17世紀フランスのバロック音楽の作曲家 ジャン＝バティスト・リュリ

本日は、17世紀フランスのバロック音楽の作曲家である、ジャン＝バティスト・リュリ（Jean-Baptiste [de] Lully', 1632年11月28日 - 1687年3月22日）の誕生日です。

リュリは、ルイ14世の宮廷楽長および寵臣として、フランス貴族社会で権勢を誇っておりました。但し、リュリは、ジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリ（Giovanni Battista Lulli）という名のイタリア人でしたが、1661年にフランス国籍を取得しました。

下記「目次」の「作品の鑑賞」の項目以下には、無料で視聴・聴取可能なYouTubeのいくつかのリュリ作品を掲げておりますので、実際に視聴・聴取することができます。

ジャン＝バティスト・リュリ

ポール・ミニャールによる肖像画

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』には、「生涯」および「音楽」として、次のように記載されています。なお、以下の引用文章中には、引用元の文章には存在しない「地図」および「太字化の処理」が含まれております。

生涯

フィレンツェの粉挽き職人の家庭に生まれ、音楽の専門教育を含めて、ほとんど正規の教育は受けていなかったが、ギターやヴァイオリンなどの演奏を自ら習い覚えた。

1646年にギーズ公の公子ロジェに見出されてフランスへと連れられ、ロジェの異父姉の娘アンヌ・マリー・ルイーズ・ドルレアン（グランド・マドモワゼル）のもとで下男として奉公する。のちにグランド・マドモワゼルから、その才能を認められて正式な音楽教育を受け、加えてニコラ・メトリュからは音楽理論も学ぶが、グランド・マドモワゼルについて尾篭な言葉で詩を書き、結局は解雇された。

その後1652年末から1653年初頭にかけて、『王の夜のバレ』 (Ballet royal de la Nuit) に出演すると、ルイ14世が彼の事を大層気に入り、やがて国王付き器楽曲作曲家に任命され、更に作曲家・踊り手として王に仕えるようになる。宮廷の弦楽合奏団「フランス王の24のヴィオロン」 （Les Vingt-quatre Violons du Roi、「大楽団」 Grande Bande とも呼ばれる）に参加し、また踊り手としても頭角を現して王と同じ場面で踊るようになるなど、この関係を通して王との親密な関係を築き上げていく。当時は、1つの大きな作品を複数の作曲家で兼担することが通常で、作曲家たちは演奏家としても「24のヴィオロン」に参加していたが、リュリはこの制御しがたい楽団を嫌い、王の勅許により自前の楽団「プティ・ヴィオロン」 (Petits Violons) を結成する。1656年の仮面舞踏会 "la galanterie du temps" では、全ての楽曲を彼が作曲した。

1650年代から1660年代にかけて、リュリは王のために多くのバレ音楽を作曲し、王と共に踊り手としても舞台に出演して、深い寵愛を受けた。1661年にルイ14世が親政を開始すると、彼は王の宮廷音楽監督 (surintendant de la musique de la chambre du roi) に任命され、これを受けて同年12月リュリはフランスに帰化する。1662年には、同僚のミシェル・ランベールの娘マドレーヌと結婚し、立て続けに6児（10児とも）をもうけた。1662年のリュリの婚約時には、王自らその契約書に署名するほどであった。

1660年および62年（ルイ14世の結婚の祝祭）にイタリアからピエトロ・フランチェスコ・カヴァッリが訪れオペラを作曲・上演すると、フランスの音楽界は大きく影響を受ける。

ここで、フランチェスコ・カヴァッリにつきましては、よろしければ下記の記事をご参照ください。

リュリはカヴァッリの『セルセ』（Xerse、1660年）、『恋するヘラクレス』（Ercole amante、1662年）の上演には付随のバレエ音楽を何曲か作曲しているが、この頃から様々な新しいジャンルの音楽にも手を広げていく。1664年からはモリエールの台本による「コメディ＝バレ」（舞踊喜劇）のための楽曲で大きな成功を収める。「二人のバティスト」と呼ばれた彼らの代表作には、『無理強いの結婚』（1664年）、『町人貴族』（1670年）などがあり、モリエールとリュリ本人の出演により王室の劇場にて上演された。更に聖堂付作曲家の地位は得られなかったものの、宗教曲も多数作曲し、広く人気を博した。

