人を避ける

少し前にこんなことを書きました。

タイトル通り、僕は町で知り合いに会ったら隠れる派です。
その長です。

これは面倒くさいからだと思っていたのですが、その考えは危険だという意見もあるみたいです。

それは、ただ人を避けているだけではないのか？ということです。
確かにそう言われればそうかもしれません。
理由を付けるために面倒くさいと言っているのかもしれません。

ではなぜ人を避けると危険なのか？
人を避け続けると引きこもりになってしまうからです。
だとしたらよくありません。これはヤバいです。何とかしなければなりません。

そんなことを思っている時に事件が起こりました。

スーパーでキャベツを買ったところ、レシートを見たら『レタス』となっていました。
100円のキャベツが178円のレタスになっていたのです。

ちょっと損だけど、店員に言うの面倒くさいし、まあいいかとそう思った瞬間です。

もしかしたら面倒くさいではなく、人を避けているのではないか？

僕の脳裏にこの言葉が聞こえてきました。
エコーが掛かっていました。

逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。

僕は思い切って店員さんに言った。「このキャベツなんですけど」

すると店員さんが言った。「すいません、虫いましたか？」

え？虫いるの？と思った。
だったらキャベツキャンセルしたいと思った。
しかしよくよく考える。
虫がいるということは良いキャベツという証拠でもあるし。
そして虫がいることは店員さんが悪いわけでもないし。
よし、キャンセルは辞めよう。

「やっぱり大丈夫です」と言いかけたその時、
あれ？虫の話じゃない！

そして僕はキャベツとレタスの打ち間違えの報告をしました。
クレジットカードを一からやり直し、店員さんから丁寧な謝罪と新しいレシートを貰いました。
そこにはちゃんと『キャベツ』と書いてありました。

僕は人と関わりを持った。

こうして引きこもりを回避した。