハーモニカが価格的にも難易度的にも、友人のギターとの相性的にもいいのではという結論に達する。

しかしだ。

音楽に苦手意識を感じているはずの僕。
インターン先の会社のイベントでカラオケに行った時、社長の前だろうがまったく歌おうとしなかった僕。

本来なら楽器などしようともしなかったはずだ。

それでも僕はハーモニカを始めることにした。

苦手な音楽、憧れ

人は自分ができないことができる人間に憧れる。
昨日、嫉妬について書いたが、それとが異なる「憧れ」という感情。

その感情は相手をけして橋のかかることのない対岸の人として見ているからこそ生じる。と、僕は思う。

僕は自分が音楽的な活躍をするとは思っていない。これは今でもだ。

苦手なのだ。
少し昔話をしてみよう。

僕は小学校6年生の時に転校した。

転校前の学校は、今から思えばいい先生ばかり。もともとムダに朗らかというか平和な地域で、先生たちもおおらかな人が多かったように感じる。

音楽の先生もそうだった。
太った大きな身体の女性で、眼帯をして、髪をくくっていた。よく考えればなかなかにぶっ飛んだビジュアルな気もするが、当時は気にならなかった。

よく笑い、大きな声で話す人だった。

歌の授業、僕らは普通に歌っていた。僕も歌っていた。

転校先の学校は、たぶん普通の小学校だったのだと思う。転校生である僕はそれなりにちやほやされた。しかしどこか雰囲気の違いを感じる。
実は距離的には前の地域と近いのだが、根本から違う空間であるような気がしていた。

音楽の授業。先生は眼鏡をかけた真面目そうな中年の女性。

以前の学校は人数が少なく、音楽室も広かった。こちらは人数が増え、音楽室は少し狭かった。前とは違う圧力。綺麗に並べられた座席。

皆の声は、小さかった。
明らかに歌っていない人がいた。

テスト。少人数で歌うテストだ。
僕は転校生で、出席番号は人生最初で最後の最終番号。
だから最後のグループで歌った。

いや、ほとんど歌っていない。

――はじめて、歌うのが嫌だと感じた。

そんな物語とは関係なく、ぶっちゃけ僕は音痴だと思う。単純に、前の先生がそれを感じさせないような授業をしていただけのこと。

中学校は普段の取り組みと鬼のように練習して及第点を掴みとったリコーダー、そしてほぼ満点の筆記テストでカバー。それでも10段階中7だった(良いと思うかもしれないが、ウチの中学では不真面目組が5以下を占めていくのでテストの点数と取り組みの割にはかなり微妙な成績。ちなみに相対評価だ)。

高校生になってからは音楽を選択することもなく、ほぼ歌うことのない人生がスタートした。楽器も触っていない。

では僕は音楽が嫌いなのか。

音楽が苦手な人でも音楽プレイヤーかスマホで音楽は聴くし、映画の主題歌には感動する。僕もそうだ。

しかしここでの「音楽が嫌い」は「音楽をやるのが嫌いか」である。

話を戻そう。

――たぶん僕は、音楽をやる人たちに憧れている。

音楽を学び始める

ここ最近、音楽への憧れが表面に現れてきていた。

学習や能力開発を専門とし、学習へのポジティブな姿勢を示す僕。
そんな僕はある日、クラシックに目をつけた。長く聴かれ続ける音楽とはどのようなものか。興味を持ち、学び始めた。

学習に関する情報発信をしていたこと、就活も終わり時間的余裕があったこと、これからの人生について考えていたこと。

さまざまな要因が重なり、音楽への憧れが形を持ち始めていた。

『のだめカンタービレ』をFODアプリで見る。物語はいつも僕の背を押してきた。

そして今日、僕に楽器をやらないかと誘ってくれた友人。

僕は自分が逃げるやつだと知っている。言い訳が実に上手い。自分に嘘をつくのが上手い。嘘をついてストイックになることもできるので別にディスっているわけじゃない。

橋はかからないと思っていた。憧れは対岸の、届かない人に対して抱くもの。

そんなことを言って、此岸にとどまろうとする僕の姿は容易に予想できる。
友人にはやると言いつつ、しかし言い訳を並べて結局辞める。僕のiPhoneの週間天気予報よりは確実だ。

でも今の僕にはnoteがある。
65日間毎日書き続けてきたnote。100日に至る前に嘘を書いて、それを汚すのか。

だから僕は宣言する。

ハーモニカを練習する。来週から(おい)

ハーモニカ、練習します報告もします(たぶん)

そんなわけで、僕は苦手だけど憧れていた音楽と向き合い、ハーモニカを練習します。いつか歌もやります。なんか歌とハーモニカって近そうじゃない?(テキトー)

今週は本気で時間ないので、来週から。まずハーモニカの入手からですね。

苦手で、だけど憧れているもの。
もしそれを持っているのなら、機会を得た時に挑戦してみてください。

僕も挑戦します。




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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。