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過去生登場

1年前から定期的に受けているクリスタルヒーリングで、初めて過去生がでてきた。

過去生とは魂の昔の記憶で、癒されると最終的にはインナーセルフの手により今世の自分に統合されるらしい。

ただし、今世の自分がブレていない軸をもち、統合するだけの愛と器を持ち合わせていることが必要。

自分のことすらよくわかっていないのに、癒されていない過去の自分を受け入れることなんてできないよねってことらしい。


今日でてきた過去生の子、名前はターニャ。

田舎の村で育って、レンガ色の屋根の村を丘の上から眺めている。そよそよと風が吹き、草がなびいていて、心地よい景色。

そこから一変、おおきな時計台のある街を歩いている。ひとり新しい土地でリュックを背負って、「がんばらなきゃ、なにか新しいことをしないと置いていかれる。」と気負っているようす。

田舎の村の人たちはとてもあたたかかったけれど、刺激を求めて、新しい土地に来た。「一旗上げてやる!」と意気込んでいる。(表面的には田舎に新しい情報や知恵を持ち帰り、人の役に立ちたいという理由。ほんとうの気持ちをごまかして、それっぽい理由を並べたてるのも私のよくあるパターン。)

街には人がたくさんいるけれど、知っている人がいないぶん冷たく、寂しく感じる。けれど、前に進むちからを失うから、感情を味わっている暇はない。寂しさも、怒りも憎しみもエネルギーに変えて前進しなくては。

「うれしい、楽しいという悦びの感情でさえ、他人に隙を見せることになるから、生きていく上では邪魔。」

「いちいち泣いたり喜んだり。そんな弱っちぃままじゃ生きていけないよ!たくさん勉強して、稼いで、強くならなきゃ!」

そうやってすべての感情にフタをして、なかったことにしてがんばってきた彼女は、よっぽど辛い経験をしたみたい。

田舎の村の人はターニャに優しかったけれど、彼女には家族がいない。家族は事故にまきこまれて突然居なくなってしまった。ひとりになったターニャは、いつも人に迷惑をかけているような、居心地の悪さを感じる。

そっとしておいて欲しいけど、かまってほしい。


その空虚を埋めるため、自分を慰めるため、「見捨てられた」と捉えることで、寂しさと怒りと憎しみを燃料に自らを奮い立たせて、街へ出た。

「見返してやる!わたしの存在を世間に知らしめてやる!楽してのんびりしあわせに過ごしているやつらは許せない!」


恐れの選択をして生きたターニャはどんなきもちで生涯を終えたのか聴いてみる。

「ないものを求めて街へでたけれど、村では目に見えない沢山のものに守られていた。今更、それがわかっても戻る場所はない。」

たくさん頑張ったんだね、ゆっくり休んでねと光のドームに入れて休ませてあげようとすると、「こんなところ入って何になる!」「お前なんかに私の苦しみがわかってたまるか!」と、ものすごく怒っている。

その後、名前を確認すると静かになった。


過去生は今世の自分にも大きく影響しているという。特徴が似ているのだそう。

今世の私もパートナーに対し、「嫌われるくらいならこちらから嫌った方がマシ」という強い感情に駆られることがよくある。

いまの夫と結婚したのも、「この人なら裏切らなそう。心を揺さぶられることが少なそう。すきな人と一緒にいたら、常に心配したりヤキモキしないといけないもんね。もう見捨てられたり、傷つくのはごめんだ。」というのが最大の決め手だった。

そんな消極的な理由で10年連れ添っているが、自分と相手のやり方や考え方の違いが許せず、相手を潰しにかかることがよくある。

側から見ると温厚な私が、夫やパートナーだけに対して向ける刃。

「常に自分が正しいと思っている」と非難されることもしばしば。小言が多い私が本当に言いたいのは、洗濯物のソデがぐるりと丸まったまま干されていることでも、洗いカゴの乾いたお皿の上にビショビショのお皿を山積みにされることでもなく

「どうして私の話をちゃんと聞いてくれないの!私を大切に扱ってくれないの!」という心の叫びなのかも。

洗濯物を干してくれたことでも、お皿を洗ってくれたことでもなく

私の期待通りにきちんと干せなかったこと、洗わなかったことに目がいく。


なぜこんなやり方をするんだ。

こいつは私の役に立たない。

やることが中途半端。

最後までできないなら初めから手をつけるな。

0か100か思考。

やられる前にやっちまえ!(!?)


あるものではなく、ないものばかりを吊し上げて鼻息荒く憤っている。その姿、ターニャそのもののような気もする。

人に期待したぶん、できていなかったとき裏切られたという気持ちが強くはたらくから、心を守るために期待しない。

けど、ほんとのほんとのところは期待している。


あなたがいてくれてうれしいよ。

だいすきだよ。

がんばらなくていいんだよ。

存在を許されたい。

楽しむことを許されたい。

心から、愛したい、愛されたい。


私のきもちか、ターニャのきもちかはわからないけれど、できることをやり続けたい。


💎肉体を持つ今世の私が癒しのためにできること💎

●意識的に日常を送る

なぜそれをするのか、考えてから行動する

●誰かのためでなく、自分のために人生を送る

●恐れではなく、愛の選択をする

●夫や周りの言動に反応したら、それを受け止め、何に反応したのかをていねいに見つめる

●自分の内側の子に毎日会いにいく

「おはよう」と伝えて目覚め、「今日も一日がんばったね」と眠りにつく















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