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「自分」との向き合い方

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2019』 の 15日目の記事です。
前回は kayomi さんの、「私が今できること、ここにいる意味」でした。


はじめに

こんにちは!アカツキで中途採用を担当しているたなかと申します。

新卒で外資アパレル企業に入社し、その後フリマアプリ運営会社を経て、2017年にアカツキに入社しました。

ここでは、人事未経験でアカツキに入社したわたしが、
これまで感じてきたこと、取り組んできたことについて想いを綴ります。

成し遂げたい夢があるが、躊躇している
未経験の領域に足を踏み入れようとしているが、悩んでいる
環境の変化で不安の最中にいる

この記事が、そんな方々の心のブレーキを外せるきっかけになれば幸いです。

人事を志したきっかけ

前職であるフリマアプリの会社にいた頃、現場の担当者として採用に関わる機会がありました。

小規模なベンチャーだったので、当時人事をメインで担当するメンバーはいなかったため、社長・副社長・部長・私という謎の4人で面接を行いました。(今思い返すと、面接官4人はどう考えても多すぎます笑)

面接官が4人もいると合否も割れるもので、2対2や3対1で意見が割れ、
なかなか内定に踏み切れない日々が続きました。

それでも採用する人物像はぶらさず、何度も採用要件を擦り合わせながら、
書類選考と面接を日々繰り返していく中で、
ついに全員一致で「一緒に働きたい」と思える方に出会えました。
その方を採用できたときの感動は、昨日のことのように覚えています。

その後、半年間OJTを担当したのですが、一連のフローを経験して、
自分たちで仲間をみつけて信頼関係を築き、ともに成長していく過程って素晴らしい!もっとやってみたい、挑戦してみたいと考えるようになりました。

わたしはこのとき社会人10年目、未経験で挑戦できるのは、もしかしたら最後のチャンスかもしれない。

自分の人生は、自分で決める

50年後、60年後、自分の人生をふと振り返ったときに、
「あのプロダクトに出会えてよかった」と思えるような、そんな体験を世界中に届けたい。

そのために、偉大な組織をつくりたい。
ひいては、優秀で信頼できる仲間をあつめたい。

一緒に働きたいと思える人にお会いできたときって、
まるで運命の人に出会ったかのような感覚になれるんですよね。

その感覚が忘れられなくて、人事のキャリアをスタートさせるべく、アカツキに入社しました。

新たな環境のギャップと違和感

採用アシスタントとしてアカツキに入社し、はじめは面接の日程調整やデータの取り込み、電話や受付対応などの業務をメインに担当しました。

入社してから半年程は、とにかく苦難の時期でした。

複雑な組織構造
慣れない人事用語、IT用語
Slack(チャットツール)での社内コミュニケーション
現場メンバーの名前と顔の一致
アカツキ独自の文化

確認先や依頼先で混乱したり、
MTG中にわからない単語が出てきても「わからない」と言えなかったり、
簡潔に要件を伝えられないがために面接の日程調整が難航したり、
結論から話すことができなかったり、
指示された仕事を確認もせずに進めようとしてしまったり、
思い返すと、同じ人に3回も自己紹介してしまったこともありました。

まだまだ書ききれないほど、多くの失敗を経験しました。

また、アカツキには、誰かが想いや考えを述べた後に拍手をする文化があるのですが、最初は「意味がわからない。なんでしなくちゃいけないんだろう」と思っていました。

自己認識の変化

入社してから半年を過ぎた頃から、少しずつ自分の意識・行動が変化していきました。

文化と距離を置いたり、できないことをできないと思っているだけではなにも変わらない。
やりたいことをやるためには、まずはちゃんとチームに貢献する。
やれと言われたからやるんじゃなくて、自発的にやる。

そんなの当たり前では…と思われるでしょう。
でも実際わたしは、この当たり前がなにもできていませんでした。

苦手だった拍手も、「挨拶と同じ感覚で、脊髄反射でしているだけでは…」と勝手に思っていましたが、今では、「話してくれてありがとう。あなたの気持ち、受け止めましたよ」の気持ちで、自ら率先してするようになりました。
(拍手をする理由を一人ひとりに聞いたことはないし、きっと正解もないと思います)

