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【祝】note生まれのエッセイが単著として刊行されました!!!!!!!!!【祝】

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。翻訳家で通訳者で、そして……

エッセイストの!平野暁人です!!

ひゅーひゅー!

どんどんどん!!

パフパフパフ!!!

……え?

1ヶ月ぶりに更新したと思ったらなにを思い切り昭和のノリで盛り上がっているのかって?

ふふふ。

ふふふふふ。

ふふふふふふふふふ。

そうです!ENGLISH JOURNAL ONLINEにて好評連載中のエッセイ(ただしコラムと呼ぶ人もいればあろうことかブログと呼ぶ奴までいる)が本日、めでたくEJ新書(ENGLISH JOURNALを母体とした電子書籍シリーズ)の新刊として本日発売されたのです!

ばんざーーーーーーーーーーーい!!!

おめでとうオレ!ありがとうオレ!!

いやあ、まさか連載開始からわずか半年で書籍化までしていただけるとは……これもひとえに採算(と編集部が決めた字数)を度外視してnote時代と同量の1万字をしかも月2回半年間書き続けるという気のふれた荒業を断行しきったオレ様の手柄であるのはもちろんだが、いくらスクロールしてもぜんぜん終わらない長文に楽しく付き合ってくださっている読者の皆様のおかげです。本当にどうもありがとうございます。

また、そんなわけで常に異常な量を書いているためnoteの方は告知も追いつかない体たらくなのですが、ここは私にとって今も、とても大切で特別な場所です。

なぜなら、EJOの連載の原点はnoteだから。

昨年10月、滞在先の韓国でふとしたきっかけから無性にテクストが書きたくなり、思い立ってnoteのアカウントを作り、衝動に任せて社会時評めいた長文を書き上げ、こんなものいったい誰が読むのだろうか、と自嘲気味に呟きながらアップしたこと。

夜中の2時を回っていたのに、すぐに「スキ」をつけてくださった方が2人もいらして驚いて、それからすこしだけ期待したこと。

寝て起きたら10人くらいしか「スキ」が増えていなくて、まあそんなもんだよね、とひとりごちて、それからすこしだけ気落ちしたこと。

午後になって徐々に「スキ」の通知が来始めて、それがどんどん増え始め、怖くなって通知を切ってしばらくほっておいたら、「スキ」と閲覧回数が激増していたこと。

さらに「おめでとうございます!あなたの記事が編集部で話題です!」という通知まで来て、今だから言うけど新手のフィッシングかなにかなのか!?とすこしだけパニックになりかけたこと。

やがて「note編集部のおすすめ記事」としてTwitterで拡散されたあたりで、どうやらこれは軽く「バズって」いるらしい、とようやく理解したこと。

すべてはあそこから始まりました。

あのときはまださっぱり事態が飲み込めていなくて、(ま、ビギナーズラックだな)くらいに捉えていたのだけれど、その後3ヶ月続けて「おすすめ」に選んでいただけたのは、noteというプラットフォームに日々アップされ続ける記事のその膨大な数を思うと、それなりにすごいことだったんだなぁといまさら思います。

これまで翻訳家としては何点も出版してきた私ですが、表紙に自分の名前しか書かれていない本を出すのはなんだかくすぐったいようで、面映いようで、でもとっても、とっても嬉しいです。

本が一冊出たからといって、人生が変わるわけではありません。

今生の悩みから解放されて新しい自分を生きられるわけでもありません。

それでも、今日からの私はやっぱり、昨日までとはすこしだけ違うような気がするのです。

そしてそれは、noteという自分を誰も知る人のいない暗闇へ向かって球を投げ込み続けるようにしてテクストを書いた日々と、それを確かに受け止め続けてくださった読者のみなさんがいてくださったおかげです。

本当に、本当にどうもありがとうございました。

書かせていただける限りはいろんなことをあれこれ考えながら書いてゆくつもりですので、いましばらくお付き合い願えましたら幸いです。

暗闇を抜けた先の、陽の当たるどこかでこのテクストを受け止めてくださっているあなたへ、心からの感謝を込めて。

平野暁人

訪問ありがとうございます!久しぶりのラジオで調子が狂ったのか、最初に未完成版をupしてしまい、後から完成版と差し替えました。最初のバージョンに「スキ」してくださった方々、本当にすみません。エピローグ以外違わないけど、よかったら最後だけでもまた聴いてね^^(2021.08.29)