企画書、ブログ記事、メルマガ文...文を書くすべての人におすすめの本
良い本があったので軽く紹介してみたいと思います。
紹介する本
『キャッチコピー力の基本 ひと言で気持ちをとらえて、離さない77のテクニック』
こんな人におすすめ
・商品のキャッチコピーを担当している人
・お店のポップ作りを担当している人
・メルマガの文章を作っている人
・企画書、提案書を作ってプレゼンすることがある人
・ユーザの目に触れるところにある文を考えることがある人
・何かしらブログ記事を書いている人
とりあえず思いつく具体例を書いてみましたが、とにかく何かしらの文を書くことがある全ての人におすすめの本だと思います。
本文中でも、「キャッチコピーと言うと専門職の人が書くイメージだが、普通のビジネスパーソンにこそ一番必要なスキルである」という趣旨のことが書かれています。企画書や提案書などでも「ネーミング」「タイトル」「見出し」で受け手の心を掴む「ワンフレーズ」が重要だからです。
本の概要、構成
この本では短く的確な言葉で表現する能力を「キャッチコピー力」と定義しており、その力を伸ばす77のテクニックを順に紹介しています。
各章には次のことが書かれています。
・そのテクニックのポイント
・なぜそのテクニックが有効なのか
・そのテクニックを使った具体的な例文
例えば「自分に関係があると思ってもらう」という章では、
・「自分に関係がある」と思ってもらわなければ人の心は動かない
・情報が膨大なネット社会では、自分に関係がないと思ったらスルーされてしまう
・大勢の人に向けて伝えようとするよりも、特定の誰かに向けて語りかける意識を持つことが大事
という解説をした上で、具体例として
『仕事の整理術』→『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』
というリズ・ダベンポートの著書『Order from Chaos』の日本語翻訳版のタイトルを引っ張っています。
本の感想
77個すべてのテクニックが自分にとって必要、適切かというと(自分が関わる文章の特性的に)そうでもなかったりします。が、一度さらっと読んで「いいな」と思う部分にチェックをしておき、自分がキャッチコピーを作る場面に遭遇したらこの本を辞書的に使うようにすれば、「惹き付け力」がだいぶ改善されそうな内容になっていると思いました。具体例として挙げられているキャッチコピーは実際に世に出てヒットしているものも含まれているので、具体的にどのような文を作ったら良いのかのイメージが湧きやすくなっているのもいいなと思います。
これを機に世の中の本のタイトルや雑誌の見出しなどを意識して見て、さらに勉強していこうかなという気持ちになりました。
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