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「自分×未来」に意識を向ける。人の挙動に一喜一憂せずにたおやかに暮らす方法

「どうして返信がないんだろう?」

好きな人からの連絡を待つ時間は、妙に長く感じるものだ。スマホを何度も確認しては落胆し、頭の中で理由をあれこれ想像する。相手が忙しいのか、それとも何か不快な思いをさせてしまったのか――その考えは終わりのないループに陥り、不安と焦りを増幅させるだけ。

でも。

相手が返信をするかしないかは、自分がコントロールできることではない。相手には相手の事情があり、その背景をこちらが知ることはできない。だから、どんなに気にしても、相手の行動を変えることはできないのだ。

このような状況に陥ったときに意識したいのは、「コントロールできること」と「コントロールできないこと」を明確に分けて考えること。

相手が返信するかしないかは、私にはコントロールできない。「どうしよう」と悩み続けても、自分の力では変えられない。だからこそ、そうしたことに意識を向け続けるのはやめ、「仕方がない」「放っておこう」とスルーするのが賢明だろう。

その代わりに、自分がコントロールできること、つまり「自分×未来」に目を向ける。たとえば、返信を待つ時間を自分のために使う。友達と話す、趣味に没頭する、新しいスキルを学ぶ――何でもいい。ぐるぐる悩む時間を「自分を成長させるため」「未来のため」に変えることができる。

ただ、そうはいっても、いつでも強い気持ちで自分の未来だけに集中することは難しい。無意識のうちに後悔したり、あらぬ妄想を繰り広げていたりする。

だから私は、「自分×未来」への意識をずっと持ち続けるために、以下のグラフを待受画面にしている。

自分で変えられるのは「自分×未来」だけ!

グラフの右上、「自分×未来」の領域だけが自分で変えられる範囲を示している。それ以外の領域、つまり「他人×未来」や「過去」に意識を向けても、私には変えられない。

例えば、好きな人が返信するかどうか(他人×未来)や、既に送ってしまったメッセージ(自分×過去)に悩むのは無駄なエネルギーの消耗だ。逆に、自分が返信を待つ間に何をするかは完全に自分次第であり、それが「自分×未来」なのだ。

このグラフを頭の片隅に置いておくだけで、不安や焦りに囚われる時間を減らすことができる。自分がコントロールできることに集中することで、より良い選択ができるようになる。

もちろん、結果として相手から返信が来るかもしれないし、来ないかもしれない。それでも、「自分×未来」を変える努力をした時間は、確実に自分の成長や幸せにつながる。やがて、その選択の積み重ねが「未来の自分」をより豊かにするのだろう。

好きな人からの返信を待つのは自然な感情だ。しかし、その時間をどのように使うかは、完全に自分の選択次第。だからこそ、自分の未来に意識を向け、「今」できることを行動に移す。それこそが、自分の人生を変える第一歩と信じている。


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