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障がいのある私の恋愛

私が恋愛のことをnoteやAKARIに書くことを、親がとても嫌がる。

永久に残る、ネットの世界に、そういう話を書いて欲しくないそうだ。

そんなことをよく言われるので、私も「そうだよなあ」なんて思っていたから、あまり恋愛についての話は書いてこなかった。

でも、勇気を出して書いてみたいと思った。
今しか書けない文章でもあると思うから。

気になる人

気になる人ができた。

私とその気になる人は、マッチングアプリ上で出会った。

マッチングアプリをすることは、親にも、支援員さんにも、そして精神科の主治医にもだいぶ反対されていたというのに、「彼氏がいない」という焦りから、ついついまた始めてしまった。

みんなが反対する理由は、私が見る目がなさすぎて危なっかしいこと。
そして、私の精神状態が安定していないこと。
もし、振られたりしたら、心の落ち込みに対処できないからだった。

あっちからいいねが来たのか、自分からいいねをしたのかは忘れてしまったけれど、電話で話した感じがとてもいい人な気がしたので、会うことになった。

自分の家から電車で40分の待ち合わせ場所に向かった。

緊張してたまらなかった。

私は、自分の外見に自信がない。
そんな私がどう思われるのか、ガッカリされないか、とても不安だった。

会ってみて、その人はとてもかっこよくて、おしゃれで、緊張がピークに達した。

2人でカフェみたいなところで話した。

会話が、2人だとぴょんぴょん弾んで、本当に天国みたいに楽しかった。

「めちゃくちゃ楽しかったよ!」

相手からそんなLINEが帰宅すると入った。

そして、2回目のデートに誘われた。

かっこいいなあ!

そう思って、それから毎日のように電話で話している。
あっちからかかってくる方が多い。

まるで

電話はとても楽しい。
話上手な人だし、私もスルスルと次々に話題が口から出てくる。
2人で大笑いしたりもする。

でも。

電話を切ると、途端に罪悪感と、苦しみで心がいっぱいになる。

私に、精神疾患があることは、相手に伝えた。
そして、私がちゃんとした正社員ではなく、福祉施設で働いている事も、伝えた。

彼は、「全然気にしないよ!!」と言ってくれた。

でも、私はどこかマイルドに伝えている。
色々な事を隠している。

私が障害者手帳を持っている事。
発達障害と双極性障害がある事。
心が壊れそうな激しい感情がたまに湧いてきて、もうどうしようもないという事。

本当は、私という人間は、彼が思い描いている人間と程遠いひとだ。

電話でも、演技している。
優しい純粋な可愛い女の子を演じている。

電話を切った後に、ふと思う。

「さっき彼と話していた人は誰??私じゃない女だ。」

彼といる時は、まるで自分が自分じゃない感じがする。

ありのまま

ありのままを受け入れてもらう。

私はこの言葉があまり好きじゃない。
いや、できない。

私は、ありのままの自分が大っ嫌いだ。

精神障害でたまに嫌な事があると涙が止まらず、イライラして物や人に少しだけ当たってしまう事。
発達障害があり、普通の女性よりできない事が多い事。
病気で体力がなくて掃除、洗濯、自炊があまりできていない事。

どれも、男性から愛されない要素ばかりだと思う。
ありのままの私は、魅力がないと思う。

ありのままの私は、人間に受け入れられないと思うから、必死で外見を磨いてきたし、仕事も頑張ったし、心のコントロールも頑張った。

でも、私はとても疲れる。
ありのままの私を隠し通すことはとても疲れる。

でも、今日も彼に本当の私を隠している。
私は...騙しているのかもしれない。

本当は夜中に

本当は夜中に、1人泣く夜に、彼に電話したい自分がいる。
付き合ってもいないのに、こんなことを思うから、私は魅力がないんだと思う。

必死でそれだけは耐えた。

私には恋愛がまだ早い。
私は人と深い関係なんて、まだ怖くて結べない。
そんなこと、みんなに言われてきた。

私なんかと付き合う男の人は可哀想だ、とさえ思う。
世界中の男の人と自分は釣り合わない気もしている。

でも、同世代の女の子たちは、もう結婚している人もいて、いつまでも心が安定するのを待つのは怖い。
年だけとってく。
それがとても怖い。

罪悪感はとてもある。
私の本当の症状を隠すことは、とても罪深いことだと思う。

相手の時間を奪っているにすぎないことだ。

でも、私は、それでも恋愛をしてみたい。
愛してみる事、愛される事をしてみたい。
だから、いつも本当の自分を隠して隠して...。

そんな毎日が、最近、心がはちきれそうに苦しい。

私の仕事

この間の電話で、彼とお仕事の話をしていた。

ブログを書く仕事をしている。

恥ずかしくて、笑いながら言った。

「まあ、そんな仕事、ないよね、不思議な仕事なんだ。珍しいでしょ!」

自分の大切な仕事をそんな風に言いたくないけれども、でもおちゃらけて言ってみた。

彼は、何も気にしてない感じだった。

「へー、すごいじゃん!!」

そう言ってくれた。

ふと、AKARIのことを思い出した。

「あー、今度読む?私が書いているサイトの記事。URL送るよ。」

彼は、

「わー!いいのー!!みたいみたい」

と言ってくれた。

その時、はっとある事を思った。

AKARI

AKARIを1年書いていきた。
私のいい事も、悪い事も書いてきた。
私のありのままを書いてきた。

私の病状、私の性格、私のネガティブ、私の躁、私の鬱、私の不登校。

いろんな事を書いてきた。

私は、彼にそれを知って欲しいと思った。

私は、こんな自分でも私を愛してくれる人と付き合いたいんだ。
私は、もう自分を隠す事に疲れた。
苦しい。
もうやめたい。

だから、もう、全て見せてしまおうと思う。
AKARIのURLを送って、おしまいならおしまいでいい。

ありのままを知ってもらいたい。
ありのままは受け入れられないと思っていた。
でも、本音は、ありのままの私を愛して欲しいんだと思う。

そんな人となら、本当に幸せになれる気がする。

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