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芋ようかん

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな、
ひらさわあけみです。

先日、パートナーが
舟和の芋ようかんを買ってきてくれました。
5本入りです。

いも好きな私は大喜び。

お気に入りのお皿を出して、食べる準備をします。
和菓子だから、木製のフォークにしよう。

包装紙を取り、箱を見ると、
芋ようかんについて書かれてあります。

明治30年、芋問屋を営んでいた創業者が、
当時高価で庶民の口に入らなかった練りようかんの代わりに
考案したもの。

もっと前からあったお菓子だと思っていました。
(江戸時代とか)
意外ですね。

材料は、さつまいも、砂糖、食塩。
シンプルです。

食べ方も色々書いてありました。
いくつか試してみましたので、紹介します。
適当にアレンジしました。

1.温める

「オーブンで焼いて、香ばしい焼きいも風」
と、箱には書いてありましたが、
待ちきれない私は、電子レンジを使いました。

一分半。

熱々の芋ようかん。
ハフハフしながら、いただきます。

常温で食べるよりも、甘みが強く感じられました。
滑らかな舌触りと、穏やかなのどごし。

口の中の水分を全て吸い取っていきます。
お茶なしでは、とても食べられません。
まさに、お茶うけです。

2.炊き込みご飯

「冬はおかゆやご飯と一緒に炊いたり」
と書いてありました。

秋の炊き込み芋ご飯です。

さいの目に切って、土鍋に入れます。
塩(キパワーソルト)を少し振り、
火にかけました。

しばらくすると、ふんわりとした匂いが
漂ってきました。

ご飯に散らばっている、優しい黄緑色。

口に入れて、舌で押します。
ほろほろと崩れました。

ご飯と混ざりあい、ほっくりした感触が広がります。
おいしいけれど、甘すぎるという印象でした。

体調が良くないときには、
食べやすくてちょうどいいと思います。

3.バター炒め

「フライパンでバターで焼くと、コクのある洋風のお味になります」
なんて上品ないい方でしょう。

これは、間違いなくおいしい食べ方です。

フライパンにバターを溶かし、
スライスした芋ようかんを投入。

ジュッという音を聞くと、
テンションが上がります。
汗をかいてきました。

両面を焼き付けて、
薄くきつね色に仕上げます。

バターの匂いは暴力的ですね。
逆らえません。

花柄の大皿に盛り、
わくわくしながらパクつきます。

口の中で、
バターの塩気と、芋ようかんの甘みが溶け合い、
濃厚なペースト状になりました。

噛みしめる前に、柔らかくなり、
その頼りなさがもどかしくなる。

ゆっくり味わおうと思っていたのですが、
どんどん口の中に入れてしまい、
あっという間に、なくなってしまいました。

それほどお腹が空いていたわけではないのですが、
やはり、スィーツは別腹ですね。

おいしいので、試してみて下さい。

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