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ソーシャルディスタンスで売上激減

白柳 孝 つれづれ日記  vol.29

ソーシャルディスタンスは売上を激減させる。当然ですよね。飲食店では隣を空けよとか一緒に騒いではいけないとか、スーパーでもレジで並ぶ距離を制限とか、店舗に入る人数制限をするところもある。無観客だった野球や相撲も観客が入っても半分以下、エンターテイメントや娯楽性のものは全てお客を制限せよというのであれば、絶対に赤字になります。

1.売上低迷の中、一体いくら売れば良いのかを知ろう           

創業時に戻って、どれ位売れれば、経営が成り立つのかを計算してみましょう。コロナ騒動が終わったら時間は掛かるが元に戻るという幻想は捨てて、「ニューノーマル」と言われていることを本気で考えると、「もう元には戻らない」ことを、言葉を変えていっているのです。だから今の事業形態そのものが、新しい時代に生き残るかを、創業時に考えた損益分岐点の計算を使って考えよう。

利益がゼロの時の売上高を計算するのが損益分岐点計算です。      

損益分岐点の計算は、どれだけ売れば利益が0になるのか、その売上高より低ければ赤字になり、高ければ利益になるというちょうど利益が0になる売上高のことで、これが解れば今後の目安目標になります。        

もしあなたが会計事務所に決算申告を依頼していれば、必ず経営分析表などで既に計算されていますので、過去5年ほどの決算書から経営分析表を取り出して比較してみましょう。

目標利益を1000万円にしたければ、固定費+目標利益で計算できます。従って損益分岐点というのは目標利益を考慮すれば、目標利益分岐点売上と言うことになります。     

計算式は次の通りです         

損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費÷売上高) 

これは簡単にすると  

損益分岐点売上高=固定費÷粗利益率 

と言うことが出来ます。     

変動費は商品仕入れ・材料費・包装費や配送費などの売上に比例してかかる費用ですから、まとめて粗利益として計算します。  

目標利益を入れると目標利益分岐点売上高=(固定費+目標利益)÷粗利益率 となります。

2.固定費

一番大事なのは固定費です、これから固定費削減の時代です。      

事業経営で心配なのは赤字が出ることです。どうしたら赤字が出るか、当たり前ですが、売上がなくても経費がかかるからその経費の分だけ赤字になるのです。いまコロナ対策で家賃保証とか言われていますが、この為です。 固定費とはどんなものがあるか、売上に関係なくかかる経費であり、店舗などの家賃・機械設備のリース料・電話や光熱費・社員の給料・社会保険料・等々細かいところまで全て書き出して下さい。             

この固定費が赤字の原因になるので、売上減少期には経費削減見直しが最優先となります。見直しが遅れれば遅れるほど赤字が増えることとなります。

固定費を削減しても売上の絶対額が不足ではどうにもならない。
ホストで一番と言われているROLANDさんは、店を閉めました。
インスタグラムで「現在の世間の状況の下、スタッフの安全を確保し、かつお客さまに喜んでいただけるよう運営することは困難であると判断したためです」と説明。従業員は自身が運営するホスト事業以外の会社への移動を促しているという。再開業を目指し「可能な限りは既に契約していた拡大移転先の物件は解約せずに空家賃を払い続けることにしています」としている。店を閉めたのはさすが早い決断だと思いますが、既に契約済みの家賃を払い続けることはコロナ禍のみを見ているようで心配です。

※新型コロナウィルスの、企業・事業者向け緊急資金繰り対策等については
 こちら

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税理士法人あけぼの 白柳孝


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愛知県豊橋市の税理士事務所。「あなたの発展と繁栄は、私どもの喜びです」お客様が大きく上に伸びる発展と、横に広がる繁栄に、お役に立つ事が喜びです。創業者の白柳 孝が税理士になって約40年、日本社会の未来を考えながら、感じたことを書き綴っていきます。
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