もっとも効率的な読書法

みなさんこんにちは。Akitoです。

今日は僕が思う ”最高に効率がいい読書法” について話したいと思います。

ただいまコロナウイルスの感染拡大防止のための自粛期間で、ほとんど家で生活しているため、その時間を読書にあてている人も少なくないと思います。そのこと自体はとても素晴らしいことです。「暇だー」とAmazonプラムやYouTubeを一日中見ている人たちにこの際大きな差をつけちゃってください!

ただ、世の中の大半の人が読書について間違った価値観を持っているのではないかと感じています。間違った読書法では効率半分どころか本を読んだ時間をまるまる無駄にしてしまうかもしれません。それは、あまりにもったえな過ぎる!

ということで、さっそく効率よく読書する方法を説明していきたいと思います。あ、一つ補足しておくと今回の読書は小説とかではなく自己啓発やビジネス本など自分の能力を向上させるために読む本の場合ですのでよろしくお願いします。

本を読むにあたって大切なことが5つあります。

1.自分の尊敬する人の本を読む。2.自分の人生にどう生きるかを考えながら読む。3.速読、流し読み、飛ばし読みをしない。4.自分に響いたこと・学んだことをメモる。5.同じ本を何度も読みこむ。

これまで言われてきた読書法とはかなり違った方法だと思いますので一つ一つ説明していきます。

1.尊敬する人の本を買いましょう。これは最も大切なことです。読書は本を読む前から始まっています。言葉というのは不思議なもので、何を言ったかよりも誰が言ったかの方が圧倒的に大切だったりします。親に「勉強しなさい」と言われてもする気になれなかったのに大企業の社長に同じことを言われると、しなければならないと思います。

自分の尊敬する人であればあるほど、内容は自分の中のどこにも引っかからずにスっと入ってくるでしょう。また、本によって、著者によって、同じことについて書かれていても言っていることが少し違ったりします。しかしそんな違いを全て読んで比較するとなるとすごいコストがかかってしまいます。この人の言葉なら信用できるという人の本を選び、自分なりにも考えてみて納得できるようならその人の言葉を信じる。それが一番効率がよくコストもかかりません。

2.自分の人生にどう生かせるかを考えながら読む。人は自分のことと思わないと記憶しない生き物です。こんなことが出来るかも、こんなことに生かせるかもと考えながら読むことで効率よく勉強できます。

そのため、今の自分に必要でない分野の本をむやみやたらに読むことはやめましょう。興味のあることや知りたい事。そういった本は頭に入りやすいですが、自分の興味のない本をお金を稼ぎたいからとか、誰かに必要と言われたからといった理由で読むことはやめましょう。読むのが苦痛になるしどうせ頭にも残りません。てことで、学校の教科書とか論外ですよね。

3.速読、流し読み、飛ばし読みをしない。よく本を早く読む方法てきなことで、目次を見て自分の必要な部分だけを見つけて読みましょうとか、速読をして結論部分のところだけを拾い読みしましょうとか言われます。それは本はページ数を稼ぐために結論以外にも補足でどうでもいい情報が盛り込まれているからだという理由からです。

しかし、本当にそうでしょうか。おそらく結論以外の説明は具体例で著者の体験談などが書かれているのでしょうがそれは筆者が思う結論に限りなく近づけるためにかなり重要なものだと思います。

結論の言葉だけでは、思い描くイメージは読み手によって違ってきます。人は自分の経験に基づいてイメージするからです。筆者のイメージは筆者があなたの尊敬する人であるならなおさら、あなたのイメージしているレベルよりより高次元の経験と思考によるイメージになっているはずです。

自分の経験していない体験を筆者の気持ちになって疑似体験することができる事が本の醍醐味なのに、自分のイメージで終わってしまってはもったえないです。

言葉の一つ一つに込められた筆者の想いをしっかり感じ取りながら読みましょう。この本一冊のすべてを自分のものにするんだという気持ちが大切です。

4.自分に響いたこと・学んだことをメモる。これは特に説明不要だと思います。自分が本を読んで感じたことを考えたことを思いついたときに自分の言葉でメモするようにしましょう。見返すことによって内容が定着します。後日見た時に何のことかわからなくなっていれば、もう一度その場所を読むといったことにも使えます。

5.同じ本を読みこむ。一回読んだだけではすべての内容はわかりません。以前学びの本質についての記事(http://akatsuki-blog.net/%e3%81%9d%e3%82%8c%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%be%e3%81%a0%e5%ad%a6%e3%82%93%e3%81%a7%e3%81%84%e3%81%aa%e3%81%84/)を書きましたが、自分の経験が変化することによってインプットの解像度は変わります。期間を少し開けてから読むと一回目に読んだ時には気が付かなかった発見が二回目にはあったりします。単純に一回読んだだけでは内容のすべては入らないので、自分の中にその本のすべてが入るまで読み込むことも大切です。

ということで5つの要素について説明してきました。まとめると本を読むのに最も必要なことは冊数ではなく一冊の本をどれだけ自分のものにするかということです。そのためにはより尊敬する人のより素晴らしい本をチョイスしなければなりません。

同じ本を読んでも変わる人と変わらない人がいるのは、その本の中の中まで理解し行動を変えることが出来たかどうかの差です。

いろんな本をいっぱい読んで勉強している気になっている人は一生本を読んで終わります。あなたの信じた人の本、信じた言葉をいかに取り込めるかを重視しましょう。

読むスピードが遅いとかどうでもいいです。そんなに早く読まなくても読む本を吟味してじっくり読めば波動読みで何冊も読める人よりも効率良く学べます。

本には著者のすべてが入っています。その内容がきっちりはいっているのなら自分が変わらないわけがありません。その本が、その著者が、自分の中に宿るまでしっかり隅から隅まで読み込むことをおすすめします。

では、また!