自分の着たい服を作るのは、超楽しい

今回のかきあつめのテーマは「最近の学び」なのだが、素直に習い事の話をしたいと思う。私は昨年の冬から奥さんとソーイング教室に通っている。

そのソーイングがめちゃくちゃ面白くて、奥さんと休日は生地を探しにデートするぐらいハマっている。本記事では僕らがどうやってソーイングに興味をもち、どんな作品を作ったかを紹介(自慢)したいと思う。

まずは成果物を御覧いただきたい

ででーん!

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これは私が半年ほどかけて作った半袖のシャツである。新宿オカダヤで見つけたクリムトの絵のプリント生地を使い、型紙から作った完全オリジナルな作品である。もしこのシャツを着ている人がいたら、それは私だ。

どうだ、最高にクールなシャツだろう。シャツに合う生地を探していたのだが、見つけた瞬間に「これだっ!!」と声を上げてしまった。1回2時間の教室を半年(10回)かけたので、20時間の作品である。

そんでこっちが奥さんの作品のワンピースだー。

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やー、これも良いワンピースだなぁ。彼女は自身の巻き肩に合うワンピースを日頃探していて、「もう作ってしまおう」と思ったようだ。この作品を見せられると、どんな体格の人でも型紙から自分の身体に合わせた服なら似合うと確信できる。

きっかけはNHK Eテレの『ソーイング・ビー』

このようにソーイングにハマっている我々だが、裁縫経験は小学校の家庭科の授業以来である。ボタン付けくらいはたまにしていたが、ミシンは20年ぶりに触ったレベルだ。

そんな我々が「ソーイングやりたいな」と思ったきっかけは、NHK Eテレで放送していた英BBCのソーイングコンテスト番組『ソーイング・ビー(The Great British Sewing Bee)』であった。

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この番組が超絶面白い。イギリスの裁縫自慢の素人を集めてコンテストを行うのだが、「2時間半でこども用サマードレスを作れ」や「90分で2枚の紳士物シャツを使ったリメイクをしろ」等の無茶な課題に対して、「マジか」と思えるような良い作品ができるのだ。

この作品を見ていると「自分で生地を選んで、自分の着たい形に服を作り上げる」という能力がなんて楽しそうなんだと思えてくる。番組内で作られた作品がマジで欲しい! 買いたい買えないなら作ってやろう! そう思えてくる番組なのだ。

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Eテレで放送していたシーズン3は終了してしまったが、Amazonプライム・ビデオでも過去作から見れるので、是非おすすめしたい。(画像はAIIRO DENIM WORKSのHPより)

ソーイングという趣味は、良い!

そんなこんなで月に2回夫婦でソーイング教室に行っているのだが、ソーイングは良い趣味だと思っている。というのも、ソーイングには「生活を明るくする力がある」と強く感じたからだ。

人間が人間らしい生活を送る必需品として『衣・食・住』という言葉があるが、子供の頃は「衣だけ大したことなくね?」と言っていた。これが最近では「やぁそんなことはないんだなぁ」と思っている。
というのも、街を歩いていて服屋が当たり前にあるように、人は服が大好きなのだ。嗜好という意味では絵画や音楽なども同様に生活を明るくするのだが、街を歩いていて楽器屋やギャラリーに服屋のようには出会わない。
そう。嗜好品の中でも、衣服というものは圧倒的なマーケットをもっている存在であり、それだけ人々は衣服にパワーをもらっているといえるのだ。

さらに、ソーイングをするという行為の凄さは一緒にソーイング教室に通っている生徒さんを見ていても良くわかる。「大変だー」と言いながらもとても楽しそうみミシンを操り、そんな生徒に対して「こうすれば、もっとあなたの着たい服に近づくよ」と教えてくれる先生の顔も楽しそうなのだ。
衣服とは「ありたい自分になれる」という点が魅力として強いと感じている。ソーイングをやっている人は、着たい服(着せたい服)があるからこそ、作ろうと思うんだなぁ。

ソーイングにこんなにもハマるとは思わなかった。今度は何を作ろうかな。ジーンズも良いし、コートも作ってみたい。どうせなら、他では売っていないようなデザインにしてみたいものだ。あぁ、ワクワクが止まらない。

最近の学びである。

記事:アカ ヨシロウ
編集:円(えん)
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