しかし、1670年ごろからパレ・ロワイヤルにおける興行収入のリュリへの未払い問題などを巡って、リュリとモリエールとの仲は険悪になっていく。

また、リュリが成功しないと考えていたフランス語のオペラが、ピエール・ペラン（台本）とロベール・カンベール（作曲）によって成功すると、リュリは歌劇という新しいジャンルの可能性に目を向け直した。折しもルイ14世は1670年を最後に一切踊らなくなり、バレエへの関心は年を重ねると共に次第に薄れていった。1672年、リュリはペランから王立音楽アカデミー（いわゆるオペラ座）の上演権を買い取った。リュリのこうした行為には反発も多く、また費用が莫大であるにも関わらず、王室の支援の対象ではなかった歌劇の上演には障害が多かったが、建築家カルロ・ヴィガラニ（Carlo Vigarani）と提携して自前の劇場を設立し、歌劇の上演にも熱心に取り組んだ。1673年初演の音楽悲劇『カドミュスとエルミオーヌ』は大成功を収め、王自ら観劇に訪れるほどであった。

1673年にモリエールが没すると、リュリはパレ・ロワイヤルの使用権を獲得し、他の劇団に対して踊り手の出演を禁じ、人声2声とヴァイオリン6本に制限するなどして、大規模作品の上演を独占していく。こういった強引な手法に対しては批判や暴漢による襲撃なども加えられたが、リュリの作品に満足した王により、以後の作品の初演は宮廷で行うこととなり、また王室からの財政支援も受けて、リュリは順調にトラジェディ・リリック（叙情悲劇）などと題された歌劇の作曲を進め、サン＝ジェルマン＝アン＝レーやフォンテーヌブローの王城で初演を重ねる。

ルイ14世のリュリへの寵愛は一向に衰えることがなく、そればかりか王太子の寵をも得るようになる。王はリュリを数少ない親友の一人と感じていたし、また宮廷生活の娯楽にリュリの存在が欠かせないと感じていた。1677年のリュリの長男の洗礼式では王自らが代父となり、王の名をその子に授けた。1681年には『町人貴族』再演でのリュリの演技が爆笑を誘い、これを期に彼はルイ14世の秘書官 （ conseiller secrétaire du roi） に任命される。これに伴い授爵も受け、これ以降はド・リュリ閣下（"Monsieur de Lully"）と名乗るようになった。更にリュリは興行主としての才能も発揮し、パレ・ロワイヤルでは立ち見を格安にする一方で高価な指定席も備え、また王から得た特権を元に台本や印刷譜の販売事業などからも莫大な印税を得た。パリだけでなく王土各地での公演を認可する権利を得て名声を高める一方で、それまで不仲であったジャン・ド・ラ・フォンテーヌやラシーヌからは台本を入手して作曲も行った。

一方でリュリはその放蕩でも悪名高かった。リュリの生涯は華々しい成功の連続であったが、強引な手法で敵を多く作っていたリュリには、かねてから両性愛の噂が絶えず、男女選ばぬ漁色行為を種に幾度かスキャンダルに見舞われていた。絶頂期にあった1685年、ついに王の小姓のブリュネとの男色関係が王の耳に入ることになる。このころルイ14世はマントノン侯爵夫人の影響や外交上の理由などから宗教道徳を重視するようになっており、リュリはこの男色関係により王の不興を買ってしまう。1686年の『アルミード』は宮廷での上演は行われず、パレ・ロワイヤルからの立ち退きも求められることになった。それでも王太子の寵は変わらず、リュリは王太子のための作品をいくつか作曲したが、結局、往年のルイ14世からの寵愛がもどることはなかった。

1687年1月8日、リュリはルイ14世の病気快癒を祝して『テ・デウム』を指揮した。当時の習慣に従って、長くて重い杖を指揮棒として使い、それで床を打ってリズムをとっていたのだが、誤って足を勢いよく強打し、傷口には大きな膿瘍が出来た。やがてそこから酷い壊疽を起こして、3月22日に急死した。最後のオペラ『アシールとポリュクセーヌ』は未完成のまま残された。臨終の床で「いざ死すべし、なんじ罪びとよ Bisogna morire, peccatore 」と書き残したと言い伝えられている。

