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中卒が高卒認定試験に合格するための5つのコツ

こんにちは。あくびです。

ひょんなことから、昨年の冬に
知り合いに高卒認定試験の家庭教師を頼まれました。

中卒で社会人歴2桁の彼女に勉強を教え、
今年の夏、数科目ですが、合格に導くことができました。
(1桁の掛け算がいえないところから始まって、数学を合格するまでの道のりは、なかなか大変でした……)

11月の2回目試験にむけて、今も数科目を教えています。

せっかくなので、勉強を教える中で感じた
高卒認定試験に合格するためのコツをこちらに書こうと思います。

コツその1.最低限の勉強で合格点を

まず大事なことは、満点をとるのが難しくても、
合格点は最低限の勉強でとることができるということです。

私が教えていた人は
「転職の際に選べる仕事が限られるので、高認資格が欲しい」
という人だったので、とにかく合格点を取ることに焦点をあてました。

社会人をしている人は忙しい人が多いと思うので、勉強のためにとれる時間が少ないと思います。
また、勉強をする習慣がなくて、長時間の勉強をすることに抵抗のある人も多いと思います。

そういった人にとっては
「いかに大事な出るところだけに絞って勉強ができるか」が大切になってきます。

 焦点の絞り方のコツ

では、「焦点を絞って勉強する」とはどうすればよいのでしょうか?

例えば、高卒認定試験の科目の一つ「科学と人間生活」を例にあげてみましょう。

「科学と人間生活」の合格ラインは40点です。
科学と人間生活には、「物理」「科学」「生物」「地学」の4つの部があります。

上の部のうち、2つ満点がとれればそれだけで50点とれます。
そのため、得意な部を絞って勉強しても、確率的には合格ラインは見えてきます。

つまり、テスト範囲のすべてを網羅的に完璧に勉強する必要はないのです。

他の科目でも、例えば、「英語の長文の大問7は捨てる」とか「数学の図形問題は捨てる」とか、そういった取捨選択を大問ごとにしましょう。

出来なさそうなところを捨てて、出来そうなところを集中して勉強することがポイントになります。

ポイントを絞ることが自分一人では難しいという人には、しまりす親方の本をお勧めします。


コツその2.とにかく過去問を何度も暗記するほど解く

高卒認定試験は、毎回、同じような出題範囲から問題が出ます。

そのため、過去問を解いておくと「あ、これ、似たものを見たことがある」となることが多々あります。
過去問を何度も解きなおし、傾向をつかみましょう。

過去問を使ったおススメの勉強方法は次の方法です。
・2~3年分の過去問を直前の1回分を残して、時間を測って解いてみる
・同じ過去問を何度も解きなおしてみる
・過去問で自信を付けたら、テスト直前に直前の1回分を本番と同じように時間を測って解いてみる

過去問は文部科学省のサイトでも無料で落とせるので、是非ためしてください。

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/index.htm

過去問と解答だけだと、何故こうなるかがわからない。

過去問の解説が欲しい!という人には以下のシリーズの本がおすすめです。


コツその3.過去問が難しい人は、基礎から学ぶ

過去問を解いてみて、さらにその解説を読んでみても、それでも難しく感じた人。

そんな人には、難しく感じた教科のみをワークブックでさらに勉強することをおすすめします。

ワークブックでは、関連する箇所について丁寧に学べるので、理解力があがります。

以下のシリーズの本が解説がわかりやすくておすすめです。


コツその4.高校基礎が難しい人は、中学の範囲から勉強

ワークブックを見てみたけれど、そもそも何が書かれているか全然わからない…という人は、まずは中学向けの参考書を買って解くところから始めてみましょう。

特に数学と英語は、中学の範囲がわかっていないと難しい問題が多いです。

数学と英語が苦手な人は、まず中学の復習から始めてみましょう。

中学の復習に特におすすめなのは以下の本です。

私が教えていた人は、このシリーズの数学の本で、分数の割り算ができないところから、高卒認定試験の合格までいきました。


コツその5.読み上げてくれる人をつかまえよう

ここまでおススメの勉強方法を教えてきましたが、

あまり勉強をしていない人の中には、いざ参考書を読んでみようと思っても

漢字が難しくて、何を言ってるのかわからない!

という人もいるかと思います。(とくに暗記科目)

そんな人は、周りの人で参考書を読み上げてくれる人をつかまえましょう。

漢字が読めずに詰まってしまうと、何かを覚える前にそこで止まってしまいます。

そういったことをなくすため、できれば一緒に勉強を教えてくれる人をみつけるのがおすすめです。

周りに勉強を教えてくれる人がいない人でも、「参考書を読んでくれる人」を見つけるところからはじめてみましょう。


まとめ

勉強は大変ですが、達成できると、よりよい未来が待っています。

第2回の高卒認定試験も、そろそろ受験票が届いている人もいますよね。

合格目指して頑張りましょう。

今後も高卒認定試験のために頑張る人のための記事が書けたら良いなと思います。

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