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生を受ければ終わりは来る

こんばんは。
お読みいただき、ありがとうございます。


毎週日曜日と金曜日に投稿しているあかり紀子です。


あなたの心の休憩室となると嬉しいと、お話しさせていただいていますが、今回は、私自身が落ち込んでいて、あなたの心に寄り添えません。記録のためにこちらで落ち込んでいる理由を書きたいと思います。


出会いは16年前

君が我が家に来てくれたのは、16年前だったね。
お姉ちゃんと同じ誕生日だった君は、まだちっちゃくて、我が家で一番年齢も若かったね。


まだ赤ちゃんの君は、食欲旺盛で、でもミルクを飲むのが下手で、その姿が滑稽だったよ。


だんだん、コツをつかんで上手に飲めるようになったね。


好奇心旺盛なのに、ちょっと臆病なところもあって、私たちはそんな君の行動ひとつひとつに癒されていたよ。



お散歩デビュー

しばらくすると、いよいよお散歩デビュー。
初めての外は、君にとってどんなふうに見えていたのかな?


いろんなところを見てきたよね。
君の愛くるしい姿に、見知らぬ人もつい声をかけてくれたよね。


君は、誰に対してもその愛くるしさを届けてくれたね。
ちょっとずつお散歩の距離も長くなって、


君はお散歩が大好きになったね。



女子が好き

君はやっぱり男の子なんだよね。
近所の小学校や中学校から下校してくる子供たちからも声をかけられて、
みんなに懐いていくように見えてたけど、知ってるよ。


君は、女の子には甘えていき、男の子にはそうでもなかったってこと。


やっぱ女子が好きなのは、君が男の子だからなんだよなぁって思ってた。



お友達もできたよね

君は、誰とでも仲良くなれたよね。
君のおかげで、散歩に付き合うお父さんやお母さん、お姉ちゃんは、たくさんの犬仲間と友達になれたんだよ。


君が繋いでくれたお付き合い。


お姉ちゃんは、あまり人付き合いは上手な方じゃなかったけど、君がいてくれたから、自然にお友達が増えていったよ。


君が繋いでくれたお友達。


お姉ちゃんにもお友達ができたのは君のおかげだよ。



だんだんお友達も旅立っていった

君たちは、人間に比べると、その一生はとても短い。
お友達になった犬たちもだんだん天国へと旅立ってしまったね。


いつの間にか、君は私たちの年齢をはるかに超えていたね。
そして、君もたくさん病気をしたね。


それでも大好きなお散歩は、ゆっくりゆっくり一歩ずつ足を前に出して、
外の世界を楽しんでいたよね。


天国へと旅立った君のお友達のパパやママは、君を見て、変わらず声をかけてくれたよ。今でも人は繋がってる。
君にとってのお友達は天国へと旅立ってしまったけれど、君のことをわが子のようにかわいがってくれる犬仲間たちはずっとそばにいてくれたよ。



そんなに急がなくていいのに

君の病気が深刻になり、大きな病院に通うことになったよね。


そこで、君は入院や手術も経験したよね。
君が治るならと、私たちも必死になってたよ。


退院してからも君の体調はあまり良くならなかったね。
それでも君が一生懸命生きようとしているのが伝わってきたから、
私たちも一生懸命それに応えようとしていた。


私たちのところに来てくれた時。
君はまだ赤ちゃんだったのに、


いつの間にか家族全員を追い越してしまっていた。


そんなに急がなくてもいいのに…



お友達とは逢えたかな?

君は、目も見えなくなり、耳も遠くなり、歩くこともできなくなって、最後は立つこともできなくなってしまったね。


それでも、懸命に生きようとしていた君。


君との別れは、本当に突然だったよ。
朝もね。君のことを話してたんだよ。


それなのに、その日の夜に君は突然旅立ってしまった。


心の準備もできないまま残された私たちは、どうすればいいの?


けど…
君は、お友達に逢えてるかな?
仲良しだったお友達と再会できてるかな?


そちらでは、元気に走り回ってるかな?


懸命に生きた君を、私は誇りに思うよ。
生きることを決して諦めなかった君を、私は尊敬するよ。


天国で、お友達と楽しく走り回っててほしいな。



いつかまた逢おうね

君が先に行ってしまった天国。


私もそちらに行けるように、懸命に生きるよ。そして、旅立った時には、君を探すよ。


君に逢うためには、私は一生を間違わないで生き抜かなくちゃね。


そして、私がそちらの世界に行った時には、できれば迎えに来てほしいな。
君が来てくれなければ、もちろん私から探すけどね。


いつかまた逢おうね。


愛犬の突然の訃報

2022年1月21日(金)17:00少し前に、愛犬が生涯を閉じました。
16歳(今年の誕生日で17歳)でした。


緑内障、がん、肺炎…


まるで人間のような病気と闘い抜いた生涯でした。
朝には、元気に鳴いていたのが、夕方には鳴き声ひとつあげないで眠っているようで、全然現実を受け止められていません。


実家の愛犬なので、まだ私は逢えていません。明日実家に行ってきます。
毎週日曜日と金曜日に投稿していましたが、今度の日曜日には、投稿できそうにありません。


しばらく、こちらもお休みします。今までお読みいただいたすべての皆様に感謝しています。


命の大切さは、日頃から考えていたと思っていましたが、その大切な命の灯が消えたことに直面すると、「私は自分の命を粗末にしていないだろうか?」と考えさせられます。


愛犬からは、たくさんの癒しと、優しい気持ちと、幸せな日々をもらいました。私もそんな人間でありたいとさえ思っています。


訃報を聞いてから、ずっと涙が止まりません。こんなに涙って止まらないものなのだと自分でも驚いています。
親不孝ながら、義父母の他界、実母の他界の時にもこんなに泣いていない気がします。


大好きで、大切で、かけがえのない存在だった愛犬。
明日、実家に行ったら、また泣いてしまうんだろうなって思ってます。


生を受ければ、最期は必ず来ます。


動物は特に、寿命は人間より短いとされている場合が多いですから、
私たちは、その死を経験することも多いでしょう。


そして、改めて命の大切さを知るんです。


愛犬の生涯は16年で閉じてしまいましたが、愛犬にとって、この16年は、どんな16年だったのでしょうか。


最後は大好きなお散歩にも行けない、家の中を歩き回ることもできなかったですが、家族が膝に抱っこしたり、時には普通に抱っこすると、甘えてきてくれました。


特にお姉ちゃんは一番お世話をしていたので、愛犬も一目置いていました。最後の方では、食事も抱っこもお姉ちゃん以外は受け付けなくなるほどです。


今、一番お世話をしていたお姉ちゃんは、憔悴しきっています。
落ち着くまでは、家族を支えたいと思います。


今までありがとうございました。また落ち着きましたら、心の休憩室を再開したいと思います。


あかり紀子

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