気づきのきっかけ

私に訪れたこの変化のきっかけとなったのは、内省と他者からのフィードバックだったと思っています。

一箇所に留まり、ぐるぐる同じところを回っているだけの自分と、
日々成長して、夢を叶えるための階段を着実に上っていく仲間たち。

彼らとわたしの違いはなんだろう。
なりたい自分ってどういう状態で、いまの自分との差分はなんだろう。
言語化できない自分にモヤモヤすることもありました。

得意なこと、できること、苦手なこと、できないこと、
これらと照らして、貢献できること、求められていること、やりたいことをすべて書き出し、整理する習慣をつけていきました。
始めはもう、無理やりにでも取り組んでみました。

また同時に、意識的にたくさんの人にフィードバックをもらいに行くようになりました。
先輩後輩問わず、チーム内外問わず、事業部問わず、社内外問わず。

そこから得られた気づきは星の数ほどありますが、
特に印象に残っているのは、「どんな仕事であっても、必ずプロフェッショナルであれ」という言葉。

この言葉をくれたのは、わたしがめちゃくちゃ尊敬している人なのですが、
その人が「自分自身で価値発揮する」と宣言し、やり遂げるプロセスは本当に勉強になりました。

わたしもそうなりたいと思いましたが、染み付いた自分の怠け癖や諦め癖と戦うのは本当に大変でした。
そして今。

「変わりたい」んじゃなくて「変わる」
「やりたい」んじゃなくて「やる」
まず向き合うべきは「他人」ではなく「自分」

自分の意思で行動する。
学びに受け身なんてあり得ない、主体者になる。

こう思わせてくれた仲間たちに、心の底から感謝しています。

CAPSとの出会い

そうして、がむしゃらにもがきながら、オペレーションの実務やディレクションを経験したのち、1ヶ月前の11月からはCAPSというチームの採用をメインに担当するようになりました。

CAPSは、Customer And Product Satisfactionの略称で、
「顧客とプロダクトの満足度最大化」を追求するチームです。

具体的にお伝えすると、主にモバイルゲームの検証やカスタマーサポートの役割を担っています。

彼らの特徴を挙げると、ざっくりこんな感じです。

なりたい自分になるために、いまに全力を尽くす
常に当事者意識を持ち、努力を惜しまない
論理的思考力を鍛え続けている
打席が回ってきたときに必ず打つと決めて、準備を怠らない
仲間と向き合い、分かち合う

このチームは、約8割がゲーム業界未経験で入社していますが、
パワフルで、熱くて、ピュアなメンバーが多いです。

そんなみんなと一緒に、CAPSと自身の「幸せ」を同時に目指せる人材創出に取り組んでいる中で、ふと彼らの中に自分を見ることがあります。

未経験からのスタートでなかなか立ち上がれない
アカツキの文化に馴染めない
がんばりたいのに、なにから始めたらよいかわからない

そういうとき、「わたしも未経験でよかった」と感じます。
悩んでいる内容は違っても、感情を共感でき、自分の実体験を伝え、分かち合うことはできるからです。

彼らは、他者からのフィードバックを素直に受け止め、自分の成長の糧にできる。
もがき苦しみながらも前に進んでいく姿は本当にキラキラしていて、採用という軸でCAPSと関われていることを誇りに思います。

やたら青臭くて、こだわりが強い。
「変わってるね」と言われるメンバー多数。笑
どこまでもピュアで、熱い想いに溢れている。

わたしは、こんなCAPSが大好きです。
(CAPSの愉快な仲間たちについては、また別の機会にゆっくり書きますね^^)

自分の頼りなさに絶望しそうなこともありますが、
みんなの夢が叶うように、CAPSのみんなと一緒にゲームに対する価値観を変えていけるように、
わたしも自分ができることを全力でやります。

さいごに

これから先も、新しいチャレンジには葛藤が生じるかもしれません。
それでも、俯瞰して自分を見つめ直し、強い意思を持って自分の足で歩き出す。
そういう経験を重ね続けていきたいなと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
みなさま、すてきなクリスマスを。

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