音楽

音楽史の観点からリュリは、バロック音楽中期（1650年～1700年）に属す。通奏低音が曲の推進力となる典型的なバロック様式の音楽を構築し、その後のフランスのバロック音楽に深く影響を残した。また、リュリの音楽は、速い楽章の快活さや、悲しげな楽章における情緒性を兼ね備え、幅広い表現でも名高い。特にコメディ・バレやトラジェディ・リリックのクライマックスで多用されるパッサカーユやシャコンヌは人気があり、例えば『アルミード』のパッサカーユにはジャン＝アンリ・ダングルベールの編曲なども残されている。宗教曲の分野でも、たとえば宰相セキエ（Sequier）の葬送音楽『われを憐れみたまえ』（Miserere）は称賛を受けた。

リュリの影響力は、宮廷舞曲そのものの様式にも急激な革命をもたらした。それまで支配的だった緩やかで荘重な動きに代わって、急速な動きの舞曲をリュリが採り入れたからである。リュートやクラヴサンを始めとする器楽曲の発展も重なり、ブレ、ガヴォット、ジーグ、パスピエ、メヌエット、サラバンド、シャコンヌなど新しい舞曲が流行する一方で、中世からルネサンスを経て受け継がれてきたいくつかの舞曲は流行おくれとなって廃れ、生き残ったものも、例えばアルマンドは2拍子から4拍子にかわるなど、前世紀とは性格的な違いを示すようになった。

リュリは管弦楽曲の作曲にも重大な変革を引き起こし、いくつかの新しい楽器をオーケストラに採り入れている。弦楽器の弱音器使用の指示を楽譜に書きこんだのも、一説ではリュリが最初とされる。フランス風序曲の構成（壮麗な2拍子の行進曲調の導入部と、より対位法的な、普通は3拍子の主部との組み合わせ）は、リュリによって確立された。

作品の鑑賞

Baroque Music of Jean-Baptiste Lully - Classical Music from the Baroque Period

Lully: Le Roi Danse

Selection of opera, ballet etc. movements of the works by Jean-Baptiste Lully.
(Soundtrack from the movie: Le Roi Danse)

1. Lully: Te Deum Motet a deux choeurs 00:00
2. Cordier: La Bocanne primitive
3. Cordier: La Bocanne compliquée
4. Lully: Phaéton - Troupe d'Astrée dansante
5. Lully: La Nuit Ballet - Ouverture
6. Lully: La Plaisiers Ballet - Sarabande
7. Lully: La Nuit Ballet - Le Roi représentant le soleils levant 10:14
8. Lully: Xerxes Ballet - Air pour les matelots jouants des trompettes marines
9. Lully: Xerxes Ballet - Air pour les esclaves et singes dansants
10. Lully: Xerxes Ballet - Air pour les postures de Scaramouche
11. Lully: Xerxes Ballet - Air pour les docteurs, Frivelins et Polichinelles
12. Lully: Xerxes Ballet - Air pour les esclaves dansants
13. Lully: Idylle sur la paix - Air pour Madame la Dauphine
14. Lully: Alcidiane Ballet - Ritournelle et air de Mademoiselle Hilaire 21:01
15. Lully: Alcidiane Ballet - Ouverture
16. Lully: Triumphe de L'Amour - Ouverture
17. Lully: Persée - Entrée des divinités infernales
18. Lully: Le Bourgeois Gentilhomme - Marche pour la cérémonie des Turcs 30:05
19. Lully: Le Bourgeois Gentilhomme - Giourdina
20. Lully: Le Bourgeois Gentilhomme - Chaconne des Scaramouches, Frivelins et Arlequins
21. Lambert: Ombre de mon amant (Air de cour)
22. Lully: Triumphe de L'Amour - Prélude pour la nuit 38:13
23. Cambert: Pomone - Passons nos jours dans ces vergers
24. Cambert: Pomone - Que voyez-vous mes yeux
25. Lully: Armide - Plus j'observe ces lieux 47:14
26. Lully: Atys, "Le Sommeil" - Dormons, dormons tous
27. Lully: Armide - Passacaille 58:08
28. Lully: Armide - Prelude
29. Lully: Les Folies d'Espagne
30. Lully: Les Amants magnifiques - Entrée d'Apollon
31. Lully: Triumphe de L'Amour - Entrée d'Apollon 01:07:28
32. Lully: Triumphe de L'Amour - Deuxieme air
33. Lully: Isis - C'est lui dont les dieux ont fait choix
34. Lully: Armide - Que l'éclat de son nom
35. Lully: Amadis - Esprits empressés a nous plaire

