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長澤知之さんのライブを見たこととホ・オポノポノについて。(正敏)

こんばんは、正敏です。

長澤知之さんとホ・オポノポノを一緒に扱う人はあんまりいないだろうなと思う今です。

どちらか一方に興味がある人はその部分だけでも読んでもらえたら嬉しいです。

長澤知之さんのライブ、素晴らしかった。

会場は満席。ほぼ女性だった。開演前、ドリンクを買いに並んでいると、僕の前後の女性が軽い知り合いだったらしく、挨拶もそこそこに話していた。

「この前の会場はどうでした?」

幸福な光景だと思った。

ファン一人一人がゆるやかに繋がっていたり繋がっていなかったりして、それぞれの在り方で長澤さんを愛している。
長澤さんへのプレゼントの受付もしていて、嬉しそうに渡す人がいて、「確かにお渡しします」と笑顔で答えるスタッフがいて。

ちゃんと生きて、ちゃんと音楽をして、ちゃんとファンの顔が見えている、素晴らしい存在の仕方だな、と、それほど詳しくないけど、思う。

一曲目からぶっ飛ばされた。

長澤さんの声量はすごくて、空間ごと震えるような時が何度もあった。

でも、声量があるからすごいのでは、きっとない。本質はそこではないと思う。
長澤さんの歌には「酔い」がない、と感じる。自分の声、自分の音楽に対する慢心のようなものがない。

歌の上手い人はたくさんいる。
その上手さを、歌った瞬間にかなぐり捨て続けている人はそうそういない。

喉を震わせて言葉を響かせた瞬間、もう次の崖に立っている。美しい歌声を持っているのに、そこにすがりつかない姿に、魂が震えた。

特に「カスミソウ」と「無題」で、自然と涙が出た。演奏後、鼻をすする人たちがたくさんいた。

MCも含めて、言葉が浮つかない、いい意味で言葉が身体に張り付いているような人だと思った。誠実な人だった。

素晴らしい時間をありがとうございました。

ホ・オポノポノがようやく腑に落ちてきた。

僕の言葉になるけど、ホ・オポノポノでは、「起こったこと全ては自分の問題」と捉える。
自分に関わりのあることは全て自分やあらゆる存在の過去の記憶が再生されている(ビデオテープのように)のだ、という考え。

で、その記憶を「クリーニングする」という表現を使い、生起した物事や人、関係性、感情など、あらゆることに言葉を投げかけていく。

ごめんなさい・許してください・ありがとう・愛しています

という4つの言葉を使う、というのが基本なんだけど、これらの言葉にもちゃんと意味があるのだろうけど、ぶっちゃけ、ぶっちゃけのぶっちゃけ、この言葉が本質ではないのだろうと僕は思う。

(純喫茶和歌子にて、和歌子さんが珈琲をいれる様子)

今何かが起こったとして、それに対してこれらの言葉を唱えている時、自動反応のように動いていた自分の思考や行動は止まる。
ブレーキを踏んで止まるというよりも、ギアがニュートラルに入る感じ。

ふっ、と止まる。

止まると、それを見ることになる。そこに鍵がある、と思う。

何かあった時に、「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」と、思考せず唱えることの中に、誠実さがあるかどうか。

自分に対する誠実さは世界に対する誠実さだと思う。

自分のこと、世界のことを見ることから逃げないこと。逃げるために思考を停止するのではなくて、見るために思考を停止する。

ホ・オポノポノで「クリーニングする」と呼ばれるその行為は、僕にとってはただ「見る」ことだと思える。

出来事や感情を否定したり押さえ込んだりするのではなく、何が起こってもただ自分と世界を見る。

僕はそこに自由と誠実さと厳しさと、救いを感じる。

長澤知之さんとホ・オポノポノに直接関係がなくても、どこか似たものを感じているのは、ただ僕にとって近いタイミングでその本質を見たからかもしれない。

でも、僕の中ではどちらにもロックという言葉が似合う気がする。

長澤さんの音楽性じゃなくてあの在り様。

ホ・オポノポノを自分の人生で何十年も実践し、伝えている一部の人たちの在り様。


自分に誠実に世界と繋がることの美しさは僕にとってのロックそのもの。

意外な感じでこの記事を終えることになったな。


読んでくださってありがとうございました。

正敏

(畑でトマトなどの苗を植えている様子。草をたくさん敷く)

【アカサカレコードからのお知らせ】

①次回の畑とカリーは5/30(水)です。12〜22時です。

 <場所>
なやカフェ
京都府京都市左京区北白川堂ノ前町1 デュ北白川102

北白川別当町の交差点を少し下ったところです。
最寄駅はたぶん茶山駅だと思いますが、けっこう距離あります。バスでは「北白川別当町」が最寄です。
コインパーキング近くにあります。
白川通沿いに看板出ているので、小さな階段を上がって奥までお進みください。

②次回のセンテンスのライブは5/31(木)です。

5/31(木)
二条nano
open 18:30 start 19:00
前売1500円/当日1800円
出演
藤山拓
ひやまのりみち(ジャスミンの香)
センテンス
谷口ビール

ご予約はsentence.infoアットマークgmail.com(アットマークを@に変えてください)までお願いいたします。


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