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CSキャリアの描き方(カスタマーサクセス・カスタマーサポート)

こんにちはこんばんはメリークリスマス。共創CS推進者あかつきんぐです。
この記事はCSに人生をささげてきた筆者が「CSキャリアに迷っている」すべての方に向けて書いております。3パターン×2属性の6つのキャリアの描き方から今後の人生やキャリアの選択の一助になれば幸いです。

CS HACKアドベントカレンダー2024 2記事目のクリスマス記事です!


はじめに

CS(カスタマーサポートおよびカスタマーサクセス)は、顧客との信頼関係を築きながらビジネス価値を高める重要なポジションです。この分野でのキャリアを描く際には、自身の目標や価値観に合わせた戦略を持つことが不可欠です。本記事では、17年間CSと向き合ってきた筆者が3つのパターンに分けて年代別のキャリアパスや年収ターゲットを解説するプレゼント記事です。貴方のCSキャリアパスの参考になれば幸いです。

  1. CSのみでキャリアを極めるコース

  2. CSから他職種へキャリアチェンジして極めるコース

  3. CSからキャリアチェンジし再びCSに戻って極めるコース

さらに、それぞれでマネジメント型とスペシャリスト型に細分化して説明します。


1. CSのみでキャリアを極めるコース

<20代>

マネジメント型

  • キャリア: 初期はカスタマーサポートやカスタマーサクセス担当として業務を学び、早期にリーダー職に挑戦

  • スキル: チーム運営、データ分析、基本的なプロジェクト管理スキル

  • 年収目安: 300–500万円

スペシャリスト型

  • キャリア: 特定の領域(オンボーディング、リテンション、NPS改善など)に特化

  • スキル: データドリブンな分析力、専門知識の深掘り

  • 年収目安: 350–500万円

<30代>

マネジメント型

  • キャリア: チームリーダーからCSマネージャー、CS部門長に昇進

  • スキル: 戦略立案、他部署連携、予算管理

  • 年収目安: 500–800万円

スペシャリスト型

  • キャリア: 専門性をさらに高め、業界トップレベルの知見を持つエキスパートに

  • スキル: 最新技術の適用、講演や執筆活動

  • 年収目安: 500–700万円

<40代以降>

マネジメント型

  • キャリア: CS部門のトップ、VP-Of-CSとして組織全体の運営に携わる

  • スキル: 経営視点、M&Aや新規事業の立ち上げ

  • 年収目安: 800–1,200万円

スペシャリスト型

  • キャリア: 独立してCSコンサルタントやアドバイザーとして活動

  • スキル: これまでの経験を活かし、企業に戦略的支援を提供

  • 年収目安: 700–1,000万円以上


2. CSから他職種へキャリアチェンジして極めるコース

<20代>

マネジメント型

  • キャリア: CS業務で培った顧客理解を活かし、営業やマーケティング部門へ転身

  • スキル: 顧客志向の提案力、データ活用力

  • 年収目安: 350–500万円

スペシャリスト型

  • キャリア: テクニカルサポートやプロダクトマネジメントなど技術系職種への移行

  • スキル: 製品知識、プロダクト開発の基礎知識

  • 年収目安: 400–600万円

<30代>

マネジメント型

  • キャリア: 営業やマーケティングの部門長として活躍

  • スキル: 部署間の連携強化、収益改善のリーダーシップ

  • 年収目安: 600–900万円

スペシャリスト型

  • キャリア: プロダクトオーナーやテクニカルディレクターとして成長

  • スキル: 深い業界知識、アジャイル開発の実践経験

  • 年収目安: 600–800万円

<40代以降>

マネジメント型

  • キャリア: 他職種での経験を活かし、CXO(最高顧客責任者など)を目指す

  • スキル: 全社的な顧客戦略の構築

  • 年収目安: 1,000–1,500万円以上

スペシャリスト型

  • キャリア: 他職種で得た知見を活かし、業界をリードする専門家に

  • スキル: トレンド分析、エグゼクティブコンサルティング

  • 年収目安: 800–1,200万円以上


3. CSからキャリアチェンジして再びCSに戻って極めるコース

<20代>

  • CS経歴→他種キャリア中のため、この段階で戻るケースは少ない

<30代>

マネジメント型

  • キャリア: 他職種での経験を活かしてCSに復帰、リーダー職として活躍

  • スキル: 幅広い視点を活かした戦略的思考

  • 年収目安: 600–900万円

スペシャリスト型

  • キャリア: 新たな専門分野(例: データサイエンス)を持ち込み活躍

  • スキル: クロスファンクショナルな課題解決力

  • 年収目安: 600–800万円

<40代以降>

マネジメント型

  • キャリア: CS部門の最高責任者として活躍

  • スキル: 組織改革、全社的なCS戦略の推進

  • 年収目安: 1,000–1,500万円以上

スペシャリスト型

  • キャリア: 独立し、業界横断的なCSコンサルティングを提供

  • スキル: 他職種の知見を含めたユニークな価値提案

  • 年収目安: 900–1,200万円以上



終わりに

カスタマーサクセスの文脈で言えばロールモデルもまだ日本には少ないため、転職も視野に入れることでマイナス5歳~10歳ほどキャリアを加速させることや年収帯を1段上げることも可能です。
どのコースを選ぶにしても、CS業務での顧客志向やコミュニケーション能力は強力な武器になります。自身の興味とスキルを掛け合わせて、自分らしいキャリアパスを見つけてください。応援しています!

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共創CS推進者:あかつきんぐ
カスタマーサポート・カスタマーサクセス運用でお困りでしたら以下、Xよりご相談ください。
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出版:BtoBコミュニティ戦略 守破離の書 #碧本 #OFCM
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あかつきんぐ(牛見 暁)
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