Reinhard Goebel
Musica Antiqua Cologne

L'Orchestre du Roi Soleil. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. L'Orchestre du Roi Soleil

Le bourgeois gentilhomme, comédie-ballet, LWV 43 (町人貴族)
* Ouverture
* Gavotte
* Canaries
* Marche pour la Cérémonie turque
* Premier Air des Espagnols: Sarabande
* Second Air des Espagnols: Gigue
* L'Entrée des Scaramouches, Trivelins et Arlequins
* Chaconne des Scaramouches, Trivelins et Arlequins

Le Grand Divertissement Royal de Versailles, divertissement/comedie, LWV 38
* Danse de Neptune
* Les suivants de Neptune
* Prélude des Trompettes et autres Instruments pour Mars
* Les Hommes et Femmes armés
* Rondeau du Mariage forcé
* Second Air ("Le Mariage forcé")
* Bourée du Mariage forcé
* Bourrée du Divertissement de Chambord
* Symphonie des Plaisirs
* Les Esclaves
* Menuet pour les Trompettes

Alceste, ou Le triomphe d'Alcide, opera, LWV 50
* Marche des Combattans
* Menuet
* Loure pour les Pêcheurs
* Echos
* Rondeau de la Gloire
* La Pompe Funèbre
* Rondeau pour la Fête Marine
* Les Vents
* La Fête Infernale: 1er Air
* 2ème Air, Les Démons
* Marche des Assiégeants

Chaconne de l'Amour médecin
* Chaconne

Le Concert des Nations
Jordi Savall

アティス Atys. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Atys, ópera en 5 actos.

Atys: Guy de Mey, tenor
Cybèle: Guillemette Laurens, mezzosoprano
Sangaride: Agnès Mellon, soprano
Célénus; Jean-François Gardeil, bajo

Coro y Orquesta de:
Les Arts Florissants
William Christie

アルミード Armide, 1686. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Armide, ópera en un prólogo y 5 actos

Armide: Guillemette Laurens, soprano
Renaud: Howard Crook, tenor
La Gloire/Phénice/Mélisse: Véronique Gens, soprano
La Sagesse/Sidonie/Lucinde: Noémi Rime, soprano
Hidraot/Ubalde: Bernard Deletré, bajo
Le Chevalier Danois/Un Amant Fortuné: Gilles Ragon, tenor
Artémidore/La Haine: John Hancock, barítono
Aronte: Luc Coadou, bajo

Choeur et Orchestre du
Collegium Vocale et La Chapelle Royale
Philippe Herreweghe

町人貴族 LE BOURGEOIS GENTILHOMME - LULLY+MOLIÈRE con testo francese e italiano

Le Bourgeois Gentilhomme, 1670. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Le Bourgeois Gentilhomme, LWV 43 Comédie-Ballet 1670

‪Le Poème Harmonique - Cadmus et Hermione カドミュスとエルミオーヌ (I)

‪Le Poeme Harmonique - Cadmus et Hermione カドミュスとエルミオーヌ II

Jean Baptiste Lully - Miserere (1664)

La Chapelle Royale conducted by Philippe Herreweghe

Lully: Te Deum

Jean-Baptiste Lully Te Deum Václav Luks Collegium 1704

Jean-Baptiste Lully
Te Deum
Václav Luks Collegium 1704
1.Symphonie 0:00
2.Patrem immensae majestatis 9:08
3.Tu ad dexteram Dei sedes 15:06
4.Salvum fac populum tuum 20:02
5.Dignare, Domine 24:29
6.In Te, Domine, speravi 31:36

Jean Baptiste Lully Te Deum William Christie Les Arts Florissants

Jean-Baptiste Lully
Te Deum
Les Arts florissants William Christie
1.Symphonie 0:00
2.Patrem immensae majestatis 8:48
3.Tu ad dexteram Dei sedes 16:12
4.Salvum fac populum tuum 21:25
5.Dignare, Domine 26:52
6.In Te, Domine, speravi 32:47

