見出し画像

WWDC19 ダイジェストレポ #WWDC19 #Zaim

こんにちは。 Zaim で iOS エンジニアをしている @akatsuki174 です。

6/3〜7 に開催された WWDC2019 に参加してきたので、ざっくりとレポートしたいと思います。デザイン系の話は以下の記事にまとめたのでこちらをご参照ください。

準備

当選直後にやったことはこちらの記事で紹介しました。

当日までにやること、持ち物に関しては、このようなリストを作って管理していました。

この中で持っていって良かったものを紹介します。

iPad
ラボで絵を描いて質問したり、聞き取れなかった時に英文を書いてもらえた。
雨具
現地はカラッとした天気でも、帰ってきた時に日本で雨が降っていた。梅雨。
イヤフォン
帰りの飛行機でセッション動画を見るなど。そもそも飛行機内はうるさい。
ウェットティッシュ
お手拭き的なものが置いてあるお店がほぼなかったです。
スリッパ
ホテルには置いてなかったです。土足文化。
マスク
飛行機内がすごく乾燥していました。現地も結構乾燥しています。

セッション

今年はとにかくいろんな動きがありましたね!個人的におすすめのセッションを 5 つ紹介します。

Introducing SwiftUI: Building Your First App
SwiftUI を知らずして今年の WWDC は語れません。「SwiftUI で一気に 10 年進んだ」と言っていた人もいましたが、本当にその通りだと思います。UI コーディングがすっきり便利にできます。セッションを聞いている限り、今まで面倒だったトルツメなども簡単に実現できるのでは?という気がします。サンプルコードもあるので手を動かしつつ習得したいです。

Introducing Combine
Apple が Rx ライクに書ける framework を用意したというのは、非常に大きな出来事だと思います。RxSwift にすでに慣れ親しんだ人にとっては理解しやすいものになっています。

What’s new in Xcode 11
新しい Xcode 、とても進化しています。前述の SwiftUI を簡単にプレビューできたり、後述のダークモードの設定が簡単にできたり、リファクタ、デバッグがしやすくなっていたりして、DX(開発者体験)が非常に向上しています

Implementing Dark Mode on iOS
今年の Google I/O でダークテーマについての言及がありましたが、 Apple もダークモードという形で発表をしました。Xcode 内で Light, Dark 2 つのテーマに対応することが(比較的)簡単な機構も用意されているので、社内のデザイナーと相談してダークモード対応を検討してみてもいいと思います。

Introducing Sign In with Apple
サードパーティのサインインをサポートしているアプリの場合は、年内に対応することが必須になるようです。iOS アプリでの対応はもちろん、この方式でサインアップしたユーザが Web や Android でもログインできるようサポートする必要はあると思うので、早めの対策が必要になりそうです。

ラボ

セッションは後からでも見られるから、とにかくラボに行ったほうがいい」とみんな言います。今回参加してみて、実際にそうだなと思いました。

私は事前に質問したいなと思ったことはそこまでなかったのですが、セッションを聞いているうちに「この場合はどうなるんだろう?」と疑問に思うことが出てきたのでいくつか行ってきました。私が行ったのは次のラボです。

・UI Design Lab
・Sign In with Apple Lab
・Accessibility Design Lab
・Machine Learning Lab

私は英語がそんなに得意でもないので、事前に iPad でお絵かきをしてからラボに行きました。これによってかなりコミュニケーション取りやすかったです。

↓これは、Sign in with Appl eに関する質問をしに行ったときのもの

ラボは予約が必要なものもあれば、ふらっと行って質問できるものもあります。後者の場合でも混んでいる場合はその場で予約して、空いてきたらプッシュ通知でお知らせということもありました。ラボに関してはどっかで別の記事にして書くかもです。

ちなみにアプリや Web だけだと興味のあるセッション、ラボがいつからいつまであるのか、ラボは今日行かないといけないのか(他の日にやってないのか)などを把握するのが途中から辛くなってきたので、こんなかんじの表を作りました。色付けで優先度なども識別してます。Keynote が終わって全てのセッション情報が開示された後に作っておくと良いです。

公式・非公式イベント

WWD C期間中は公式、非公式イベントがたくさん開催されています。ここでは 2 つ紹介します。

ランニングイベント
「WWDC Run with Joan Benoit Samuelson」という任意参加イベントがあり、みんなで会場周辺約5kmを走りました。一応「n マイルペースのグループ」のように分かれてはいるのですが、途中から区分が曖昧になります。自由なので歩いても OK です。翌日ちょっと響きましたが、参加賞のアクティビティバッジももらえて良かったです。

Bash
公式のライブイベントです。今年は Weezer が来てくれました。私は名前を知っているくらいでちゃんと聴いたことがなかったのですが、いざライブで聴いてみるとすごく引き込まれました。行って良かった。

最後に

今年の WWDC は「その時、歴史が動いた」と言いたくなるような激動のイベントでした(キャッチアップが大変!)。

行く前は「ぼっち参加でちょっと不安」「英語そんな得意じゃない…」「ラボで質問するようなことそんなあるかな…?」などという思いもありました。でも行ってみたら「日本人 Slack 作ったから気軽に仲間と合流できる」「英語はまあなんとかなる」「セッション聞いてたらいろいろ質問したくなってきた」に変わったので、もしチャンスが訪れたらぜひぜひ行ってみてください。

P.S.

すっ (´・ω・) っ


この記事が参加している募集

イベントレポ

共感した、他の人にも知ってもらいたい等々思ったら、ぜひTwitterなどでシェアしてください。