成功の再現

この動画を見た。何か色々試してみて成功したら、それを解析して再現できるようにしておくと強いよって話。この動画はビジネスの話がメインだけど、自分は研究開発をやってきたのでそれで考えてみる。

アイデアを出す方法

まず、自分が結構悩んだ末に最終的に割と上手くいったと思っている経験がある。研究開発においてうまくいくというのは、新規性があって、尚且つ新製品、新サービスの核になる競争力のあるアイデアと実証結果が出ることだと思う。
実際5年くらいは全くどう考えていいのか分からなかったり、アカデミックの延長線で考えて、実用性を無視したアイデアばかり出してしまっていたりした。アイデアを出すって何かすごいこととか、難しい事のように思われがちだけど、何故ならば、実際にi qの高さがかなり求められるからだと思う。でもここで個人的な救いだと思っている現象がある。それは、覚醒時のi qが高い必要はなくて、寝ている間のi qが高ければアイデアは出るということ。寝ている間の脳には、覚醒時の記憶を勝手に整理してくれる神のような機能があると言われている。これを使えば、ちょっとアイデアを出したい問題を考えながら寝るだけで、翌日起きると頭がスッキリしており、不思議と昨日は思いつかなかった有用なアイデアがポンと出るし、そうでなくても現時点で上がっている情報のサマリーが脳内に出来上がっている。なんと便利なことだろう、実際この機能に何回も助けられてきているし、これは再現性のあるアプローチな気がしている。

アイデアを出す方法のマニュアル

動画では、再現性が取れたらマニュアル化しろと言っている。特に、前提条件を遡って隅々まで考えた方がいいらしい。先ほどのアプローチを実践するのに必要な作業を列挙しておく。

  1. 問題を整理し、解きたい問題を設定して意識する。

  2. 自分で考えるか、思いつかなければ検索して、アプローチをいくつか挙げ、上手くいくか脳内で検証する。

  3. 挙げたアプローチを詳細検討し、改善点や不満な点がないか問いかける。

  4. 3をネタが尽きるまで繰り返す。

  5. できるだけ時間ギリギリまで考えて強く意識したまま寝る💤

  6. 起きてもう一度考えると、脳内の情報が整理されており、昨日思いつかなかった神アイデア💡が出てきたり、新しい問題設定に昇華することができたりする!

実際は、できるだけ大量のインプットを事前に行っておき、睡眠時の脳にその整理を任せるといった感じが良いと思う。

その他の成功体験

これはちょっとずるいが、賢い人やアイデアを出してくれる人と仲良くなっておくと、それをお裾分けしてくれたり、ちょっと手直しするだけで神になるアイデアの原石をくれたりする。実際アイデアがあってもそれを実証するのが大変なことも多いので、お互いにwin-winな関係になったりして案外有用だったりする。(これは確かひろゆきの本「1%の努力」にも書かれており、ひろゆきはこの手法をお勧めしていた気がする)

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