Jean-Baptiste Lully "Te Deum" Jean-Francois Paillard

"Te Deum" for five soli, two choirs and orchestra
by Jean Baptiste Lully
1. Symphonie - Te Deum
2. Patrem immensae majestatis
3. Symphonie - Te ergo quaesumus
4. Symphonie - Dignare Domine
Jennifer Smith & Francine Bessac, sopranos
Zeger Vanderstene, countertenor
Louis Devos, tenor
Philippe Huttenlocher, bass
Ensemble Vocal "A Coeur Joie" de Valence
Orchestre de Chambre
Jean-Francois Paillard

Jean-Baptiste Lully: 'Te Deum', Grand Motet LWV 55

Choeur de Chambre de Namur, Millenium Orchestra, Leonardo García Alarcón
Sophie Junker, soprano
Judith van Wanroij, soprano
Matthias Vidal, haute-contre
Cyril Auvity, haute-contre
Thibaut Lenaerts, tenor
Alain Buet, baritone

[00:00] I. Te deum laudamus
[03:57] II. Tibi omnes angeli
[05:51] III. Pleni sunt caeli et terra
[09:42] IV. Patrem immensae majestatis
[12:54] V. Tu rex gloriae, christe
[16:36] VI. Tu ad dexteram dei sedes
[18:06] VII. Te ergo quaesumus, tuis famulis subveni
[24:21] VIII. Salvum fac populum tuum, domine
[30:44] IX. Dignare, domine, die isto
[37:03] X. In te, domine, speravi

Painting: The Resurrection of Christ by Charles de La Fosse. 1710

Lully: 'Suite Alceste' en Marais: 'Suite Alcione' - Le Concert des Nations o.l.v. Jordi Savall

Jean-Baptiste Lully (1632-1687) - Orchestral Suite from 'Alceste'

Jean Baptiste Lully Selection from Amadis Olivier Schneebeli

Lully - Amadis Suite

Overture 2:30
Air 1:35
Gigue 1:44
Rondeau 1:05
March for the Battle of the Barrier 1:35
First Air of the Warriors 1:25
Second Air of the Warriors 1:13
Air for the Devils and Monsters 1:45
Chaconne 9:16
[times indicate lengths]

Thésée, LWV 61. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Thésée. Tragédie en musique en 5 actes et un prologe

* Prologue

* Overture
* Les Jeux & Les Amours (Choeur D'Amours, De Graces, De Plaisirs, Et De Jeux)
* Revenez, Amours Revenez (Venus)
* La Descente De Mars
* Que Rien Ne Trouble Icy (Mars)
* Les Hautbois
* Partez, Allez, Volez (Mars, Venus)
* Qu'il Passe Au Gré (Mars, Venus, Choeur, Cerés, Bachus)
* Premier Air
* Trop Heureux Qui Moissonne (Cerés)
* Second Air
* Pour Les Plus Fortunez (Bachus)
* Qu'il Passe Au Gré (Mars, Venus, Choeur)
* Overture Pour L'Entr'Acte

Acte I
* I. Avançons, Avançons (Choeur De Combattans)
* II. Quelque Soit Mon Destin (Aeglé, Choeur)
* III. Est-ce Aux Atheniens (Aeglé, Cleone)
* Il Faut Perir (Choeur)
* IV. Le Ciel Ne Veut-il Point Mettre Fin (Aeglé, Arcas, Cleone)
* V. Laissons Aller La Princesse (Cleone, Arcas)
* Avançons, Avançons (Choeur)
* VI. Prions, Prions La Déesse (La Prestresse, Aeglé, Cléone)
* Mourez, Mourez (Choeur, La Prestresse, Aeglé, Cleone, Un Combattant)
* O Minerve! Arrestez La Cruelle Furie (La Prestresse, Aeglé, Cleone)
* Liberté, Liberté (Choeur)
* Prelude
* VII. Les Mutins Sont Vaincus (Le Roy, La Prestresse, Ensemble)
* VIII. Cessez, Charmante Aeglé (Aegée, Aeglé)
* IX. Prelude: Le Sacrifice
* Cet Empire (La Prestresse, Choeur Des Prestresses)
* La Marche
* X. Minerve Sçavante (La Prestresse, Choeur)
* Entrée Des Combattans
* Que La Guerre Sanglante (Choeur, La Prestresse)
* La Marche Pour L'Entr'Acte

