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Akasha Amrita v1の組み立て


はじめに

この記事は、Akasha Amrita(試作)の組み立て方を説明していきます。

完成予想図

組み立てに必要なもの

道具

  • はんだごて

  • はんだ

  • 精密ピンセット(逆作用のものがオススメ)

  • シリコンマット

  • ピンヘッダー(あると便利)

  • マスキングテープ(ピンヘッダーがない場合)

  • 絶縁テープ

パーツ

  • RP2040-Tiny × 2

  • Kailh Switch Socket × 44

  • ダイオード - SMDタイプ × 44

  • TRRSジャッック × 2

  • ネジ M2 5mm × 8

  • ネジ M2 2mm × 8

  • お好みのスイッチ × 44

  • お好みのキーキャップ × 44

  • お好みのゴム足 × 8

その他

  • 蒔絵シール YOGA ヨガ 「ヨガ 蓮 金」

すべてのパーツを実装した基板

実装基板の完成予想図

ダイオードの取り付け

SMDタイプのダイオードは非常に小さく、はんだ付けが難しい場合があります。以下の方法で、はんだ付けを容易にすることができます。

  1. 片方のパッドに予備はんだをする

  2. ダイオードをピンセットで持ち、予備はんだしたパッドに仮置きする

  3. はんだごてではんだを溶かす

  4. はんだが固まったら、ダイオードの位置を確認する

  5. 問題なければ、もう片方もはんだ付けする

ダイオードの向きに注意して下さい。

ソケットの取り付け

ソケットの取り付けはとても簡単です。

  1. 両方のパッドに予備はんだをする。

  2. ソケットを正しい向きで置く

  3. 片方ずつはんだを溶かす

作業しにくくなりましたね…

TRRSジャックの取り付け

TRRSジャックの取り付けも簡単です。

  1. TRRSジャックを基板の穴に合わせるように差し込む

  2. 念の為にマスキングテープで固定する

  3. 基板を裏返す

  4. はんだ付けをする

パーツを指すのは基板の裏側で、
はんだ付けをするのは、基板の表側になります。

RP2040-Tinyの取り付け

少しコツがいるため、しっかりと説明していきます。

基板に書かれている文字と、RP2040-Tinyに書かれている文字を合わせ確認します。
12ピンのピンヘッダーから3ピンだけ切り離します。
斜めになりますが、そのままでもなんとか使用できます。
画像のようにピンヘッダーを指して、はんだ付けのためにRP2040を基板に固定します。
ピンヘッダーがない場合は、マスキングテープなどで固定して下さい。

ピンヘッダーはRP2040を基板に固定し、はんだ付け作業を行いやすくするためのものです。
ピンヘッダーにはんだ付けはしませんので、片側のはんだ付けが終わったら、
ピンヘッダーを抜いて作業を進めて下さい。
別の基盤の写真で申し訳ないですが、はんだ付けのコツを書いていきます。
まず、画像の赤丸で囲った部分にはんだを多めにつけ、
はんだが冷えたら、Akasha Amritaの基板のパットを温めていきます。
すると、はんだが流れ落ち、綺麗にはんだ付けをすることができると思います。

RP2040-Tinyのケーブルの接続方法

ショートする場合があるため、必ずUSBケーブを抜いた状態で作業を行なって下さい。

RP2040の黒いカバーを開きます。
付属のケーブルを奥まで差し込みます。
この時、青いテープ?の部分が上を向くようにして下さい。
ケーブルを指したら、黒いカバーをしっかりと閉じます。
USBの口の方も同様に、黒いカバーを開きます。
ケーブルを奥まで差し込みます。
この時も、青いテープ?が上を向きます。
黒いカバーをしっかりと閉じて下さい。
USBの口は画像のように、ケースにねじ止めします。

追加作業

絶縁テープの貼り付け

設計ミスでUSBの口とソケットが干渉してしまうため、
ソケットに絶縁テープを貼る必要があります。
貼り付ける位置は左から4番目、右からは3番目です。

TRRSケーブル用の穴の加工

TRRSケーブルのプラグの種類によっては、穴をヤスリで削って拡張する必要があります。必要であれば行って下さい。

その他の作業

部品の実装が終わったら、お好みのスイッチを取り付けてねじ止めし、キーキャップをつければ完成です。

ケースについて

Akasha Amritaはケース前提で作成されているため、ケースを用意しなければなりません。オススメはJLC3DPにて黒レジンでの発注です。

おすすめの理由

  • 左側を2個、右側を1個プリントした経験がある

  • 落ち着いた黒色で質感が良い

  • 加工がしやすい

  • ねじ穴の再現は難しいが、なんとかねじを回せる

ケースのデータ

おわりに

試作品のため、粗が目立ちますね…せっかく基板を貰っていただいたのにすみません。
とは言っても、実際に使えるレベルにはなると思いますので、粗い部分も楽しんで頂ければ幸いです。

この記事はAkasha Amritaで書きました。

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