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クルミドコーヒー

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが生きがいの、
ひらさわあけみです。


先日、友人と一緒に、お気に入りの喫茶店へ行ってきました。
半年ぶりです。

最寄り駅は、武蔵野線の西国分寺。
平日のお昼ですから、電車も空いています。

以前、土曜日に立ち寄ったときは、
混んでいて入れませんでした。
それ以来、休日は避けるようにしています。

前回は、3月に行きました。
緊急事態宣言が出された頃です。
店内はあまり人がいませんでした。

今日はどうでしょうか。
12時ぴったりにお店のドアを開けました。
柔らかな物腰の店員さんがいます。

「満席なので、空きましたらご連絡しますが、
どうなさいますか」

さすが人気店。
平日昼間でも盛況です。
嬉しくなりました。

連絡先を教えて、待つことにしました。

店内にスペースがないので、
そばにあるホールの入り口付近で、座れる場所を確保。

他にも喫茶店やカフェはたくさんありますから、
そこで待つ方が暑くないですし、楽です。

でも、そこで「コーヒー」を味わいたい。
友人と意見が一致したのです。

とりとめのない話をしながら待つこと、30分。
店員さんから電話がありました。

初めて、地下に通されました。
ワクワクします。

一枚板の大きなテーブル。
落ち着いた色合いの椅子。
水出しコーヒーがいくつも並ぶ、壁際にある棚。

早い時間に行くと、
マグカップで朝のコーヒーを出してくれるのです。
たっぷり2杯分。

目を閉じて、深く呼吸をします。
かすかに、カカオの香りがしました。
鼻腔を通して、全身に巡っていくようです。

ケーキと一緒に頂くのもいいけれど、
お昼ですから軽食にします。

パプリカとトマトのマフィンを使ったサンドイッチ。
(前回は、玉ねぎのマフィンでした)

焼き上がったマフィンの形が、美しい。
花柄でした。

しかも、私と友人の柄が違うのです。

食べるのがもったいないと思うくらい、
手がかかっていました。

きめ細かいマフィンに、
夏野菜とお肉をたっぷり挟んであります。

具材がはみ出てしまうので、フォークも添えられていました。

ヴォリュームのあるサンドイッチを噛みしめると、
胃袋が大喜びしています。

元気な野菜のパワーをじながら、
なるべくゆっくり味わいました。

静かで、ゆったりとした空間。

穏やかな風のように薫るコーヒー。
明るさをまとったマフィン。
エネルギーを持った夏野菜とお肉。

それを一緒に共有できる友人。

体感できるのは、
居心地の良いお店と、店員さんのおかげです。

機会があったら、
お店に足を運んでみて下さい。




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