Acte II
* I. Doux Repos (Medée, Dorine)
* II. Je Voy Le Succez Favorable (Le Roy, Medée)
* III. Seigneur, Songez A Vous (Arcas, Aegeé)
* IV. Demeure, Escoute Un Mot (Dorine, Arcas)
* V. C'Est Donc Là Tout Le Prix (Dorine)
* VI. Regnez, Heros Indomptable (Choeur, Dorine)
* Premier Air Pour L'Entrée Triomphante De Thésée
* VII. Que L'On Doit Estre (Choeur)
* Second Air & Pour Le Peu De Bon Temps (Les Vieillards)
* C'Est Assez, Amis, C'Est Assez (Thésée)
* VIII. Thésée Où Courez-vous? (Medée, Thésée)
* IX. Depit Mortel (Medée)
* Air Pour L'Entr'Acte

Acte III
* I. Vous Allez Voir (Aeglé, Cleone)
* II. Le Roy M'Ordonne De Vous Dire (Arcas, Aeglé, Cleone)
* III. Princesse, Sçavez-vous (Medée, Aeglé)
* Prelude
* IV. Dieux, Où Sommes-nous (Aeglé, Cleone, Arcas)
* V. Contre Ce Monstre (Cleone, Arcas, Dorine)
* VI. Qu'On Ne Me Trouble Point (Medée, Cleone, Arcas)
* Invocation (Ritournelle)
* VII. Sortez, Ombres, Sortez (Medée, Choeur Des Habitans Des Enfers)
* VIII. Que Tous Fremisse (Aeglé, Les Ombres)

Acte IV
* I. Cruelle, Ne Voulez-vous Pas Faire (Aeglé, Medée)
* II. Quel Spectacle Vient Me Surprendre? (Aeglé, Medée)
* III. Faut-il Voir (Aeglé, Medée)
* Ritournelle
* IV. Voyez Ce Que J'Ay Soin De Faire (Medée, Thésée)
* V. Aeglé Ne M'Ayme Plus (Aeglé, Thésée)
* VI. Finissez Vos Regrets (Medée, Aelgé, Thésée)
* VII. Que Nos Prairies (Deux Bergeres)
* Aimons Tout Nous Y Convie (Deux Autres Bergeres)
* Qule Plaisir D'Aimer (Habitans De L'Isle Enchantée)

Acte V
* I. Ah! Faut-il Me Vanger (Medée)
* II. Que Thésée Est Content (Medée, Dorine)
* III. Ce Vase Par Mes Soins (Medée, Le Roy)
* IV. Ne Craignez Rien (Le Roy, Medée, Choeur)
* Oublions Le Passé (Le Roy, Thesée)
* V. Ah! Perfide Medée! (Le Roy, Thésée, Aeglé)
* Que L'Hymen Prepare Des Noeuds (Le Roy, Thésée, Aeglé, Cleone, Arcas, Choeur)
* VI. Vous N'Estes Pas Encor Délivrez (Medée)
* VII. Secourez-nous, Justes Dieux! (Choeur)
* Prelude
* VIII. Le Ciel Veut Ecarter (Minerve)
* Vivez, Vivez Contents (Minerve, Choeur)
* Premier Air Pour La Dernière Entrée
* Second Air - Le Plus Sage (Arcas & Cleone)

Baritone Vocals – Aaron Engebreth
Bass Vocals – Harry van der Kamp, Jörg Jacobi, Marek Rzepka, Olivier Laquerre
Countertenor Vocals [Haute-contre] – Aaron Sheehan, Ilona Ziesemer-Schröder, Marc Molomot, Moritz von Cube
Mezzo-soprano Vocals – Mireille Lebel
Soprano Vocals – Amanda Forsythe, Ellen Hargis, Laura Pudwell, Margaret Hunter, Suzie LeBlanc, Teresa Wakim, Yulia Van Doren, Yulia Wakim
Tenor Vocals – Aaron Sheehan, Bernhard Scheffel, Howard Crook, Mirko Ludwig, Olaf Tetampel

Boston Early Music Festival Orchestra & Chorus
Paul O'Dette & Stephen Stubbs

Proserpine. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Proserpine. Tragédie en musique en 5 actes et un prologe

* Prologue

* Ouverture
* Heros, Dont la Valeur Étonne L'Univers
* Air
* Soûpirez, Triste Paix, Malheureuse Captive
* Bruit De Trompettes - Ce Bruit Que La Victoire
* Air Pour Les Trompettes - Venez, Aimable Paix, Le Vainqueur Vous Appelle
* Orgueilleuse Victoire
* Ô! Cruel Esclavage
* Prélude - Le Vainqueur Est Comblé De Gloire
* Gavotte
* Menuet - Il Est Temps Que L'Amour Nous Enchaîne
* Prélude - On A Quitté Les Armes
* Overture

Acte Premier
* Goûtons Dans Ces Aimables Lieux
* Ritournelle - Mercure, Quel Dessein
* La Phrygie A Besoin De Mes Dons Precieux
* Ritournelle - Vaine Fierté
* Arrêtez, Nymphe Trop Severe
* Prélude - Cérès Va Nous Ôter
* Ritournelle - Vous Qui Voulez
* Celebrons La Victoire
* Air
* Prélude - Ce Palais Va Tomber; O Dieux!

Acte Deuxiéme
* Ritournelle - Jupiter A Dompté
* Venez Goûter Ici Le Doux Air Qu'on Respire
* Ritournelle - Amants Qui N'Êtes Point
* Ritournelle - Ingrate, Ècoutez-Moy
* Est-il Vrai Que Mon Coeur
* Demeurez Aréthuse; Alphée, Éloignez-vous
* J'ay Peine à Concevoir
* Les Beaux Jours Et la Paix
* Premier Air - Que Nôtre Vie … - Belles Fleurs
* Deuxième Air - Quand Un Coeur Est Trop Sensible
* Premier Air (Reprise) - Nous Reverrons Bien-Tôt Ceres Dans Ces Beaux Lieux
* Ritournelle
* Infernales Divinitez Secondez Mon Amour

Acte Troisième
* Proserpine, Répondez-nous
* N'aurois-je Point Innocemment
* Cérès Revient, Ah! Quelle Peine
* Prélude - Je Vais Revoir Ma Fille … - Ritournelle - J'Ai Rendu Les Humains Heureux
* Ma Fille N'est Pas Avec Vous
* Je Ressens Vos Ennuis, Et J'En Suis Trop
* Prélude - Ô Malheureuse Mere … - Ritournelle - Ah! Qu'Elle Injustice Cruelle
* Ritournelle - Aprés Un Si Sensible Outrage
* Air - Que Tout Se Ressente De La Fureur

Acte Quatrième
* Prélude - Loin D'icy, Loin de Nous
* Ritournelle - Ma Chère Liberté
* Est-ce Une Illusion Dont Le Charme M'abuse
* Prélude - Venez Vous Contre Moy Deffendre
* Que L'On Suspende Icy
* Premier Air - Dans Les Enfers

Acte Cinquième
* Prélude - Vous Qui Reconnoissez
* Prélude - Deserts Écartez, Sombres Lieux
* Prélude - Quels Abîmes Se Sont Ouverts
* Ne M'Apprendrez-vous Point Où Ma Fille
* Ritournelle - Touts Les Dieux
* Prélude - Cérès, Que De Vos Pleurs Le Triste

– Bénédicte Tauran, dessus
- Salomé Haller, dessus
– Blandine Staskiewicz, bass-dessus
- Hjördis Thébault, bass-dessus
- Stéphanie d'Oustrac, bass-dessus
– Cyril Auvity, haute-contre
- François-Nicolas Geslot, haute-contre
– Benoît Arnould, bass-taille
- Pierre-Yves Pruvot, bass-taille

Le Concert Spirituel
Hervé Niquet

Roland. Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687)

Jean-Baptiste Lully. Roland. Tragédie en musique en 5 actes et un prologe

* Prologue

* Ouverture
* Le Ciel Qui M'A Fait Votre Roi / On N'Entend Plus Le Bruit Des Armes
* Que la Guerre Est Effroyable !
* Au Milieu D'Une Paix Profonde / Du Célèbre Roland / Allons Faire Entendre Nos Voix
* Gigue
* Gavotte / C'Est L'Amour Qui Nous Menace
* Ouverture

Acte I
* Ah ! Que Mon Coeur Est Agité !
* Vous Avez Peu D'Impatience
* Ah ! Quel Tourment
* De La Part De Roland On Vient Jusqu'En Ces Lieux
* Je Ne Verrai Plus Ce Que J'aime / Le Secours De L'Absence
* Marche / Au Généreux Roland, Je Dois Ma Délivrance
* Ziliante / Triomphez, Charmante Reine
* Dans Nos Climats Sans Chagrin On Soupire

Acte II
* Ritournelle / Un Charme Dangereux / Non, Non, On Ne Peut Trop Plaindre
* Belle Angélique, Enfin, Je Vous Trouve En Ces Lieux
* Quelle Cruauté ! Quel Mépris ! / Peut-On Vous Mépriser Sans Crime ?
* Le Dépit Éteint Ma Flamme
* Où Dois-je Aller ?...
* Agréables Retraites / C'est Médor Que Je Viens D'Entendre
* Médor : Fontaine, qui d'une eau si pure / Angélique, Médor : Vivez, vivez, Médor
* Aimez, Aimez-Vous / Aimons, Aimons-Nous
* Gavotte
* Qui Goûte De Ces Eaux
* Que Pour Jamais Un Nœud Charmant Nous Lie

Acte III
* Ritournelle / Non, Je N'Entends Vos Conseils Qu'Avec Peine
* Faut-Il Encore Que Je Vous Aime ?
* J'abandonne Ma Gloire / Hélas !
* En Des Lieux écartés / Laissez-Moi Renvoyer Des Peuples Empressés
* Ah ! Je Souffre Un Tourment Plus Cruel
* Se Peut-il Qu'À Ses Vœux
* Vous, Qui Voulez Faire Paraître
* Air
* C'Est Médor Qu'Une Reine Si Belle

Acte IV
* Ritournelle / Va, Ton Soin M'Importune
* Ah ! J'Attendrai Longtemps
* J'entends Un Bruit De Musique Champêtre
* Marche / Quand On Vient Dans Ce Bocage
* Menuet / Vivez En Paix
* J'Aimerai Toujours Ma Bergère
* Allez, Allez, Laissez-Nous Soins Fâcheux
* Je Suis Trahi ! Ciel !

Acte V
* Sage Et Divine Fée
* Par Le Secours D'Une Douce Harmonie / Heureux ! Heureux Qui Se Défend Toujours
* Ô Vous, Dont Le Nom Plein De Gloire
* Roland, Courez Aux Armes
* Quel Secours Vient Me Dégager / Modérez La Tristesse
* Sortez Pour Jamais En Ce Jour / Allez, Allez, Suivez La Gloire / Roland, Courez Aux Armes
* Premier Air
* Second Air8
* Roland, Il Faut Armer Votre Invincible Bras / La Gloire Vous Appelle

– Anna Maria Panzarella, soprano
- Monique Zanetti, soprano
- Salomé Haller, soprano
– Olivier Dumait, countertenor
- Robert Getchell, countertenor
– Evgueniy Alexiev, bass
- Nicolas Testé, bass

Chœur De L'Opéra De Lausanne
Les Talens Lyriques
Christophe Rousset

Jean-Baptiste Lully: Ballet d'Alcidiane et Polexandre

Lully - Persee

Lully - Persee

Toronto, 2004

Persee - Cyril Auvity
Andromede - Marie Lenormand
Cassiope - Stephanie Novacek
Merope - Monica Whicher
Cephee/ Meduse - Alain Coulombe
Mercure - Colin Ainsworth

Tafelmusik Baroque Orchestra

Herve NIQUET

Lully: Phaëton, opera in five acts, LWV 61 | Vincent Dumestre & Le Poème Harmonique

Lully: Phaëton, opera in five acts, LWV 61
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Mathias Vidal | Phaéton
Éva Zaïcik | Lybie
Victoire Bunel | Théone
Lisandro Abadie | Saturne, Epaphus, Jupiter
Cyril Auvity | Triton, Soleil, Déesse de la Terre
Léa Trommenschlager | Climène
Viktor Shapovalov | Protée, Roi tributaire
Elizaveta Sveshnikova | Astrée, Heure du jour
Aleksandre Egorov | Mérops
Alfiya Khamidullina | Heure du jour

Le Poème Harmonique
Conducted by Vincent Dumestre
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Oedipus Coloneus, 2020